環境設定 |
COMポート番号:
脳波測定器「FM-929」とPCがAB型USBケーブルで繋がっているCOMポートを設定します。
基本データの再生条件を読込み時に保持する:
測定時に設定した測定条件を、再生時に反映させるか否かを選択します。
バイオフィードバック機能を有効にする:
バイオフィードバック機能を有効にするか否かを選択します。
「選択周波数を初期値にする」ボタン:
任意に選択した5ポイントの脳波の「有効/無効」「周波数」「色設定」を初期値に戻したいときにクリックします。前回の「パルラックス・プロ」終了時に設定されていた値が初期値となります。 |
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測定条件の設定 |
測定時間:
1分から10時間まで設定できます。1分から60分は1分刻みで設定し、1時間から10時間は30分刻みで設定できます。
測定開始・終了音:
スタートボタンをクリックし、且つ「FM-929」本体の「SENSOR」ランプが緑色になっていると測定を開始し、設定時間に達すると測定を終了します。開始と終了のタイミングに信号音を鳴らすか否かを設定できます。チェックを入れると発鳴します。
アーチファクト:
アーチファクト(被験者から発生する筋電などのノイズ)が混入したときに脳波測定グラフを表示するか否かを選択します。有効(表示しない)を選択した場合、アーチファクトの強さを0.0μVから50.0μVまで1μV刻みで設定できます。
バイオフィードバック:
「無効」を選択すると、バイオフィードバック機能は働きません。
「レベル」を選択すると、選択した脳波帯域が、選択した強さ以上出たときにフィードバックします。
「優勢」を選択すると、選択した帯域の脳波が他の脳波よりも強く出たときにフィードバックします。
「対象脳波」は、3.0Hzから30.0Hzまで0.5Hz刻みで設定できます。
「幅」は、対象脳波の周波数を中心に左右(周波数の高低)何Hzの幅を持たせるかを、0.0Hz〜7.0Hzまで0.5Hz刻みで設定できます。例えば、対象脳波を10.0Hz、幅を5.0Hzに設定した場合は、5.0Hzから15.0Hzが対象脳波となります。
※「パルラックスF」とは、“幅”の振り方が異なりますのでご注意下さい。「パルラックスF」では、例えば“幅”を4.0Hzに設定すると、対象脳波の左右2.0Hzずつの幅になります。
「スレッショルド」は、閾値(脳波電圧のレベル)を0.0μVから50.0μVまで0.5μV刻みで設定できます。
「音声出力」にチェックを入れると、測定データがフィードバック条件を満たしたときにフィードバック音(小鳥のさえずり)が鳴ります。 |
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プロフィール |
例えば被験者名を、そしてメモを入力します。連続して測定する場合は、プロフィール内容もそのまま引き継ぎます。もちろん変更することも可能です。パルラックス・プロを終了すると空白に戻ります。 |
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再生条件の設定 |
アーチファクト、バイオフィードバックの条件を再生時に変更することができます。
「比較グラフ色」は、棒グラフコーナーに表示される比較グラフの色を設定できます。 |
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コントロールボタン |
再生時、開始時点に移動します。
再生時、クリックする毎に次のマーカー時点へ移動します。
再生時、クリックする毎に、ステップ数で設定したポイント分量移動します。
クリックすると、「測定」若しくは「再生」を開始します。
クリックすると、「測定」若しくは「再生」を終了します。
逆方向:
チェックを入れると、時間の進む方向が逆になります。
ステップ数:
再生する際の1ステップの分量を64pt、128pt、256pt、512pt、1024pt、2048ptの中から選択できます。(「pt」はポイント)
再生速度:
再生する際の速度を1秒、0.5秒、0.25秒の中から選択できます。1秒は標準速再生、0.5秒は2倍速再生、0.25秒は4倍速再生に相当します。
※「ステップ数」と「再生速度」の関係については、「ステップ数」とは・・・以下に詳しく説明しています。
「結果」ボタン:
クリックすると、開始時点から終了時点までの「平均値」と「優勢率」を数値表示し、棒グラフも平均値に変わります。
「保存」ボタン:
測定終了時に有効となります。クリックすると、原波形のテキストデータが保存されます。この保存をしなければ、後で脳波を再生することができません。
「テキスト保存」ボタン:
測定終了時や基本データの読み込み時に有効となります。クリックすると、原波形をFFT解析した結果のテキストデータが保存されます。 |
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スクロールバー |
スクロールバーは「全時間折れ線グラフ」と「部分時間折れ線グラフ」に設けられています。
スライダー:
ドラッグして時間軸をサクサクと移動できます。
矢印ボタン:
クリックする毎に1pt(1/1024秒)ずつ進行/逆行することができます。押し続けると0.0156倍速の超スロー再生ができます。
レーン:
クリックする毎に64pt(1/16秒)、128pt(1/8秒)、256pt(1/4秒)、512pt(1/2秒)、1024pt(1秒)、2048pt(2秒)のいずれかの分量を進行/逆行できます。押し続けると1倍速、2倍速、4倍速、8倍速、16倍速、32倍速の再生ができます。分量の選択は、コントロールボタンの「ステップ数設定」コーナーで行えます。 |
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原波形 |
脳波の原波形(原脳波)を表示します。縦軸のフルスケールは-100μVから100μV、横軸のフルスケールは2秒です。測定時には1秒毎に表示します。右半分の波形が、次に左半分に移ります。再生時には、ステップ数の選択によって、64pt(1/16秒)、128pt(1/8秒)、256pt(1/4秒)、512pt(1/2秒)、1024pt(1秒)、2048pt(2秒)分量のいずれかで進めることができます。 |
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全時間折れ線グラフ |
選択した脳波(3.0Hzから30.0Hzまで0.5Hz刻み55ポイントの中から最高5ポイントの周波数を選択可能)のスペクトル(電圧)の変化をフルタイム(フルスケールは、1分から10時間)分を表示します。縦軸のフルスケールは、12.5μV、25μV、50μV、100μVから選択できます。
赤色縦線:
“現在”の時間で、この時点の脳波が他のグラフや数値表に表示されます。左から右に進んでいきます。
黒色縦線:
測定中、任意に挿入したマーカーです(画面の「マーカー(M)」をクリックするか、キーボードの「Mも」を押すことで挿入できます)。一回の測定中に最大99本マーキングできます。
上下外向き矢印:
再生範囲を設定した際の開始時点を示します。特に指定しなければ一番左側にあります。
上下内向き矢印:
再生範囲を設定した際の終了時点を示します。特に指定しなければ一番右側にあります。
「上下外向き矢印」と「上下内向き矢印」をドラッグして開始時間と終了時間を設定することができます。ドラッグすると「再生範囲の設定」ウィザードが開くので、「OK」ボタンをクリックして確定して下さい。
薄赤色帯:
選択した時間帯を示します。選択できる時間帯は1分か3分です。この時間帯が、部分時間折れ線グラフのコーナーに反映されます。 |
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再生範囲 |
再生範囲を設定したいときに、「設定」ボタンをクリックして「再生範囲の設定」ウィザードを開き、開始/終了時間を指定します。 |
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部分時間折れ線グラフ |
長時間測定した場合でも、この「部分折れ線グラフ」コーナーで1分か3分の幅に拡大して表示することができます。 |
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棒グラフのレベル表示 |
フィードバック機能の「レベル」を設定した際に、対象脳波の周波数帯域と電圧を赤色線で示します。 |
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棒グラフの優勢表示 |
フィードバック機能の「優勢」を設定した際に、対象脳波の周波数帯域を上部に赤色線で示します。 |
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棒グラフの周波数/電圧表示 |
電圧を知りたい棒グラフを右クリックすると、周波数と電圧が表示されます。 |
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比較グラフ表示 |
基本データと比較データを読み込んで「比較グラフ表示」にチェックを入れると、基本データの棒グラフの背面に比較データの棒グラフが表示されます。 |
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「表示時間」、「脳波レベル範囲」の設定ボタン |
表示時間:
部分時間折れ線グラフの表示時間幅に、1分か3分のどちらかを選択できます。
脳波レベル範囲:
全時間折れ線グラフ、部分時間折れ線グラフ、棒グラフ、拡大棒グラフの縦軸フルスケールを12.5μV、25μV、50μV、100μVから選択できます。 |
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選択脳波情報 |
原脳波からFFT解析された3.0Hzから30.0Hz(0.5Hz刻み)55ポイントの脳波から5ポイントを選択できます。それらの測定値、平均値、優勢率を表示します。また、全時間折れ線グラフ、部分時間折れ線グラフ、棒グラフ、拡大棒グラフで表示する該当周波数の色を指定することができます。 |
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「マーカー」、「スレッショルド」、「アーチファクト」コーナー |
「マーカー(M)」ボタン:
測定中に「マーカー(M)」ボタンを押すと、折れ線グラフにマーク(黒色の縦線)を表示させることができます。1回の測定で挿入できるマークは99本までです。
スレッショルドの出現率:
任意に設定したバイオフィードバック条件を満たした時間を歩合で表示します。
アーチファクトの出現率:
任意に設定したアーチファクトの電圧(レベル)以上の値が検出された時間を歩合で表示します。 |
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再生範囲の設定 |
全測定時間の中から任意の時間帯を設定して再生することができます。また、「結果」ボタンをクリックすると、この時間帯の平均値と優勢率が選択脳波情報のコーナーに反映されます。棒グラフも平均値に変わります。
「最初」ボタン:
測定時間の最初が開始時間として設定されます。
「最後」ボタン:
測定時間の最後が終了時間として設定されます。
「矢印」ボタン:
クリックすると、測定時に挿入したマーカーポイントに移動し、その時間が設定されます。
「現在」ボタン:
「折れ線グラフ」コーナーの赤色縦線がある時間が設定されます。 |