2011年−年末のご挨拶
SELSYNE                 号外 2011.12.31




               3誌共通号外



2011年の大晦日、只今16時40分です。東京は一段と冷え込んでいます。

東日本大震災と大津波、そして福島第一原発事故により被災され、今も不自由かつ苦しい生活を余儀なくされている人達が大勢いらっしゃいます。何と声を掛けたらよいのか察することすら出来ません。

福島第一原発事故の消災に原発村以外の機関が立ち向かった時、私はツイッターで次のようにつぶやきました。3月19日です。

「“チーム日本”になったらもう誰も文句は言いませんよ。日本人全員が当事者だから。後は一人ひとりができることをやるだけです。」

同感とのつぶやきももらいました。

しかし、この一体感はすぐに消えて無くなりました。

理由は、正しく有用な情報が無かったことでした。

その為に、勇敢な行動が“的外れの努力”になってしまったからです。

原発村の人達、そして騙して連れて行かれた人達だけの消災活動に戻り、その他大勢の日本国民はまた右往左往する傍観者になってしまいました。

ロボットなどの日本が誇る技術を生かせなかったのも、長年に渡る安全神話という目隠しが原因でした。

まともな思考と行動をするためには、正確な情報が必要です。

原発は戦争と似ています。一部の人達の思い込みで進めるのは大変危険であり、許してはならないことです。

遅きに失していますが、あり方を改善して欲しいと思います。


こんなに暗い日本のムードを一時でも晴れ晴れとさせてくれたのが、8月の“なでしこジャパン”のワールドカップ制覇でした。本当に素晴らしかった・・・


すいません、また尻切れトンボになってしまいます。

NHK紅白歌合戦、楽しみです。堪能します。魅せてください。

今年も一年間ありがとうございました。良い年をお迎えください。


                   セルシネ・エイム研究所 和田 知浩





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