2009年−年末のご挨拶
SELSYNE                  号外 2009.12.31



               3誌共通号外



2009年最後の日、ただ今午後3時前です。ここ東京は青空が広がっていますが、風が少し強めに吹いています。

もう何十年もお世話になっている人、あるいは、今年縁を得た人。いろんな人に支えられて今年も大晦日を迎えることができました。感謝の気持ちで一杯です。

45才になった7月、「これまでの私の人生に一番影響を与えた○○ランキング」をやってみました。○○には、同性や異性、楽曲などを入れます。心を落ち着けて人生を振り返ると、意外な人がランキングの上位に入ってきたりします。それがまた、感謝の気持ちを増大させます。

今年のスポーツを振り返ると、やはりWBC連覇が私の記憶に一番強く焼き付いています。侍ジャパン原辰徳監督の姿勢は、本当に素晴らしかったと思います。多くの野球解説者同様、私も「もうイチローは代えた方がいい」と思っていました。原監督はそのプレッシャーに耐え、信じて任せた選手を最後まで外しませんでした。

私は、世間がいうほどイチローが特別凄いとは思っていませんでした。それはおそらく、私が中途半端に中学・高校と野球をやってきたからだと思います。「あの位できるよ」と思ってしまうのです。

プロの選手が凄いと言うのですから本当に凄いのだと思いますが、半端者から見るとその凄さが分からないのです。

ところが、今回のWBCにおけるイチロー選手の起承転結は、そんな私にさえ大きな感動を起こしてくれました。WBCを切っ掛けに、私はイチローの大ファンになりました。イチローのメンタルは凄い。いや、凄かったであろうメンタルが、今回のWBCでの苦悩でさらに突き抜けた、と思いました。

さて、今年一年間をセルシネに限って振り返ると、「“脳波”中興の年」となりました。

アルファ脳波を利用したメンタルトレーニング法を開拓されてきた工学博士志賀一雅氏が新開発された脳波バイオフィードバック装置「アルファテック4」、そして、永年お世話になっているフューテックエレクトロニクス社が新開発された「BrainPro(FM-929)」。この2機種の発売を機に、脳波測定器のポータルサイト「NOWHADAS」をオープンし、ご好評を頂いています。
http://www.selsyne.com/aim/products/nowhadas/index.htm

さかのぼって2月には、ヨーガインストラクター(脳ヨガ/キネシヨガの創始者。株式会社アルボル代表)の瑜伽さんが、自身の脳波を測って欲しいと来訪されました。

測定してみてびっくりしました。ここまで自身の脳波をコントロールすることができるのか・・・と。

アルファ波が単に強く出る人はたまにいますが、そういう人でも、そのアルファ波を下げるようにお願いしてみてもなかなか思うようにできせん。そういう人は、アルファ波が無意識のうちにセットされているわけです。

ところが瑜伽さんはヨーガのポーズや技法を変えることで、アルファ波のボルテージを自在にコントロールできました。

これを機に私は、達人達の脳波を収集したいという気持ちに駆り立てられました。フューテックエレクトロニクス社にご支援頂き、「ファインブレイン研究会」を4月に立ち上げました。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/index.htm

また、いろんな部位の脳波を測りたいという思いから、特製脳波センサーも制作しました。
http://www.selsyne.com/aim/products/nowhadas/index.htm#tokusei-nouhasensor

このような活動が雑誌の特集記事で紹介されたり、テレビ番組制作者から脳波測定に関する相談を頂くようになりました。

これまでにも、脳波測定のオペレーターとしてテレビ番組に協力することはありましたが、和田の解説が欲しいとご指名を頂くようになったのは今年からです。

10月にはテレビ東京の「やりすぎコージー」で、零磁場パワースポットで有名な「分杭峠」でタレントの脳波を測った様子がオンエアされ、好評を博しました。
http://www.selsyne.com/aim/products/nowhadas/index.htm#yarisugiko-ji-

そして、12月27日には、来年早々からスタートするフジテレビの新番組のロケで、タレント10名の脳波を計45件測定させて頂きました。
http://selsyne.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-b219.html

脳波測定をしっかり行うことが難しい現場で、少々粗っぽいこじつけになってしまいました。

しかし、プロダクションと制作会社による事前シミュレーションのミーティングから参加させて頂き意見を述べ、ロケでも精一杯のコメントをさせて頂きました。

何より、多くのタレント、そして、プロデューサーからアシスタントまでがそれぞれの仕事をプロ一流の心技でこなしている、その中の一員として参加させて頂けたことがとても嬉しかったです。2000年に右も左も分からないままに脱サラしたときには、このようなチームで仕事をさせて頂けるようになるとは想像すらできなかったことです。

さらに、脳波関連の今年の特徴として、鉄道会社3社から、運転士のメンタルケアの道具として、脳波測定器のご注文を頂いたことです。各社とも、運転士のケアが急務のようです。

そもそも私が脳波測定をしているのも、能力開発/メンタルトレーニングの礎を築くためです。ファインブレイン研究会で培ったノウハウを商品化して多くの皆様に利用して頂けるように、新ブランド「SSDS−GAM(エスエスディーエス・ガム)」を立ち上げました。その第一弾、メンタルトレーニングサポートサウンド「実現」を今月リリースしました。
http://www.selsyne.com/aim/products/ssds-gam/jitugen/index.htm

SSDS−GAM「実現」が多くの人たちの人生を切り開く確かな道具として貢献できることを願っています。


そんなこんなで、私にとっての2009年は、最初にお伝えしたとおり「“脳波”中興の年」となりました。あなたの2009年はどんな一年でしたか?

今年一年、ありがとうございました。良い年をお迎えください。


                   セルシネ・エイム研究所 和田 知浩





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