茹で蛙シンドローム |
メルマガ「何となく体調不良のまま人生送るんですか?」 vol11 2002.8.13 配信 より (改訂版) |
熱い湯で満たされた鍋に蛙を投げ込むと、蛙は驚いてとっさに飛び出ます。しかし、少し低温の水が入った鍋に蛙を入れて徐々に水温を上げていくと、28℃ぐらいで蛙は良い気分になって動きがゆったりしてくるそうです。そして、その後も少しずつ温度を上げていくと、蛙はとうとう茹で上がって死んでしまうことがあるそうです。
すなわち、ぬるま湯の環境にどっぷりと浸かっていると、思考力・行動力は低下してしまって、その後徐々に環境が悪化しても、蛙は「何か変だ、何かおかしい」と思いながらも、悪環境から逃げ出す行動ができなくなってしまうというのです。その気になれば、簡単に逃れることができるのに・・・。 |
なんだか示唆に富んでいる話だと思いませんか? ややもすると私たちは、自分の周り数メートル四方を見て、それが絶対に変えられない環境だと思ってしまっている(というか、変えてみるという発想自体がわかない)ときがあるんですね。職場でも、家庭でも、サークルでも、その他いろいろな環境で・・・。
でも、ほんのちょっと外側には別の様々な環境があって、いつでもそこに移ることは可能なんです。それに気がつくと、心に大きな余裕が生まれます。すると面白いことに、“ちょっと今の環境を改善してみよかな”なんていう勇気がわいてきたりもします。いずれにしても、環境を変えるということは、まず自分が変わって何らかの行動を起こすということに他ならないのです。
この「茹で蛙実験」を実際に行うと、様々な条件が絡んでケースバイケースの結果となるでしょうね。いずれにしても、示唆に富んだ寓話です。 |
ウィンドウを閉じてお戻りください。
セルシネ・エイム研究所のホームページはこちらです。
COPYRIGHT SELSYNE AIM INSTITUTES. WADA CHIHIRO
|