1. |
赤血球が内包するヘモグロビンの働きで、酸素や二酸化炭素を運搬する。外呼吸(肺呼吸)によって、酸素を血液に吸収し、二酸化炭素を体外に排出する。内呼吸(組織呼吸)では逆に、酸素を組織に供給し、二酸化炭素を回収する。また、内呼吸では同時に、栄養を組織に供給し、代謝産物(乳酸、尿酸等)や老廃物を回収する。
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2. |
標的細胞にホルモンを運んで、生理機能(食欲、睡眠、性欲、意欲等)を調節したり、感情や行動に影響を及ぼす。
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3. |
白血球(果粒球、リンパ球、単球)を各組織に運んで、そこで異物や病原体を発見すると、免疫的生体防御系の役割を果たす。
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4. |
36.5℃の体温を運ぶ。
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5. |
各組織で大きく異なるpH指数(酸性〜アルカリ性)を、身体全体としては一定のpH約7.4に保つ。炭素水素や血漿蛋白、ヘモグロビン等が、pH緩衝とて働く。
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6. |
血管が破損した場合、結合組織線維に血小板が集積して血小栓を形成する。小さな傷なら、3分以内に完了する。
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