速話聴取は「学習療法」的効果を発揮する
メルマガ「『成功する人』と「失敗する人』の決定的な違い」Vol.18(2002.12.17 配信)から抜粋
2003.8.19upload
今月の14日(平成14年12月)に京都で、第1回学習療法国際シンポジウムが開かれました。
「学習療法(Learning Therapy)」って、聞かれたことがありますか? 面白いネーミングですよね。
内田クレペリン検査(中学生の頃にやらされた、沢山の数字が並んだ横同士を足して、その一桁目を下に書いていく作業です)のような、単純な足し算をできる限り速く行うという作業が、発達障害児や痴呆老人のリハビリテーション(社会復帰療法)として役立つという効果を表現したもので、東北大学の川島隆太教授らのネーミングです。
例えば、単純高速四則算を実施すると、おむつがいらなくなったり、コミュニケーションが上手にとれるようになったり、表情がしっかりしてくるというものです。これと同じ効果が速話聴取法にあるということは、本メルマガの13号で事例と共にご紹介した通りです。ほぼ受動的に行える速話聴取法には、大きな強みがあります。
そして、もちろん、「最近、頭の回転が鈍いなー」と感じている人や、高度な思考をする前の頭脳のコンディション作りにも、単純高速刺激は大いに役立つのです。

シンポジウムで私が一番共感したのは、リハビリ現場での成果を発表された二人の女性介護士の話しでした。ノウハウは現場に集約されてこそ実るのだと強く感じました。また、「学習療法を実施するために、普段よりも濃いコミュニケーションを患者ととったことが、成果に反映したと思う」という言葉には、心の首がきしむほど、うなずいてしまいました。






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