Lesson2.“チャンス”の前面に貼ってあるラベル
メルマガ「『成功する人』と『失敗する人』の決定的な違い」 vol4 2002.1.14 配信 より (改訂版) 2005.7.22
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人をコルパーと非コルパーに分ける“チャンス”の前面に貼ってあるラベルには、何と書いてあると思いますか? なぜこんな質問をするのかというと、多くの人生を観ていて強く感じる一つの事実があるからです。それは、コルパーに成るチャンス、力の出し所が目の前に来ているのに、チャンスとは気づかずに、そのブルドーザーで非コルパーに仕分けられる人が実に多いという現実です。
チャンスというブルドーザーをはっきりと認識できるようになると、こんな失敗をせずに済みます。コルパーは、チャンスを嗅ぎ分ける嗅覚、すなわち踏ん張り所を捉える能力に長けているのです。そして、この能力こそ、心構えによって磨かれるのです。
チャンスの前面には何と書かれているか、その答えを言いましょう。それは【問題・障害・逆境】です。
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コルパーは、【問題・障害・逆境】をスプリングボード(切っ掛け・契機)にして、成功を重ねながら真のコルパーに成っていきます。チャンスというブルドーザーにぶち当たったら、グッと腰を下げて脚にエネルギーを蓄え、次の瞬間にはコルパーとして成功フィールドに跳び上がります。【問題・障害・逆境】と書いてある出来事こそ、本物のチャンス、コルパーへの「登竜門」なのです。
一方、【問題・障害・逆境】を“怖いもの”“避けたいもの”として捉えてしまう人は、実力を発揮できないままブルドーザーにはね飛ばされて、失敗フィールドに落ちてしまいます。【問題・障害・逆境】は、コルパーと非コルパーに分ける機会(チャンス)なのです。
【問題・障害・逆境】というチャンスには、人為的なものも多く含まれます。ですから、人間関係のマネジメントがとても大切になってきます。あなたがコルパーに成ることを決めたとき、あなた自身の過去にもしっかりと責任を取らなければならないのです。そして、このような【問題・障害・逆境】こそがチャンスなのです。その理由は、レッスン4で詳しく解説します。
もしも、あなたの目の前に“順境のチャンス”と思える出来事が現れたときは、手放しで喜ぶ前にチェックしなければならないことがあります。それは、そのチャンスを生かしてコルパーに成るとき、併せてどんな障害が出てくるのか、あるいはどんな代償が払えるのか、ということです。これを「リアリティ・チェック」(後のレッスンで具体的に解説します)といいます。もしも、障害や差し出すべき代償が見あたらないならば、気をつけなければなりません。なぜなら、障害や差し出すべき代償のないチャンスは、人生の“落とし穴”である場合が多いからです。
コルパーは、“懐疑的(批判力を持った)楽観主義者”である場合が殆どです。あなたもそうでなければなりません。
“代償”・・・そんなのいやですか? でも、例えば“笑顔”も立派な代償です。赤ん坊や恋人同士を見れば分かりますね。“笑顔”で沢山の幸せを受け取っています。「代償=負担」なんて考える必要はないのです。“代償”とは、単純明快な物理的法則なのです。 |
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