SSI 社の表現について
メルマガ「『成功する人』と『失敗する人』の決定的な違い」Vol.13(2002.6.13 配信)から抜粋
2004.1.28upload |
先日、弊社ユーザーの方からこんな質問をいただきました。
「和田さん、速話聴取って4倍速までしか聴けないって本当ですか? 大脳生理学的に4倍速が限度だってSSIのwebサイトに書いてあるんですが・・・」
そんなバカな! と思いつつSSI社のwebサイトを開いてみました。そこには・・・(>_<) (?_?) まさに“目を疑う”とはこのこと、びっくりしました。
「競合他社製品は劣悪品」とする文章がずらっと並んでいました。あまりにも不認識な表現に呆れてしまいました。
電話をくれたユーザーは、弊社商品「デジヴォ」を実際に活用されている方で、SSI社の「速聴機」も購入されている方なので、音質や専用ソフトの点は笑い話で済んだのですが、問題は以下の表現です。
「大脳生理学的に認知できる音声は4倍速(当社基準による)が限界のため、それ以上の倍速は認知することは不可能です。」
トレーニングを始めて間もない方がこれを読むとどうなるでしょう。おそらく多かれ少なかれ「自己限定」が自動意識に形成されてしまうでしょう。自己限定とは、自分が決めた(殆どの場合、無意識のうちに)能力の限界点で、それ以上の能力が顕在化(開発)されることはありません。この作用をメンタルブロックとも言います。
能力開発を謳う私たちが絶対に犯してはならない行為です。
また、「大脳生理学」という言葉が使われていますが、大脳生理学にSSI社が主張している見解は一切ありません。
それでは、なぜ4倍速なのか? 単純なことです。
私がSSI社で「速聴機」の開発をコーディネートした当時、音声処理デバイスを供給してくれた大手電器メーカーの技術的限界だったからです。これが、業界標準となっただけです。
現在弊社では、2倍速の音声ソフトを用意し、これを「デジヴォ」で再生することにより8倍速(超高速テンポに聴覚を慣らすことが目的です。音声補正技術のレベルを超えているために、聴き取ることはできません)までのトレーニングを可能にしています。その結果、4倍速以上の聴取能力が開発されるユーザー様が増えています。
また、マシーン自体の再生最高速度を上げるための研究開発も進められており、いずれ5倍速、6倍速の再生が可能なマシーンが商品化されます。
・・・以下割愛・・・
注:上記内容は、平成14年6月に配信したメルマガの一部を改訂したものです。現在も、SSI社のwebサイトにおいて訂正されておらず、本件に関して、お客様からの問い合わせが後を絶たないため、改めて本ページに掲載致しました。
H16.3.20
「大脳生理学的に認知できる音声は4倍速(当社基準による)が限界のため、それ以上の倍速は認知することは不可能です。」という表現が少し改善され、「推奨速度はあくまでも4倍速未満です。」と変更されていることを確認しました。
H16.12.12
「推奨速度はあくまでも4倍速未満です。」という表現と、暗に「デジヴォ」が粗悪品と誤認させる文章が削除されていることを確認しました。
平成18年10月2日現在、本件に関するSSI社の掲載ウェブサイトは以下のURLです。
http://www.ssigrp.com/info/caution/index.html
(たまにURLが変更されます。その場合は、SSI社のウェブサイトからリンクを見つけてください)
「SSI社の速聴システムのみに効果がある」かのような文章が掲載されていますが、これは誤った主張です。弊社では、「速話聴取マニュアル」など、能力開発を支援するプロダクツをご用意しています。また、様々な形のフォローアップをトータルセッションで行っています。 |
セルシネ・エイム研究所のホームページはこちらです。
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