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「感受」とは、外界からの刺激を感覚器官によって感じ取り、心に受けとめる働きのことです。極めて初期的な感覚印象で、その印象は「快」「不快」「中性」の三種類に分けることができます。 |
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「表象」とは、「感受」によって心に形作られる印象のことです。「表象」への入力は、外的な刺激のみならず、内的な記憶なども影響しています。前者の入力を「外感」といい、後者を「内感」といいます。 |
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「生理」とは、生命を営む諸現象です。例えば、脳波や心電図、体温、皮膚電位などの指標をもって測ることができます。緊張したときに呼吸が乱れたり、手に汗を握る現象もこれに当たります。生理への入力には、情報循環の他にも薬物や身体への直接的な刺激もあります。 |
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「認識」とは、本人の思い込みのことであり、事実とは限りません。本人の思い込みにより、感情(楽しい気分や嫌な気分、怖い気分、やる気等)が起こり、言動に及ぶのです。このようにして、バイアス(偏り)の掛かった内的活動(循環)が、「現状」を作っているのです。 |
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「感情」とは、感受した出来事の内面的処理の結果であり、言動に至る動力源になります。 |
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「言動」とは、発する言葉や行動、態度、表情など、環境への情報発信形態の全てです。 |
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「現状」とは、社会における本人の立場、影響力、所有物、人間関係等を指しています。 |