2006年−年末のご挨拶
SELSYNE                 号外 2006.12.31




お久しぶりです。セルシネ・エイム研究所の和田知浩です。今、年末の諸々を終え、一息ついたところです。今年も、この「全メルマガ共通号外」でのご挨拶が最後の仕事になりました。きっと、年が明けてからお読みいただく人も多いことでしょう。

独立して六年、今年も様々な人に支えていただきながら過ごしてきました。この場をお借りして感謝の意を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願い致します。

さて、あなたにとってこの一年、2006年はどんな一年でしたか? 毎年同じ質問をしていますね。

これまでにご報告してきたように、私にとっての2004年は「著作権元年」、2005年は「喧嘩の決着」でした。そして今年は・・・、まだ決めていません。この文章を書きながら、徐々に見えてくるかもしれません。

2004年の「著作権元年」については、今年も引き続き強く意識しました。自身の著作物が、法やマナーに違反した形で利用されることは、創作公開意欲を大きく損なうものです。私が好きなアーティストは、毎年出していたアルバムをここ数年間はパタリと停止しています。デジタルコピーによる著作権侵害の横行が影響していることは間違いないでしょう。仕事も恋いも、このアーティストの楽曲でモチベーションを高めてもらっていた私としては寂しい限りです。

私自身は、創作意欲を維持するために、2005年からスタートした「コルパーに成る」http://www.selsyne.com/aim/calper/ で、レーマ及びそれに準じる部分は「SECRET」として伏せ、その上で公開しながら創作しました。この試みは成功し、一区切りのレッスン10まで完成させることができました。そして、完全版は価値ある使い方ができています。今後もこの形を踏襲しながら進めていきます。もちろんいずれは、著作権を守る手立てを講じた上で、一般にも公開していきます。

創作というのは、創作者が潜在的に持っている価値あるものを顕在化させて、いつでも使える状態にするということです。ですから、潜在的に有しているだけでは、それこそ使えない訳です。

たまに、「ケチらずに情報発信していくべきだ、発信すれば、何倍にもなって返ってくるんだから」という意見を聞きます。この考え方は正しいと思います。私もセミナーやセッション、執筆活動をしていますから体験的にも良く分かります。しかし、情報発信の仕方はしっかりとマネジメントすべきだと思います。その分野の最先端の創作、研究であるならばなおさらです。

今年の12月に入って、驚くことがありました。弊社のHPに掲載しているNLPに関するコンテンツが、コピペでそのまま流用されていたのです。大阪にあるその会社にさっそく連絡を取ると、当初はその事実を認めたにもかかわらず、現在は誠意ある対応をされていません。この件については、年明け早々から然るべき対応を執る予定です。

自身の創作、本当の意味での創作を維持し、更に高めていこうとするなら、著作物の管理(債権債務/権利義務 等の主張)を怠ってはならないと思うのです。デジタル技術とインターネットが普及した現在、「創作する人」と「模倣する人」の闘いはますますヒートアップするのでしょうか? もちろん私自身も沢山の恩恵を頂いていますから、模倣する場合には、法律とマナーを守って利用していきたいと思っています。いい掛け算にしたいですね。

私の2005年を表した「喧嘩の決着」については、その成果をますます進化させることができています。二つの喧嘩の内、一つは速聴(「速聴」はSSI社の商標です。弊社では速話聴取と呼んでいます)です。そしてもう一つはNLPです。サラリーマン生活にピリオドを打ち、落とし前をつけるために闘ったのが、この「速聴」と「NLP」です。

昨年の終わりにご報告したように、この二つの喧嘩は有意義に終えることができました。市場も益々活況となり、社会貢献にもつながったと自負しています。二つとも私の手を離れていますが、弊社では、この二つを掛け合わせたNL-P&A(エヌエルピーエー)、そして、それを進化させたNL-ANP(エヌエルアンプ)と展開しています。詳細は、メルマガ「“速話聴取法”で、あなたの頭脳を瞬間チャージ!」の7号でご紹介した通りです。以下の、URLにバックナンバーを掲載しています。
http://www.selsyne.com/aim/products/osusumepoint/13sinkasitudukeru.htm


さて、今年における私の「マイトピックス」は、二つの「今更ながら」でした。一つ目は、タッチタイピングができるようになったこと。初めてPCを買った(正確には「買ってもらった」ですが)のが二十歳の頃だから、もう22年前です。FORTRANやBASICを、キーを探しながら打ち込んだものです。しかし、タッチタイピングの発想がなかったので、キーボードを見ながらの入力でした。

入力スピードは十分に速くなっていましたが、入力途中に変換候補が表示される「入力アシスト」などの機能を有効に活用できていませんでした。タイピングの練習ソフトを使って何度かタッチタイピングに挑戦したこともあるのですが、その都度挫折していました。

ところがこの秋、タイプミスを繰り返しながらも、ゆっくりと気長にタッチタイピングで執筆を続けていると、一晩でスムーズに入力できるようになりました。ポイントは一つ、いつでも指をホームポジションに戻しておくこと、ですね。

それなりに出来てしまっていたが故に更なる成長を阻んでいたこと、それを克服することが出来ました。何でも、基本をおろそかにしてはいけませんね。

そして今年もう一つの「今更ながら」は、細分化目標の設定の大切さを再認識したことです。

現在私は、コルパー化を支援するためのSeSMaT(セスマット)というセルフマネジメント技術を開発しています。このプロジェクトは今年の6月にスタートしたもので、昨年からスタートしているコルパー化支援プロジェクトの一環です。

このプロジェクトはあまりにも壮大なため、私の生涯プロジェクトです。しかし、そのために「のんびり」していたところがありました。これではいけないと、SeSMaTのある部分を2008年に完成させる目標を立てました。そして、その細分化目標を約30ステップ設定して、この8月から取り組んでいます。

この作業は好きでやっていることですが、骨の折れる作業でもあります。そんな中、ある法則が発生しました。それは、一つの細分化目標を成し遂げてホッとしていると、嬉しい出来事が起こるのです。それはまるで、「よくやったね」「いいのが出来たね」と、天からご褒美を頂いているような感じです。「今更ながら」ですが、大局的な目標を持つこと、そして、それを達成するための細分化目標を設定して取り組むことの価値を再認識できた年になりました。

というわけで、2006年は「今更ながらの能力開発と気づき」とします。あなたはどんな一年でしたか。そして、2007年は・・・


                   セルシネ・エイム研究所 和田 知浩





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