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「セルシネのブログ『人生成功 四方山辻説法。』

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弊社代表和田知浩が、折に触れて気ままに「人生成功」に関するメッセージを投稿しています。


2009年のバックナンバー

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詳 細
弊社主宰のファインブレイン研究会が、脳波測定でその効果を実証しています。
姿勢を整えて呼吸を整えて気持ちを整える
横浜の教室で、のべ1,500人/月が受講中。 DVDで練習することもできます。

vol.181 『フジテレビの新番組ロケでタレントさん達の脳波を測定。』 2009.12.30


今月27日(日)、テレビ番組のロケでタレントさんたちの脳波を測ってきた。

来年早々に始まるフジテレビの新番組で、その第一回放送の収録だ。

これまでと違う点は、事前シミュレーションに参加させていただいたことだ。

プロダクションと制作会社の合同ミーティングで、アシスタントから取締役の面々まで計15名程いらっしゃっただろうか。

脳波の簡単な解説を作成し、それを持参して一つの提案をさせていただいた。

それは良いと採用していただいたが、それが成功したか失敗したかはオンエアで判断していただくしかない。反省点、そしてより良くするためのアイデアも出てきた。

一カ所目のロケ地は横浜中華街。
横浜中華街

約束の30分前に到着したが、既に番組制作スタッフが脳波解析システムをセッティングしてくれていた。
テレビのロケ会場に脳波測定システムを設営。
この後、街中でオープニングを撮り終えた撮影クルーがどっと入ってきた。

写真に写っているスペースの3倍足らずの部屋にMCを含めてタレントが9名、そのマネジャー、プロデューサー、ディレクター、カメラは5台ぐらいあったと思う。その他、音声、照明、メーク、アシスタントらがギューギュー状態だった。

私はこの場所に座り、日本体育大学の教授と共に番組をサポートした。

一通りのトークが終わってから、各専門家として紹介された。MCが私たち二人を紹介し、私たちは立ち上がって挨拶した。と、ここまでの流れはディレクターから聞いていた。

座ろうとすると、MCが日体大の先生に「普段はどんなお仕事をされているんですか?」と質問した。

えー、そんなこと訊くの? 日体大の先生が返答している間、私の頭の中は適当適切な言葉をグルグル探していた。

テレビの収録という慣れない仕事のため、1軒目が終わった時点でぐったりした。時間も大分おしているようだ。

ここから東京に移動して、銀座と四谷での撮影が組まれている。7セットもの脳波測定システムを後2回速やかに設営/撤収しなければいけないのかと思うと気が遠くなりそうだった。

移動車の中で渡されたお弁当は鞄にしまって、お茶だけをいただいた。

一日セミナーで講師を務める際にも、昼食は取らないことの方が多い。昼食を取ってしまうと、その後に歯磨きやらトイレやらに時間を取られ、話しているときにはゲップが出てしまったりで、ありがたくないことが多いからだ。

中華街からベイブリッジを渡って銀座のインド料理屋へあっという間に到着した。

設営/撤収の心配は取り越し苦労だった。撮影スタッフの素晴らしいこと。設営はあっという間に済んでしまった。

新たに二人のタレントさんが加わり、爆笑トークが再開された。

番組内容をここで書くことはできないが、本当に楽しい一日だった。

1軒目では緊張で顔が引きつっていた私も、2軒目3軒目では、緊張の波を感じながらも存分に楽しむことができた。

さー、これをどのように編集されるのか、担当者の腕の見せどころだが、いかんせん脳波が相手なだけに、そして、出してしまった結果が結果だけに、苦労されるだろうと思う。

オンエアの日時は改めて紹介したいと思う。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.180 『SSDS−GAM「実現」のプロモーション活動。そしてもう一つ。』 2009.12.22


セルシネの新ブランド「SSDS−GAM」の第一弾、メンタルトレーニング・サポートサウンド「実現」を今月17日に発売した。

CDの内容と目指すところは、先日のブログ「メンタルトレーニングをサポートするサウンドCD、発売!」で紹介した通りだ。

その中で約束していた「試聴版」を作ったので、今朝、さっそく「映像配信局」にアップした。

「メンタルトレーニングに興味はあるけど、どのようにしたらいいのか分からない」という人には打って付けのサウンドに仕上がっている。

莫大な情報と強大な動力を持っている潜在意識。誰もが無意識に潜在意識から影響を受けている。その意図に耳を傾けながらも、逆に潜在意識をマネジメントできたとき、私たちの人生成功は大きな飛躍を遂げる。

「流れのまま」と「意するまま」の一見矛盾するあり方を一つ上で自己同一できたとき、まるで人生の乗馬法を体得したかのような楽しさがある。

「無意識の無能」→「意識の無能」→「意識の有能」→「無意識の有能」。この学習の4ステップを超えた「超意識の有能」こそ、SSDS−GAM「実現」が目指すところだ。

「超意識の有能」という生き方については、現在執筆中のアファーメーション本で触れている。乞うご期待!

「超意識の有能」になるための最初のステップは潜在意識との対話である。この対話、そしてそれをも手放すまでのトレーニングをSSDS−GAM「実現」でサポートしている。

SSDS−GAM「実現」は、様々な目標達成と問題解決、そして能力開発にご利用いただける。

先日、アップマープ・ファクトリー代表の小川正人師範を清涼堂整骨院に訪ね、SSDS−GAM「実現」を展示販売してもらえることになった。

そしてもう一つ、写真右の商品も。
SSDS−GAM「実現」。そしてもう一つ。

これは、来年セルシネから発売しようと考えている低周波グッズだ。既に市販されており、なかなか面白い効果を感じた。

いろんな人に試してもらって、その声を聞きつつセルシネならでは使い方アドバイスができるようにしたいと思っている。(発売しました。紹介URL:http://www.selsyne.com/aim/products/pulseegg/index.htm


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.179 『メンタルトレーニングをサポートするサウンドCD、発売!』 2009.12.19


私たちは、莫大な可能性が詰まった宝箱を持っている。

その宝箱をいつでも、どこへ行くときにも肌身離さず持ち運んで一緒にいる。

それなのに、その宝箱の蓋を開けることを忘れてしまった人がなんと多いことか。もったいない・・・。

宝箱には、様々な能力やアイデアが詰まっている。身体能力を向上させる宝。悩みや障害をスッと消しさる宝。チャンスを呼び込む宝。

誰もが持っている宝箱、潜在意識を使いこなすためのサウンドCD、SSDS−GAM(エスエスディーエス・ガム)「実現」を一昨日発売した。

SSDS−GAM「実現」は、あなたがコルパー(本当の自分が輝き始めること。最高の自分を取り戻すこと。)に成るためのメンタルトレーニングを支援する音響ソフトだ。

メンタルトレーニングは、「スポーツにおいて、暗示やイメージを用いた『精神の安定と集中』を目的とする自己管理能力の開発トレーニング」として普及した。

最近はスポーツの分野のみならず、様々な目的で、セルフコントロールや各種能力開発の方法として用いられている。

暗示やイメージを効果的に作用させるためには、その前提として「あなた自身が充分にリラックスしている」ことが大切である。

SSDS−GAM「実現」は、医療やスポーツ、ビジネスなどの分野で利用されている古典的な技法を採用している。

もちろん、単に古典的であることにとどまらず、先進的なセルシネオリジナルの技法も導入した。

1/fゆらぎは、心拍、蝋燭の炎や蛍火、アルファ波の増減、木漏れ日、小鳥のさえずり、金属抵抗の増減など、あらゆる物理現象、生理現象、社会現象に現れる。

例えば、浜辺の潮騒や小川のせせらぎ、大地をたたく雨音や雨だれの音など、自然の音が心地良く感じるのは、1/fゆらぎの音やリズムがあるからだ。

音楽でも、トルコ行進曲などクラシックの名曲には、1/fゆらぎのリズムがある。

杓子定規なリズムではなく、しかし出鱈目なリズムでもない。1/fゆらぎには、森羅万象を司るリズムが隠されているのかもしれない。

SSDS−GAM「実現」も、リラクセーション誘導を1/fゆらぎで奏でることにより、違和感のない自然なリズムで脳波をアルファ波へと誘導する。

自律訓練法(autogenic training)は、1932年にドイツの精神科医シュルツ(Schultz,J.H.)によって体系化された自己統制法である。

催眠誘導で深いリラクセーションを体験した人たちにそのときの体感を尋ねた結果、6つの体感が顕著に報告された。その体感をトレーニング者が呼び起こすことで、結果的にリラクセーションを得られると考える手法である。

6つ体感とは、「手足の重感」「手足の温感」「心臓の鼓動」「呼吸のリズム」「腹部の温感」「額の涼感」で、これを自律訓練法の「六公式」と呼ぶ。また、背景公式として「気持ちの落ち着き」がある。

自律訓練法は、ストレス緩和や、心身症/神経症などの治癒に効果がある。その結果、本来の活力が蘇ってくる。

自律訓練法では、公式を次のようにアファーメーションする。

背景公式:気持ちがとても落ち着いている。

第1公式:右手が重たい。左手が重たい。右足が重たい。左足が重たい。

第2公式:右手が温かい。左手が温かい。右足が温かい。左足が温かい。

第3公式:心臓が静かに、そして、しっかりと打っている。

第4公式:呼吸がゆっくりと楽にできている。

第5公式:お腹が温かい。

第6公式:額が涼しい。

このアファーメーションを自律訓練法では「言語公式」と呼ぶ。

また、「受動的意識集中」を作ることも重要なポイントである。

身体の任意の部分に意識を向け、その部分をただ感じる。意識で身体の状態をコントロールしようとするよりも、その部分の様子をありのままに感じることの方が大切である。

SSDS−GAM「実現」には、自律訓練法の体感誘導を一部採用した。

理想やあるべき状態を促されても、自分の現況とかけ離れていると、余計に拒否反応が出現してしまうものである。

音楽療法でいう「同質の原理」とは、現在の心身状態(テンポやリズム、気分)に近い音楽を聞くことにより安心感を得た後、徐々に理想の状態に適した音楽に変化させながら、心身本来の自律機能を回復させようとする方法である。

SSDS−GAM「実現」も、同質の原理を踏まえたフェーズ展開で構成している。

微笑み(ほほえみ)には大きな力がある。これは対人関係だけでなく、自身をベストコンディションに誘う方法としても同じである。

微かな微笑みの表情を作り、気持ちはただ「感謝」で満たす。感謝や喜びの理由を考える必要はない。現実の全てを受け容れ、既に「今此処」で満たされていることに気づくだけである。

この最も簡単なセルフコントロール法は、もしかすると最も効果的な人生成功メソッドと言えるかもしれない。それほどの効果があなたとあなたの周辺に起こり始める。

本編フェーズ9「ほほえみ」の前後に1分間ずつの無音フェーズがある。潜在意識とコミュニケートする上で、この無音フェーズはとても重要である。

フェーズ8「定着1」(無音−予感)では、ビジュアライゼーションとアファーメーションで照射された刺激に対する潜在意識からのメッセージをしっかりと受けとめていただきたい。

フェーズ10「定着2」(無音−静寂)では、もう何も考えなくていい。脳がクリーニングされながら神経回路をリセットする。新しいあなたの誕生である。

SSDS−GAM「実現」は、汎用性/応用性に優れている。あなたが掲げる願望や目標を選ばない。様々な目的にご利用いただけるサウンドである。

身体能力の向上、ダイエット、禁煙、病気療法、ストレス解放、躁鬱の平準化、性格改善、対人関係力の向上、不眠症の改善、学習効率のアップ、リモートビューイング(遠隔透視・千里眼)、目標達成や問題解決に関する閃き、行動計画の整理・・・と様々である。

SSDS−GAM「実現」は、3つのコースが1枚のCDに収録されている。

コース1「覚醒」は13分58秒。リフレッシュ/エネルギッシュに起床して一日をスタートしたいときに。

コース2「本編」は27分36秒。フルフェーズのメンタルトレーニングをしっかりしたいときに。

コース3「入眠」は18分15秒。ストレスを解放しながら心地良い眠りにつきたいときに。


「念ずれば叶えられる」・・・そのためには、「深く」「強く」「続けて」念じることが大切である。

深く念じるとは、アルファ波になること。一点集中になること。

強く念じるとは、アファーメーション(自己宣言)やビジュアライゼーション(映像化)の技法を使うこと。

念じ続けるとは、間を空けて繰り返すこと。


以上、SSDS−GAM「実現」のウェブページに載せたコメントを「である調」に変換して羅列してみた。

同ページには、1/fゆらぎのグラフやSSDS−GAM「実現」のフェーズ展開も掲載しているので是非!
http://www.selsyne.com/aim/products/ssds-gam/jitugen/index.htm

いずれ試聴もできるようにしたいと思っている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.178 『この“ブレイン・コンディション”を生かさない手はない。』 2009.12.1


ブレイン・コンディショニング・マシーン「リラクルー」は、“睡眠導入”や“過剰ストレスの除去”を目的に開発され、その効果は実証済みである。

ただ、ずっと思っていたことがある。「せっかくアルファ波が優勢の脳コンディションになるのだから、メンタルトレーニングに生かさない手はない」と。

高性能簡易脳波測定器「BrainPro FM-929」が完成したのを機に、ファインブレイン研究会の研究テーマとして、リラクルーの光明滅誘導を受けているときの脳波を測定してみた。

ミッドアルファ波の平均ボルテージが高くなってきている。
これは、私が実際にリラクルーを使ったときの脳波である。10秒毎の平均ボルテージを表示しているが、871秒(リラクルーに設定した15分間の誘導時間が終わる少し前)辺りからアルファ波の平均ボルテージが急激に高くなっている。

この脳波パターンは、まさに、達人がその能力を発揮しているときの脳波と同じである。

せっかくこのような脳波が出ているのに、ただの睡眠導入や過剰ストレスの除去だけで満足していたらもったいないということだ。

リラクルーが適確に脳波を誘導しているエビデンスをもう少し紹介しよう。

アルファ波(9.5Hz)の瞬間最高ボルテージが、35μV出ている。
これは、アルファ波の瞬間最高ボルテージだ。9.5Hzが35μV出ている。リラクルーの誘導が終わる15分目の直前の脳波だ。

残念ながら私は、ノーマルな測定でこれ程強いアルファ波を出すことができない。今のところ・・・

繰り返すが、この脳コンディションを生かさない手はない。

次に紹介する脳波は、リラクルー誘導した最初の3分間の分布グラフ。グラフ上がスタート時点で、一番下が3分経過時点だ。
1分40秒が経過した頃には、9.5Hzが優勢脳波になっている。すなわちミッドアルファ波である。

ご覧いただくと分かるように、最初は11Hz付近が優勢であるが、すぐにスローアルファ波側に移動し始めている。1分40秒が経過した頃には、9.5Hzが優勢脳波になっている。すなわちミッドアルファ波である。

そして、15分間のリラクルー誘導が終わる最後の30秒で、最も強いアルファ波が出現する。
15分間のリラクルー誘導が終わる最後の30秒で、最も強いアルファ波が出現する。

もっとも、私はアルファ波が強く出ないと言っても、かれこれ25年間間欠的に瞑想を続けてきているので、うまくいくときはうまくいく。瞑想状態で不思議な体験もしてきた。だから、リラクルーの補助があればこの程度の脳波が出て当然と言えば当然の話。

リラクルーを初めて体験される人の中には、なかなかリラクルーの誘導に乗れない人もいる。あるいは、脳波は良い状態になったとしても、それでどのようにメンタルトレーニングをしたらいいのか分からないという人もいるだろう。

メンタルトレーニングとは、暗示やイメージを用いた自己管理能力の開発トレーニングのことである。

スポーツの能力向上の方法として広まり、今ではダイエットや禁煙、病気療法、性格改善、対人関係力の開発、不眠症の克服、学習効率のアップなど、様々な目的に用いられている。

メンタルトレーニングの暗示やイメージは、潜在意識に適確に照射することが大切だ。莫大な情報を保有し、自身を動かす強大な力を持っているのは潜在意識なのだから。

そこで重要になってくるのが、「精神の安定と集中」である。この「精神の安定と集中」が実現できているとき、脳波はアルファ波優勢状態になっている。

だから、メンタルトレーニングを成功させるためには、「アルファ波優勢(精神の安定と集中)状態で、暗示やイメージを行う」ということが大切なのだ。


1.「リラクルーの誘導だけではアルファ波が優勢にならない」という人のために・・・。
2.「せっかくアルファ波が優勢になっても、そのときどのようにメンタルトレーニングをすればいいのか分からない」という人のために・・・。

ファインブレイン研究会の研究成果を基に、セルシネの音響誘導ソフト「SSDS−GAM(エスエスディーエス・ガム)」を形にしていく。

その第1弾となるSSDS−GAM「実現」をまもなくリリースする。

一人でも多くの人に効果が出るように、チューンナップの最終段階である。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.177 『瑜伽さんがテレビのニュース番組に・・・。』 2009.11.28


脳ヨガ脳波研究で被験者になってくれた瑜伽さんがテレビのニュース番組に・・・。自らが開発したキネシヨガの紹介にと声が掛かったそうだ。

瑜伽さんのブログで見ることができる。
http://yukanopage.blog86.fc2.com/blog-entry-373.html

瑜伽さんが本物であることは、既にこのブログでも紹介したとおり、脳波測定が証明している。

是非!


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.176 『脳波は語る。』 2009.11.23


きとりかさんに紹介されたと、一昨日、ひとりの女性が体験セッションに来てくれた。

目的は、脳波測定だ。

申込メールのコメント欄に書かれてあった内容を参考に、アルファ波に誘導するためのメソッドを幾つか用意しておいた。

当日は、まず簡単な事前アンケートの用紙に回答してもらい、それを元にお話しした。

順境と逆境に分けるとするならば、今は逆境の時期にあるようだ。セレブの家系に生まれ育った彼女は、まだ20代だが、半端でない波瀾万丈を経験している。しかし、ご本人は至って前向きだ。

3,40分の会話の後、いよいよ脳波を測ってみた。

脳波センサーを装着し、測定開始ボタンを押した。5秒ほどアーチファクト(ノイズの影響で正確な脳波が測れないためにグラフが表示されない状態)が続いた後に表示された脳波に、思わず声にならない声が私の口から出てしまった。

ミッドアルファ波がグゥンーッと伸びた理想的な脳波だ。測定開始から数十秒の間で特に高いミッドアルファ波が出ている。その後は、ミッドアルファ波の出方は落ち着いてくるが、それでもミッドアルファ波を中心とした山形であることに変わりない。

さらに凄いのは、測定を繰り返す度にミッドアルファ波の数値が確実に伸びていったことだ。3回目の測定ではフィードバック音をオンにし、いわゆるバイオフィードバック・トレーニングに挑戦してもらった。

本人はよく分からないようだが、無意識はしっかりと脳波のコントロールを学習していた。

バイオフィードバック・トレーニングというのは、普通6週間ほど掛けて習得していくものだ。しかし、それでもなかなか思うように習得できないことも希ではない。

それが、数回の測定でみるみるミッドアルファ波が伸びていった。

4回目の脳波測定の結果がこの図表である。
脳波測定PCソフト「パルラックス2」の測定結果画面。

ミッドアルファ波の平均ボルテージは、1回目の10.5μVが18.0μVに。優勢率は、72.2%が90.0%にまで伸びた。

この伸び率は驚異的である。それも、高いレベルからさらに高いレベルへの伸びだ。

この人はきっと現在の逆境をバネにして大きく人生を展開するだろうと直感した。

許可を得て、脳波の測定中に写真を撮らせてもらった。
脳波測定中のエミルさん。

脳波測定を始める前の会話で、The limit is sky.(The sky is the limit!)という言葉を教えてくれた。彼女の脳波コントロールもまさに上限知らずだ。

こういうのを見せられると、私の研究心に火がついてしまう。お願いして、セッション時間をオーバーして、研究用の脳波測定器「BrainPro FM-929」で測らせてもらった。

BrainProFM-929で測定した「パルラックスF」の画面。

ミッドアルファ波の中でも、9.5Hzが中心周波数のようだ。

脳波測定を終えたエミルさん。






このブログで紹介することを快く了承してくださったが、ネットでお名前を検索してもヒットしなかったので、私が初めてアップするのは気が引ける。よって今日のところはエミルさんとだけ紹介させてもらう。

大きな可能性を秘め、今まさに新たな人生の扉の前にいるエミルさん。そのポテンシャルを脳波が語っている。

今後、何らかのコラボを組もうと約束した。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.175 『真のギブ&テイクを作っていこう。』 2009.11.14


先月オンエアされた零磁場での脳波測定の様子。想定とはまったく違ったけど、あれはあれで面白かった。結果を受けて私なりの仮説を立てることもできた。

録画した映像を編集して、さっそく映像配信局にアップした。

10日で1000件のアクセスがあり、弊社の映像配信局としては最高のペースだった。

ところが、テレビ局から「ダメ」と言われた。ごもっともなことなので、映像はすぐに削除した。・・・残念!

近頃は、テレビ番組を後で有料配信したり、DVDで販売したりするから尚更厳しくなっている。

この番組は、東京では先月19日の21時からオンエアされたが、私の故郷の島根では、山陰中央テレビで今週水曜日の24時35分からオンエアされた。

後から考えてぞっとする。テレビのオンエアよりも先にネットにアップしちゃー、そりゃーいけない。

テレビ番組というのは、そのテーマの専門家から見たら非常に荒っぽく感じる場合がある。ときには間違ったり嘘の情報も流している。

しかし、それはそれで役割分担がある。前にもこのブログに書いたが、テレビが開拓してくれた道を、後で誰かが舗装していけばいい。そういう意味での役割分担だ。

セルシネのビジネスを展開する上で、お客様は全員対等に応対しなければならないという、変なこだわりが私にあった。

だから、マスコミからの依頼でも通常の料金を請求していた。

でも今回の一件で考えを改めた。

単純なギブ&テイクではなく、真のギブ&テイクに近づこうと。

マスコミからの依頼でその広告効果があるなら無料で対応させて頂こう。

さっそく今日、レンタルの料金体系にマスコミ用を追加した。http://www.selsyne.com/aim/products/rental/index.htm

不況のあおりで、マスコミの制作会社も大変なようで、2,3万円の費用が捻出できなくて、レンタルを断念されたケースもこれまでにあった。

2,3万円であのレベルの映像を作ってもらえるなら安いもんだ。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.174 『高性能簡易脳波測定システム「NOWHADAS」・・・始動。』 2009.11.7


11月1日、無事「Brain Pro(ブレイン・プロ)」を発売した。

続いて昨日、11月6日に「NOWHADAS」を正式にオープンした。

今後、セルシネの脳波測定関連は「NOWHADAS」に集約して展開していく。

脳波で「心を鍛える人」、脳波で「心を調べる人」。どちらにも喜んでもらえるシステムになっていると思う。是非!


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.173 『黒い顔の凄い奴・・・。Brain Proまもなく発売!』 2009.10.29


出来立てほやほやの高性能簡易型脳波測定器「Brain Pro」を届けてくれた若菜さん。いよいよ、11月1日(日)に「Brain Pro」を発売する。後3日だ。

昨日、メーカーの若菜さんが出来立てほやほやの「Brain Pro」を届けてくれた。

さっそく祈念にパチリ。

この化粧箱の中に、凄い奴が収まっていた。

本ブログに「高性能簡易型脳波測定器『FM-919』、まもなく発売!」を投稿したのが6月。あれから一夏を越してしまった。

設計を根本から見直し、結局、型番も「FM-919」から「FM-929」に更新された。

商品名は、「Brain Pro(ブレイン・プロ)」に決定。

価格は、548,000円(税込)だ。

ご購入の予約は既に受け付けているが、HPの正式オープンに向けて現在急ピッチで作業を進めている。また、商品の発送は11月2日(月)からとなる。

これで、「アルファテック4」「FM-717」「Brain Pro」のラインナップが出そろった。

ベストチョイスして頂けるよう、分かりやすい比較表を設けたいと思っている。

尻切れ気味だが、今日はこの辺で・・・


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.172 『オンエアされた分杭峠での脳波測定で考えたこと。』 2009.10.23


零磁場(ゼロ磁場)で知られる長野県・分杭峠でのロケの模様が今週月曜日にテレビ東京の「やりすぎコージー」でオンエアされた。

ロケ当日の様子は既に投稿した「パワースポットでの脳波測定。」の通りである。

60分番組だったが脳波測定に関連するシーンを10分に編集し、「テレビ番組が零磁場分杭峠の効果を脳波測定で検証」として「映像配信局」に掲載した。

さて、狩野英孝さんの脳波がなぜ番組制作スタッフの期待を裏切ったのだろうか? 私自身も、現場で測定するまではアルファ波が伸びるに違いないと思っていた。

ところが、結果は見ての通りだった。

狩野さんの脳波はオンエアされた通り2回しか測定していないので、これを以て全てを解明するなどということは不可能であることをまずお断りしておく。

1回目に測定した場所は、長野県伊那市伊那部。映像の通り河原の土手で、大自然の気が満ちた場所だった。毎日都会の喧噪の中で暮らしている者には、これで十分に“転地療法”的効果が感じられた。

2分間の優勢率は、ベータ波が27.5%、ミッドアルファ波が45.8%だった。実はこの2分間の測定中、島田秀平さんや小島よしおさん達から茶々を入れられていた。茶々を入れられるとベータ波が優勢になったり、測定不能を示すアーチファクトが出るのだが、すぐにまたアルファ波が優勢の状態に復帰していた。

これは、狩野さんの脳がアルファ波優勢にロックオンされているというか、セットされている状態といえる。脳波解析PCソフトのパルラックス2も「意識集中傾向」と判定した。

測定が終了した後、「さすが神主さんの家系ですね」と狩野さんに私が声を掛けたほど、素晴らしい精神コントロールだった。

さて、問題は2回目に測定した分杭峠のパワースポットど真ん中での脳波だ。

結果は、ベータ波が88.3%、ミッドアルファ波5.8%で、判定は「極度の意識分散・緊張」と出た。


ここからが、本ロケのミステリーである。

「パワースポットでの脳波測定。」でご登場頂いた零磁場ミネラル株式会社の木下工場長曰く、「信じられないような効果を目の当たりにする反面、時には、逆に気分が悪くなる(湯あたりのような)人もいる」とのことだった。

めまいを感じたり、のぼせたり、鼻血を出す人もいるそうだ。実際私も、顔がほてり、頭ものぼせた感じになった。

ここで改めて「零磁場」のからくりを確認しておこう。

熊本県から茨城県まで続く巨大断層の中央構造線上に位置する分杭峠では、強いプラスとマイナスの磁気が発生している。それらが互いに打ち消し合って結局ゼロの磁場となる。そこが零磁場だ。

ただ、オンエアをご覧頂ければ分かるように、磁場がゼロになる場所もあれば、逆に磁場が大きく乱れている場所も交錯している。

磁場がピッタリとゼロの場所では、方位計を回すと磁針も一緒について回る。磁界がゼロだから磁石が働かないわけだ。でも、少し移動すると今度は、方位計を回さないのに磁針が乱舞するかのように揺れ始める。

ロケ現場に居合わせた熟年夫婦が方位計を持って私に見せてくれたので撮影させてもらったのがこの映像である。「長野県・分杭峠の磁場」

結局、分杭峠は「零磁場」というよりも、「零磁場」と「強磁場」が入り乱れた場所なのである。

脳細胞もきっと、強い磁場の影響で、励起したように各々が活性化したのだろうと思う。

多くの脳細胞が律動的に調和して働いている状態がアルファ波。逆に、コラム(情報処理をするために脳細胞が集まった小集団)がバラバラに働いているのがベータ波である。

2回目の測定でベータ波があのように極端な優勢状態になったのは、個々の脳細胞が強い刺激を受けて、全体の律動性と協調性を失ったためと思われる。

この場合は恐らく、その励起(沸騰)状態が収まった後にスッキリ感が出てくるのではないかと思う。

要するに、分杭峠などの零磁場と呼ばれる場所では、“転地療法”の中でも“荒療法”に近い効果を及ぼすのではないだろうか?

これが、一日ロケに同行し、脳波を実際に測定してみた印象である。

この番組に先行して他局が分杭峠を紹介したとき、脳波はアルファ波が出るとの内容だったそうだ。

なぜ今回の結果と違うのか? 興味は尽きないところである。

なお、オンエアで、脳波の出現を「分泌」と表現していたが、もちろん脳波に対してこのような言葉は使わない。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.171 『アップマープ・ファクトリー第2ステージの1日目。』 2009.10.19


小川正人師範(現アップマープ・ファクトリー代表)との出会い、それから「アップマープ・ベーシック・プログラム」が完成した今年の9月までがアップマープ・ファクトリーの第1ステージ。

これからの第2ステージは、プログラム販売とワークショップ開催がメーンテーマとなる。否、結局何がメーンテーマになるのかは、終わってみなければ分からない。

そういう意味では目標を掲げない。当たり前のことを当たり前に、ワクワクしながら、頑張ってやっていく。それを後から振り返ったとき、“第2ステージは○○○○だった”と、タイトルが浮かぶのだろう。

第2ステージでは、小川師範が自らファクトリーのホームページを制作することになった。

西武新宿線の野方駅を挟む商店街で清涼堂整骨院を開業し、月曜〜土曜まで午前7時〜午後6時(土曜は午前のみ)まで、毎日約40人の患者さんを一人で施術しておられる。

休日や夜には、火曜日に「清涼堂太極倶楽部」、日曜日に「清涼堂少林チーム」で指導されている。

さらに、躾道館練馬支部長として月曜と土曜に練馬/中野で、日曜には赤羽の躾道館本部で稽古をされている。

これを毎週規則正しく休むことなく・・・。

そんな中でも、アップマープ・ファクトリーや躾道館のHPの更新依頼を適確な文章で、また、アップマープ・ベーシック・プログラムの執筆と制作をされてきた。

そこで、第2ステージに入るにあたって、アップマープ・ファクトリーのHP更新を小川師範自らが行うことを提案してみた。案の定「是非やりたい」との答えだった。

さっそく先週土曜日の午後、清涼堂整骨院でホームページ制作の方法をレクチャーした。もちろんパソコンは日常的に使っておられるので呑み込みも早い。あっという間の充実した6時間だった。教えている私の方もワクワクしてきた。

自らの手でダイレクトに制作した方がいいに決まっている。

アップマープ・ファクトリーのHPは、これから小川色で発展していく。乞うご期待。
http://www.upmrap.com/index.htm

セルシネの「BUSINESS」から派生した「プロポーズ・プロジェクト」。その第1弾として始めた「あなたのHP(ホームページ)を制作します。」が理想的に展開できた。

お客様のプロジェクトに関わり、広告ツールとしてHPの制作も担当し、そして、お客様がHPの更新を自らできるようにしてお返しする。


“人は、一人では何もできない。でも、目的を持って集まると莫大な成果が生まれる。”

セルシネのHPで提案している呼び掛けに、小川師範が応じてくれた。そして、色々なものを形にできた。小川師範には心の底から感謝の気持ちが湧いてくる。
http://www.selsyne.com/aim/business/index.htm


「自分のHPを開設したい」「こんなプロジェクトを立ち上げたい」などの思いの実現をサポートします。是非お気軽にお問い合わせを・・・。共にワクワクを実現しましょう。


アップマープ・ファクトリーの第2ステージは、「作り手の“自己満足”」の段階から「クライアントの役に立つ“ビジネス”」への取り組みになる。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.170 『脳波バイオフィードバック装置「アルファテック4」発売。』 2009.10.1


前号のブログで紹介したオンエアの件、私自身も騙されてしまった。零磁場(長野県・分杭峠)での脳波測定の様子は、次回放送の19日(月)まで引っ張られた。

予告編で、“ラーメン・つけ麺・僕イケメン”の狩野英孝さんが脳波センサーを装着しているシーンが一瞬写っていたのでカットされることはないと期待しているが、何せ脳波測定の結果が結果だっただけに・・・。

詳細と私なりの見解は、オンエア後に改めて述べたいと思っている。

さて、脳波繋がりとなるが、新しい脳波バイオフィードバック装置を弊社ラインナップに追加した。日本におけるアルファ波トレーニングの分野を開拓されてきた志賀一雅氏の開発マシーンだ。

これまでにも体験レポートとして本ブログでも紹介してきたが、発売を機に、改めてここにその特長を挙げたいと思う。
新発売! 脳波バイオフィードバック装置「アルファテック4」

1.ワイヤレス
脳波センサーを送信機(写真中央)に接続して、送信機からアルファテック4本体まではワイヤレスで測定できる。見通し30m、障害物がある場合でも10mぐらいまでなら受信できる。

2.電池駆動
電源は、ACアダプターと電池が使用できる。

3.専用キャリングケース
小型軽量な本システムを安全コンパクトに収納できる。ワイヤレス機能と電池駆動と相まって、トレーニングと研究のシーンを大幅に拡大。

4.脳波解析PCソフト「マインドセンサー5」付属
本機とパソコンをUSBケーブルで繋いで、測定データをパソコン上で分析できる。

5.筋電レベル表示
額の筋肉緊張を5段階で表示(表示ランプは4灯)。身体的リラクセーションの訓練ができる。

6.2者間の脳波相関分析
アルファテック4が2台あれば、マインドセンサー5で二人の脳波を相関分析できる。二人の脳波が合うとどうなるか、「気が合う」を科学的に検証できる。

ざっとこんな感じだ。とくに「脳波相関分析」は志賀氏のオリジナル研究の成果である。今後、気功や音楽、カウンセリング、ティーチングなど様々な分野で、その威力を発揮するはずだ。

アルファテック4の弊社ウェブサイトは未完成だが、必要最低限の情報を掲載して、本日発売の運びとなった。
http://www.selsyne.com/aim/products/alphatec4/index.htm

今後は、弊社で取り扱っている他の脳波測定器との比較を分かりやすく解説して、選択の参考にして頂けるようにしたいと思っている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.169 『パワースポットでの脳波測定。』 2009.9.26


今月11日、テレビ番組の制作会社から電話が掛かってきた。

「パワースポットでタレントの脳波を測りたいんですが、脳波に効果が現れますか?」

「現れると思いますよ」

「レイジバなんですが・・・」

「霊磁場ですか・・・?(勝手に思い込んで)どうですかねー」

「磁場がゼロの場所です」

「あー、零磁場ですか」

そんな遣り取りで始まったプロジェクトだった。

電話で何回か連絡を頂き、ロケは17日と決まった。

テレビ東京前のロケバス。当日は、4時43分の始発電車に乗ってテレビ東京へ。ここから、このロケバスでロケ地へと向かった。

タレント3名、カメラマン2名、ディレクター1名、アシスタント3名、タレントのマネジャー2名、運転手1名、そして私の計13名のロケ班だ。

零磁場とは、地層のずれによって生じた断層周辺で起こる現象である。

普通の場所では方位磁針が反応する程度の地磁気があるわけだが、断層面では巨大なエネルギーによって強いプラスとマイナスの磁気が発生する。それらが互いに打ち消し合って結局ゼロの磁場となる。そこが零磁場だ。

ロケ台本。車内では、さっそく10頁ほどの台本が渡された。事前のロケハン(ロケーション・ハンティング)で組み立てられたスケジュールに沿って移動と撮影が行われていく。

もちろん、脳波測定者の台詞は何も書かれていない。どんな脳波が出るのか分からない、ぶっつけ本番の測定だから。ディレクターから口頭で簡単な趣旨説明をもらっただけだ。

麓では、地元の人達や、零磁場の癒し効果を求めて遠方から来た人達に取材を重ねながら、やっと目的の零磁場ど真ん中に到着したのがお昼頃だった。

零磁場の駐車場。この駐車場から100メートルほどの坂道を下った所にある。

タレントさん達は、そこの零磁場で実際に1時間ほど座っていた。


この場所を管理しておられる零磁場ミネラル株式会社の木下工場長が気さくに話しかけて下さった。

「運転手さんですか? お疲れ様です。」

撮影部隊と離れてロケバス近くに残っていた赤いネクタイ姿の男を見て、そう思ったようだ。・・・確かにそう見える。

「いえいえ、脳波測定のオペレーティングで来ました。」

「ああそうですか、先生ですか・・・」

「いえ、先生と言うほどのものではありませんが・・・」

零磁場ミネラル株式会社の木下工場長と和田知浩。どうやら、ロケハンからこの日の陣容を事前に聞いておられたようだ。

木下さんは、人やペットが見違えるようになって帰って行くのを幾度となく目の当たりにしているそうだ。

さて、この零磁場がタレントさん達のギャグセンスを磨くのに効果をもたらしたのか。それは、オンエアのお楽しみだ。

木下さんがくれたチラシに、佐々木茂美教授〈東芝機械勤務、防衛大学講師、電気通信大学教授、東海大学教授、ケンタッキー大学客員教授、首都師範大学客員教授(中国)を歴任。現在、電気通信大学名誉教授〉が監修されたメッセージが載っていた。

零磁場のチラシに掲載されている佐々木茂美名誉教授監修のメッセージ。何となく気が進まない。何となくいやだ。…という時は、氣場に行かない方が良い。ポジティブな状況で、強い願い事がある時に、氣場に行って座るとより強い効果が期待出来ると思います。吸う、止める、吐くの3段階のゆっくりした呼吸をして、リラックス集中を心がけて知性や理性を薄めて行き、吐く息に願い事を重ねる。つまり、ゆっくりと息を吐きながら、願い事をする。尚、座りながらの意識集中は、1時間以内にして下さい。寒かったり、暑かったりして、どうしても気持ちが幸になれない時は、中止して下さい。氣場で零意識(零点)になり、願い事の対象に共鳴や共振した場合には、異常とも思われる現象が起きるかも知れません。「出来る」という思い込みが必要であります。気長に、あせらずに続ける必要があると思います。


文中の「リラックス集中」、この意識状態こそがミッドアルファ波だ。アルファ波というのは、単にリラックスしていればよく出るというものではないのだ。

沢山の学びと発見、そして笑いをもらった一日だった。

翌日、脳波測定のデータを持参し、私なりの見解も付け加えた。

番組がどのような内容になるかは、“まな板の鯉”である。

今月28日(月)午後9時。テレビ東京「やりすぎコージー」

番組HP
http://yarisugi.jp/


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.168 『セルシネの3ステップ・サプリメント。』 2009.9.25


先週、新サプリメントを発売した。これでセルシネの3ステップ・サプリメントの完成だ。

既存のサプリメントは「ピュアオリゴ100」と「IQEQレシチン」。

ピュアオリゴ100は、純度100%のオリゴ糖で腸内の善玉菌を育てる。腸の活動を活性化すると栄養補給が効率良くなるのはもちろんのこと、摂食と排泄の規則正しいリズムが日常生活の質を向上させる。

IQEQレシチンは、人体を構成している60兆個の細胞を元気にする。脳神経細胞(ニューロン)同士を繋ぐシナプスの数を増やしたり、人体組織の新陳代謝を活性化させる。

そして今回発売したのが「TOSA」だ。TOSAは、糖鎖を補給するためのサプリメントである。
糖鎖を補給するサプリメント「TOSA」。
糖鎖は細胞膜に産毛のように生えていて様々な情報をキャッチし、細菌やウイルスを識別する。また、ホルモン作用や免疫反応などの生命機能の鍵ともいうべき重要な働きをしている。

細胞同士の情報伝達においてもアンテナの役割を果たしている。脳内の神経回路でも然りである。

精子の数が減少して受精能力が弱まっているケースがたまにマスコミで紹介されるが、せっかく卵子と精子が出会っても双方の糖鎖が機能しなければ受精もできない。

精子の数が減少している男性がいるのと同じように、糖鎖の数が減少して神経伝達に支障を来している人も少なからずいる。このような人は“イライラ感”や“物覚えの悪さ”などの症状が現れる。

神経細胞の糖鎖を正常にすることで、“爽快感”や“頭の回転の速さ(スルスル感)”を取り戻すことができる。

これで「NC-ANP」の“N”が完成したことになる。
http://www.selsyne.com/aim/products/nc-anp/index.htm

セルシネのサプリメントは、以下のウェブサイトで紹介している。
http://www.selsyne.com/aim/supplement/index.htm


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.167 『「アップマープ・ベーシック・プログラム」完成の打ち上げ、それは・・・。』 2009.9.21


昨年5月に知り合って意気投合、自己統制プログラムの開発をスタートして1年4ヶ月が経った今月、18日に発売することができた。
http://www.upmrap.com/kyouzai/index.htm

「発売開始」という表現にはちょっと違和感があるが、しばらくはこのままにしておくことにした。

今年に入ってちょっとした「問題・障害・逆境」がポツポツと顔を出したが、そこはもちろん織り込み済み。小川師範の柔軟かつ目的達成思考でここにたどり着けた。

大の矢沢ファンである私達は、9月19日の東京ドームコンサートをプログラム完成の打ち上げにしようと約束して取り組んできた。

やり直しなど紆余曲折を通り抜けて、完成品が届けられたのが前日の18日となった。

アップマープ・ファクトリーは、これから第2ステージに入る。

4年ぶりのオリジナル・ニューアルバムとなった永ちゃんの『ROCK'N'ROLL』は、ビシビシと私の心に響いている。

永ちゃんのコンサートが行われる東京ドーム前。小川正人師範と和田知浩。ワクワクしながら二人で東京ドームに向かった。

互いに写真を撮り合ったり、通りすがりの同じ矢沢ファンにお願いしてツーショット。

この後、ゲートで律儀にカメラを預けて入場。

休日のためか、早い時間から5万の席がどんどん埋まっていった。気になったのは、禁止されている「撮影」と「電話」を平気でやっている奴が目につくこと。

今の時代、コンパクトデジカメを律儀に預ける必要もないかと思うが、ダメと言われていることは自重して欲しいなー。

昨年、ツアーを初めて完全にストップした永ちゃん、久々のでかい箱でのコンサートだ。大画面に映し出される永ちゃんの顔からも緊張感と感極まる表情が伝わってきて、こっちも益々ドキドキだ。

還暦を迎えた永ちゃん、だけど声は絶好調。これも永ちゃんの言う「新しい方向からのやり方」の一つなのかもしれない。

残念だったのは、永ちゃんのイヤホーンに伴奏音が聞こえないと曲を中断したこと。それ以外の場面でもイヤホーンモニターを気にしている仕草が気になった。それが心配で、せっかくのニューナンバー披露の時にも私自身乗り切れなかった。

永ちゃんやスタッフがこんな肝心な準備とリハーサルを怠るわけがない。原因が観客の携帯電話だったらどうする?・・・

クラシックコンサートの会場では携帯電波を遮断するシステムが使われる場合があると聞くが、ドームには無かったようだ。マナー違反をする奴がいる以上、それを制圧する技術が必要だ。あれほど永ちゃんがくち酸っぱく言っているのに・・・。

10年前の横浜同様「ありがとう」が爆発したコンサート。これがどんな映像に仕上がってオンエアー、そして発売されるのか今から楽しみだ。

昭和レトロの串焼き屋で小川正人師範と和田知浩。コンサート会場を出たら22時を回っていた。野方まで帰り、串焼き屋で「打ち上げ」の「打ち上げ」をした。

ビールを飲んで「旨い!」と一言。串焼きを一口入れたら「ほぉーっ」とため息が出るほどおいしく感じた。

昭和レトロを醸している店内で、コンサートの感想、永ちゃんの生き様、今後のアップマープ・ファクトリーについて語り合った。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.166 『お客様の脳波測定で、テンポ116の効果を改めて実感。』 2009.9.2


昨日、脳波解析システム(脳波測定器「FM-717」脳波解析PCソフト「パルラックス2」)を納品するため、墨田区にある某社を訪ねた。

東京スカイツリー電車を降りると、変わった形のビルが建設されているのを発見。ホームからパチリと撮った。

迎えに来てくれた人に訊くと、「東京スカイツリーですよ」と。

そうか、ここに建つのか・・・。世界で一番高い610m超のタワーだ。

HPによると、これを僅か70m四方の足元に積み上げるというから、本当に人間のやることは凄いなー。地震や台風、本当に大丈夫? と心配してしまう。現在126mまで進んでいるそうだ。

こういう未知なる物を作り上げるのも大変だが、もっと大変なのは、出来上がった大きなシステムを維持し続けることだろう。人が構成する組織然り、鉄道や道路網然りである。

一旦出来上がったシステムはエントロピーを増すばかりだから、崩壊させないためには、「明確な目的」と「新陳代謝」を続けることが不可欠である。

簡単には「スクラップ&ビルド」できない、しかし「明確な目的」と「新陳代謝」も忘れてしまった旧態依然のシステムが、日本の閉塞感を作っている。

一昨昨日の衆議院議員選挙で国民が政権政党を変えたのは、この閉塞感を打ち破りたいという意思表示であることは、ここで今更いうまでもない。

昨日訪問した某社も、巨大なシステムを運用し続けている企業だ。動き続ける必要があるから、根本的な「スクラップ&ビルド」を行うという選択肢のハードルは高い。だとすれば、「明確な目的」を全構成員が再確認することと、色々な意味での「新陳代謝」を円滑にするしかない。

案内された会議室は和室だった。そこには既に10名ほどのスタッフが集まっておられた。全員が各々の現場を管理する立場にある方達なのだそうだ。

実際に何人かのスタッフを被験者にしながら、脳波測定の方法をレクチャーした。

いずれの被験者も脳波のボルテージが低くて顕著な評価を行いづらかったが、その後面白いことがあった。

テンポ116の音楽を聴いている最中、あるいは聴いた後の脳波を測ると大きな変化があったのだ。

この会社の先遣隊が先週来訪されたとき、構成員の活性化法を幾つか提示しておいた。その中の1つが「テンポ116」の音響を職場に流すという方法だ。

担当者がさっそくネットで調べて片岡慎介氏の書籍を購入し、付録のCDを用意してくれていたのだ。・・・素晴らしい!

テンポ116の音楽を聴くことによって、劇的に優勢脳波が変化した。一同関心を示されたが、一番驚いたのは私自身だ。

私がテンポ116で脳波研究をする場合は、各脳波のボルテージが何割程度増減するかに注目している。優勢脳波が有意に変化することは無いからだ。アルファ波優勢ならアルファ波優勢のまま、ということだ。

しかし、今回の被験者は脳波測定が初めて且つ慣れない状況だったため、テンポ116の効き目が脳波のボルテージもさることながら、優勢率に大きく反映されたのだ。

テンポ116を様々な場面で活用しているが、いずれは一般の方達にもご利用頂けるよう、セルシネなりの商品形態と販売モデルを作りたいと思っている。

話しは戻るが、巨大システムを運用し続けるためには、現場の一人ひとりの活性化が必要不可欠である。まさに「運用の妙は一心に存す」(何事もうまく機能するかどうかは、それを用いる者の臨機応変の心の働き一つに掛かっている)である。

職場の活性化をコンサルテーションでサポートします。是非!

(東京スカイツリーは、当初、高さ610メートル程度と発表されていましたが、建設中に634メートルと決定し、2012年5月22日(火)に小雨が降る中グランドオープンしました。2012.5.22追記)
以下、NHK NEWS WEBよりコピー
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120522/k10015305731000.html
22日に開業した高さ634メートルの世界一高いタワー「東京スカイツリー」は午後10時に初日の営業を終えました。
夜になって強風のため地上450メートルの展望台の営業を中止する一幕もありました。
東京スカイツリーは地上デジタル放送に対応した電波塔として東京・墨田区に建設され、高さ350メートルと450メートルに展望台が設けられています。
22日はまず東京スカイツリーに併設した複合商業施設「東京スカイツリータウン」が午前中にオープンし、雨の中、待ちわびていたおよそ5000人の人たちが次々と店に入って買い物を楽しんでいました。
続いて、スカイツリー本体の開場式が行われ、テープカットのあと、スカイツリーの名付け親に選ばれた埼玉県の中澤歩さん(42)が息子で中学1年生の謙太さん(12)とともに一足先に展望台に登りました。
そして、正午に開業すると朝早くから並んでいた人たちが4基の専用エレベーターに乗って次々に地上350メートルの展望台を目指しました。
およそ50秒後にエレベーターが展望台に到着すると、訪れた人たちは歓声を上げながら窓際に駆け寄っていました。
22日はあいにくの雨で、展望台は雲に包まれて周囲の景色はあまり見えませんでしたが、訪れた人たちは真新しい内装や展示されている地図などを見て雰囲気を楽しんでいました。
一方、強風の影響で午後6時前から地上350メートルの展望台と450メートルの展望台を結ぶエレベーターの運転を取りやめ、午後7時半すぎから地上450メートルの展望台の営業を中止しました。
スカイツリーのそのほかの施設については定刻の午後10時に初日の営業を終えました。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.165 『脳波って面白い、奥が深い。・・・新たな発見!』 2009.8.30


先月投稿した「炎天下の脳波測定。」。その掲載誌「Goo」が編集者からエクスパック500で送られてきた。

発売日にチェックしたけど記事が見あたらなかったが、なーんだ「東海版」だったのか。

中古車情報誌「グー」
巻頭特集「車内休憩&車中泊寝心地グランプリ」で8ページに渡って、3車種の乗り心地を検証する記事が掲載されている。

乗り心地といっても、これは、車の性能を客観的に測るものではない。その車に乗った被験者の無意識を含む主観を脳波で探ったものだ。

このプロジェクトを通じて、脳波研究者として非常に興味深い知見を2つ得ることができた。その結果は、包み隠さず公表している。

ただし、包み隠さずというのは、測定した脳波グラフをそのまま掲載しているという意味だ。編集者も、私が送った6つのグラフを全て採用してくれている。

このグラフと、それを測定したときの状況、そして脳波測定器の特性。この3つの側面から核心を見抜くのだ。・・・面白い!

お陰様で、脳波関連のお問い合わせとご注文が、ここ最近とくに伸びてきている。

プロジェクトを進めるにあたっては、色んな人にサポートしてもらっている。

感謝です。

車の乗り心地を脳波測定で検証。

「脳波測定サービスのご利用例」コーナーを新設して、さっそく「Goo」をアップロードした。

「脳波でトレーニングする人」と「脳波で研究する人」を、新たな知見でしっかりサポートしていきたい。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.164 『サントゥールとヨーガ。そして、そのときの脳波。』 2009.8.29


月曜日、瑜伽(ゆか)さんからのメールが携帯に届いた。「突然ですが、今週の金曜日午後お時間ありますか?」

高橋大さんが奏でるサントゥールと瑜伽さんのヨーガ、そしてそれを解説するイラストレーターとのトライアングルコラボで、9月にCDを発売するのだそうだ。

そのリリースインフォに脳波を掲載したいと。

今年の2月にスタートした瑜伽さんとの「脳ヨガ脳波研究」は、その後に発足した「ファインブレイン研究会」立ち上げの切っ掛けとなったプロジェクトで、今でも中核を成している研究テーマだ。

午後3時に瑜伽さん、そして瑜伽さんと一緒に活動しているAさんが来訪。挨拶もそこそこに、さっそく出来立てほやほやのCDを聴かせてもらった。

「ファインブレイン研究会」を協賛して頂いている脳波測定器メーカーの渡辺さんも営業先から合流し、4人で侃々諤々しながら脳波測定を重ねていった。

いつもの若菜さんは展示会出展のために参加できなかったが、代わりに上司の渡辺さんが来てくれたのだ。渡辺さんと瑜伽さんはこの日が初対面だったが、実は、私が瑜伽さんのことを以前紹介したその前に渡辺さんは瑜伽さんの著書「『脳ヨガ』で克つ!」を購読されていたという縁がある。

先日発表したセルシネの特製脳波センサーも駆使して、これまでは測定できなかったFzやO1もばっちり測定した。

最後に私も被験者になった。再生されるサントゥールの演奏と瑜伽さんの生ナレーションに誘導されながら、部屋に響くその音響に身をゆだねた。

下から順番にチャクラを開きながら軸を作っていったが、どうもまだ雑緊が身体の所々に残っていて、また、柔らかい緊張の膜が身体全体を覆っているかのようだった。

もう色々考えるのはやめて、その場にいるだけにした。すると、いつの間にか柔らかい緊張の膜も溶けて無くなり、意識が自由になった。

このときに測定した脳波を見ると、最初は弱いアルファ優勢で、6分30秒辺りからは脳波の検出が不可能になるくらいまでボルテージが下がっていた。

そして、測定を始めて9分が経とうとするとき、9Hzを中心としたアルファ波がニョキッと出てきた。私の身体が脱力し、意識が自由になった瞬間がこのポイントだったようだ。

このCDは、音響によって脳波を特定のパターンに誘導するというよりも、サントゥールとそれを聴く人の共鳴によって百人百様の体験があるのかもしれない。

9月にパシフィコ横浜で開催されるヨガフェスタで、瑜伽さんは2つのオリジナル講座(「脳ヨガ」と「キネシヨガ」)を担当するそうだ。


話しは戻るが、サントゥールと瑜伽さんの生誘導を受けたとき、最後に、「戻ってください」というようなことを言われた。

終わった後、瑜伽さんから「どこのチャクラに戻りましたか?」と訊かれたが、鈍感な私にはよく分からない。すると瑜伽さんが「あー、やっぱり分かってらっしゃらないんだ。胸でしたよ・・・」と。

実は、確かにそのとき胸が少し広がったような気がしていた。でも、「このことなのか?」と確信が持てなかった私は答えに困ったのだ。

後で皆に伝えると、「そこからで良いんですよ!」と瑜伽さんから励ましの言葉。

私の人生は「何となくの直感」で築かれてきているが、この先に「確信に満ちた直感人生」があるのかもしれないと思った。

リリースインフォ制作の材料に、脳波グラフと体験記をまとめて、今朝瑜伽さんに送信した。

素晴らしい仲間達に感謝です。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.163 『「特製脳波センサー」プレゼント・キャンペーンをスタート。』 2009.8.13


昨日、新しいキャンペーンをスタートした。きっと、沢山の人に喜んでもらえると思う。

脳波のバイオフィードバックで心のトレーニングをする人、あるいは、人の心や環境を脳波という指標で研究する人、そのどちらにもお薦めである。

臨床(医療)用の脳波計は、国際10-20法によって定められた頭のポイントにセンサーを当てて測定する。概ね20ポイントほどある。

普通、我々は単に「アルファ波が出た」とか「ベータ波が出た」とか言っているが、これは少々乱暴な表現だ。乱暴だということの一つの理由は、その脳波が出ているポイント(脳の場所、部位)を明らかにしていないことだ。

例えば、患者の脳波を診察する場合、その脳波がどの部位からのものなのかが特定できていなければ、診断することは難しい。脳の部位によって役割が違うのだから・・・。

脳の活動を観察するメディカルエレクトロニクスの分野はどんどん発展しているが、脳波に関する研究もまだまだ発展の途上にある。どんなときに、どこの部位から、どんな波形が出るのか、と。

ただし、セルシネで扱っている脳波計は臨床用ではない。バイオフィードバックによって精神コントロール能力を開発するためのトレーニングマシーンである。

トレーニングする際に手間を掛けてセンサーを頭に装着するのは実用的ではないので、測定する部位は1箇所に絞っている。おでこの左側、国際10-20法でいうところの“Fp1”である。

前頭連合野の左側をモニターするのは、精神コントロールのトレーニングをする上でとても重要で意味のある部位だからである。また、髪の毛が無いので、センサーをしっかりと当てることができるというメリットもある。

ところがこの部位は、筋肉の緊張や眼球運動によるノイズが入ってしまい、正確な脳波測定を邪魔されてしまうというデメリットもある。

脳波測定器の一部には、開眼状態でも脳波が測れると謳う機種もあるが、これは、ノイズが混入すると測定をストップして誤表示を防ぐ機能があるということだ。あるいは、測定は続けながら、ノイズ混入状態であることを知らせる機能をもって、「開眼状態でも勘違いせずに測定できる」と謳っている機種もある。

ノイズを完全にカットして純粋な脳波だけを表示する測定器の登場を望むところだが、残念ながら現段階ではその願いを満たすマシーンは見あたらない。

よって、ノイズが大きくならないように、被験者は目を閉じて、且つおでこを十分に弛緩させていなければならない。もっとも、精神コントロールの開発やメンタルトレーニングが目的であるならば、この条件はさして問題にはならないのだが・・・。

しかし、当然、開眼状態で脳波を測定したいというニーズはある。そのニーズを叶えるためには、開眼でも筋電位(ノイズ)が発生しない部位、すなわちおでこ以外にセンサーを装着する必要がある。

また、ある種の能力発揮状態で出現するFmθ(エフエムシータ)波を測りたいなら、“Fz”という部位にセンサーを当てなければならない。

弊社で扱っている脳波測定器は臨床用ではないとはいえ、多くの研究者にもご利用頂いている。当然、おでこ以外の部位も測定したいというニーズは強い。

そこで、今回のキャンペーンに登場したのが、セルシネ独自の「特製脳波センサー」セットである。

2つの皿電極と1つのクリップ電極とからなる。皿電極の1つは、脳波を測定したい部位に当てる。もう1つの皿電極は、ある適切な部位に当てる。クリップ電極は耳たぶを挟む。

髪の毛のある場所でも感度を保つためにペーストをセットしている。

その他、皿電極の当たりを安定させるためのガーゼとネットもセットした。

「心を鍛える人」にも「心を調べる人」にも、きっと喜んで頂けると思う。詳細は、以下の弊社ウェブサイトに掲載している。・・・是非!
http://www.selsyne.com/aim/products/fm-717/index.htm#tokusei-nouhasensor


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.162 『新型バイオフィードバック装置「アルファテック4」の体験レポート。』 2009.8.11


2月にバイオフィードバック装置「アルファテック4」を体験させてもらった様子を、「源流本流との交わり。」としてこのブログで紹介したが、あれから半年が経過した。

開発中だった付属のPCソフトが完成したと先月下旬にご連絡頂いたので、先週末、日本脳力開発研究所の中村久憲氏を訪ねた。

「アルファテック4」の仕様で私が注目している機能は2点ある。一つは、脳波センサーから測定器までがワイヤレスであるということ。もう一つは、“開眼測定”が可能であるという2点だ。この2点が実現していれば、測定シーンを大幅に拡大することができる。

もっとも、この2点が可能であると謳う脳波測定器は以前からあるが、精度及び使い勝手で満足できるものは未だ無い。

3時間に渡って中村氏にはお付き合い頂き、何度も何度も測定し検証させて頂いた。

呼吸に意識を向けたり、温感をイメージしたり、般若心経を唱えたり、開眼で一点淡視法を実践したり・・・。

あるいは、額をわざと緊張したり、パチパチと瞬きしたり、脳波センサーを放置したりと、微弱な脳波を計測するマシーンにとってはとても過酷な環境を課してみた。

フューテック製のものに比べて、ミッドアルファ(α2)波の感度を増幅してチューニングしているように感じた。その分、意識の作り方によるミッドアルファ波の変化が大きく反映された。

このグラフは、“諸脱一念想”という状態を作ったときの脳波で、測定時間は1分である。殆どが緑色で、ミッドアルファ波が優勢だったことが分かる。
バイオフィードバック装置「アルファテック4」のパソコン画面。

色々と試してみて、いくつかの疑問点を投げ掛けておいた。これに関する見解をさっそく志賀一雅先生から中村氏を通じて昨日頂戴した。

詳細をここで明らかにすることはできないが、志賀先生の開発スタンスは了解できた。

「アルファテック4」をセルシネでも取り扱わさせて頂くかは未定だが、同社の斉藤常務に再び面会できることになったので、その時点で何らかの方向性が見えてくると思う。

この写真は、同社の住友氏と一緒に測定しているところを中村氏に撮って頂いたものだ。
二人同時測定をする住友氏と和田。

「アルファテック4」は、このように二人が同時に脳波を測定し、二人の脳波が同調してくる様子を観察することができる。気功師や気脈師の能力、あるいはラポール(互いに親しい感情が通い合う状態)度を判定するのに役立つかもしれない。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩


vol.161 『小江戸に癒された一日。』 2009.8.9


「さー、週明けからの一週間、大切だぞ」、「大切な一週間の1日目・・・」、「大切な一週間の2日目、今日全て予定通り事が運んだ」、「大切な一週間の3日目、今日も・・・」

小学生の頃から欠かさずに書いている日記帳だが、こんな書き出しで1日を、そしてまた1日を大切に生きたのは初めてだったかもしれない。

いや、大切で重要な一週間はこれまでにもあっただろうと思うが、日記帳にこうして意識して書き留めていったのは初めてだったと思う。

前回のブログ投稿からちょうど1ヶ月が過ぎたが、充実のピークがこの一週間だった。

そんな一週間だったが、木曜日は楽しい一時を過ごすことができた。

川越工業高等学校建築科の別役壱与先生にご用命頂き、脳波解析システムをお届けした。

研究目的は、一般家庭の廊下幅を車椅子で移動したときのストレスを人間工学的アプローチで解析するというものだった。前日には、脳内の血流量を指標とした実験を行ったそうだ。

約束の午前10時のちょっと前に校門を入ると、遠くから私を見つけた女生徒が明るく挨拶を投げ掛けてくれた。夏休み中のため静かな校内だったが、100年の歴史が培ってきた「ものづくり」の精神が古い校舎に宿っていた。

別役先生に案内されて実験場所へ行くと、8人の生徒達が、一般家庭の廊下幅を特製の段ボールで再現するための準備をしていた。

セッティングが完了するのを待って、脳波測定システムの使い方を説明した。生徒達は既に知っていたかのように、システムに対し何の気後れもなく実験を進めていく。
川越工業高校の別役先生と生徒達。
脳波測定。

あっという間に3時間半が過ぎて、昼食タイム。この時点で私はお役ご免となった。

この日は他に予定を入れていなかったので、ぽっかりと自由時間を得た。

校内には、NHKの連ドラ「つばさ」のポスターが至る所に貼ってあった。別役先生に訊くと、舞台になっている町並は、歩いて15分ほどの所だそうだ。

もちろん行ってみた・・・。木曜日だというのに、ここだけ観光の車で渋滞していた。
小江戸の町並。
川越の火の見櫓。

西武新宿線沿いに住んで20年以上になるが、下り方面には滅多に行かない。終点の本川越駅に来たのは初めてだった。

忙中にぽっかり空いた午後の一時を、小江戸の町並が癒してくれた。


川越工業高等学校の建築科では、翌日にも実り多い実験が続けられたようだ。その様子が学校のHPで紹介されていた。
http://www.kawagoe-th.spec.ed.jp/zennichi/00/01.htm


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.160 『炎天下の脳波測定。』 2009.7.10


中古車情報誌「Goo」の編集者にご用命頂き、千葉県にある某オートキャンプ場に行ってきた。

一昨日からのぐずついた天気のためコロコロ鞄に折りたたみ傘を忍ばせたが、昨日は快晴で一気に日焼けした。
オートキャンプ場の周辺。

昨年オープンしたばかりのキャンプ場の先には、未整地の緑が広がっていた。ふと足下を見ると、小さな蛙がいたるところでピョンピョン跳ねている。私の進入に驚いて芝生から砂利道に飛び出た先に回り込むと、蛙は固まって微動だにしなくなった。
微動だにしない蛙。

小指の先に乗ってしまうほどの小さな蛙だ。

土日は利用者で賑わうそうだが、昨日は私達の貸し切り状態だった。

この日のプロジェクトには、ディレクターやライター、カメラマン、モデル、アシスタントなど、私を含めて7人のメンバーが集まった。

開始前のゆったりとした雰囲気から一転、チーフによるメンバー紹介でプロジェクトの幕が切って落とされた。

用意された車は、フェアレディZ、ヴォクシー、フィットの3台。ライターとモデルの娘が座席に座ったりトランクに寝そべったりしながら撮影が続いていく。

強風のためレフ板があおられるのに悪戦苦闘しながらも、チーフの最低限の掛け声で、各々が役割を果たしていた。

ここに私が呼ばれた目的は、3車種の助手席とトランクでそれぞれモデルが閉眼安静したときの心地を計測することだ。指標はもちろん脳波である。

「脳波を測るから目を閉じて・・・、そのまま眠ってもいいよ」「ハイ起きて」「じゃあ、こっちでポーズとって」「ハイまた寝て」「ハイ起きて」「今度はこれに着替えて」「こっちへ来て」「ハイいい笑顔だ」「今度はあっち向いて」・・・。4時間半の取材中、こんな指示が続き、それにしっかり応えるモデルさん。大したもんだ。

予定通り18時には終了し、現場を撤収。
現場を撤収。

この特集は、8月発売の「Goo」に掲載されるそうだ。いつものことながら時間がない。チーフも様々なプロジェクトを同時に進行していて、次から次から締め切りが迫ってきて大変そうだ。

「結果を早めに教えて下さい」とのチーフからの言葉に、「明日中に測定データをまとめて、所見を添えてメールします。」と反射的に答えてしまった。

まずい、明日は眼鏡メーカーの新商品を脳波の見地から評価する仕事が入っていた。「チーフに事情を話して1日延ばしてもらおうか」、「否、男に二言は許されない」こんな独り言を心の中でしゃべっていた。

帰宅したのが午後8時過ぎ。炎天下の脳波測定でヘトヘトの心と身体にビールが旨かった。

今日予定の眼鏡関連の脳波測定は午後からで、終わりの時間は見えていなかった。となると、車の方は午前中に済ませるしかない。ほろ酔い気分で昨夜11時には床についた。

しかし、1時過ぎには目が覚めてしまった。気分が少々ハイになっているようだ。寝るのは止めて、昨日行った脳波の解析に取りかかった。すると、面白い特徴が見えてきた。

測定データに所見を添えてチーフに送信したのが今朝6時。どのような編集になるのかは「まな板の鯉」だが、来月の発売がちょっと楽しみだ。

午前中に電話が掛かってきた。「今日お邪魔する予定でしたが急用が入ってしまって・・・、日を改めてお願いします。」・・・神の佑か。
その後、爆睡した。

午後に目覚めて、スッキリした頭で、空いた時間を利用してこのブログを書いた。20日ぶりの投稿になる。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.159 『高性能簡易型脳波測定器「FM-919」、まもなく発売!』 2009.6.19


今年後半はいくつかの商品を発売する予定だ。

その第一弾となりそうなのが、高性能簡易型脳波測定器「FM-919」である。試作器を見せてもらったのが3年前の1月25日。ジリジリしていたが、やっとここまできた。

先日、「FM-515A」の販売が終了した。「FM-515A」の原型「FM-515」の発売が1987年だったから、22年間のロングセラーとなった。

写真がアルファータシリーズで、左から順に「FM-515A」「FM-717」「FM-919」である。今後は、「FM-717」と「FM-919」のラインナップとなる。
アルファータシリーズ「FM-515A」「FM-717」「FM-919」

これまでは、「FM-515A」と「FM-717」を同じページで紹介していたが、「FM-515A」の販売終了に伴い「FM-717」の紹介ページを独立させた。

気脈鑑定の王一帆さんの脳波を測定した記事が掲載された雑誌「トリニティ」、あるいは、アルファータシリーズご採用施設一覧に病院や大学、企業名を大幅に追加したので是非お目通しを。(ページの中程に掲載)
http://www.selsyne.com/aim/products/fm-717/index.htm

「FM-919」の最大の特徴は、3Hz〜30Hzの脳波をFFT解析して、0.5Hz刻みで緻密な出力をしてくれることだ。これまでの、5、7.5、10、12.5、22Hzの5ポイントをオペアンプ(演算増幅器)で検出していたのに比べて、54ポイントと10倍以上の緻密さだ。

達人になるほど周波数がワンポイントに集中してくるから、例えば9Hzに極端に集中する被験者の脳波は、これまでのモデルでは検出されない場合があった。

実際、「FM-919」(試作器)を用いて測定することで、面白い測定データが収集され始めている。詳細は、「ファインブレイン研究会」のサイトに掲載している通りだ。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/eeg/index.htm

色んな達人達の脳波を測定しに出かける身としては、測定器本体とパソコンの接続がUSBケーブル1本とシンプル簡単になったのも嬉しい。

「FM-919」は、精神コントロールの「トレーニングモード」と研究者用の「アナライズモード」が設けられ、解析用PCソフト「パルラックスF」は標準セットされる。価格は40万円前後になりそうだ。

使い心地や取扱説明書で気づいた点をメーカーにフィードバックした。それらを反映したセットを、一昨日メーカーの若菜さんが届けてくれた。「FM-919」の本体デザインはもう少しブラッシュアップされる予定だ。
高性能簡易型脳波測定器「FM-919」

高性能簡易型脳波測定器「FM-919」まもなく発売。乞うご期待!


(「FM-919」は、BrainPro「FM-929」として正式に発売しました。)


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.158 『アップマープ・ベーシック・プログラムのCM。』 2009.6.6


それにしても月日の経つのが速いなー。前回の投稿から1ヶ月近くが過ぎた。いつの間に6月に入ってたの? という感じだ。

昨日は渋谷某所にて、小川代表をはじめスタッフが集まって、教材「アップマープ・ベーシック・プログラム」開発のミーティングを行った。

8月の発売を目指して各自が持ち分の開発に鋭意取り組んでいるが、そんな中、30秒バージョンのCMを決定した。今日からインターネット各サイトでプロモーションをスタートしている。


初めて見る人は「?」だろう。2ヶ月間で徐々にベールを脱いでいくことになる。

これまでに何度も紹介しているとおり、アップマープとは「武道×アファーメーション」の自己鍛錬メソッドだ。目標を設定したときに生じる「問題・障害・逆境」を達成のための推進力として利用する、目標必達の極意である。・・・ちょっと大げさすぎるか。

でもちょっとイメージしてみて欲しい。あなたが抱えている「問題・障害・逆境」が推進力になるとしたら・・・。それを可能にする心身の鍛練法、それがアップマープである。

「問題・障害・逆境」から目を背けたり恐れるのではなく利用する、この覚悟と実践はあなたの世界観を一変させるかもしれない。

各分野の頼もしいプロ達に囲まれながら、「感謝」の気持ちが心を満たしていた。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.157 『紙一重の6Hzを乗りこなせ。』 2009.5.11


ファインブレイン研究会の活動を実り多きものとするために、測定技術の構築を進めている。様々な測定環境に対応できるようにするためだ。

先日は日本光電(臨床用脳波計のメーカー)のスタッフ、今日はフューテックエレクトロニクス(簡易脳波計FMシリーズのメーカー)のスタッフにご来訪いただき、測定条件を柔軟にする可能性が見えてきた。

これらの技術が固まってきたら、脳波研究者向けのツールとして商品化したいと思っている。

先週土曜日に発売された雑誌「アネモネ」(2009年6月号)に、瑜伽さんとの共同研究「脳ヨガ脳波研究」の成果が紹介されている。

こちらで購入できる。
http://www.anemone.net/product/1222

この記事をファインブレイン研究会のウェブサイトに掲載させていただいた。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/eeg/index.htm

このブログでも既に紹介しているとおり、全チャクラを串刺しのようにして軸を作っているとき、瑜伽さんのミッドアルファ波(10Hz)は大きく伸びる。このことから、瑜伽さんの頭脳が明晰であることが伺える。

先ほど紹介したファインブレイン研究会のサイトに、現在もう一件のリサーチを紹介している。この女性Aさんはシータ波(6Hz)が異常に強く出る。いわゆる普通の人からは絶対に検出されない脳波だ。

“異常”と言ったが、実際異常である。

精神病の扱いで入院させられている患者の内40%は、実は「普通の人」を超えた能力を持っていると主張する人がいた。15年程前に読んだアメリカ人の著書だったと思う。

情緒不安定や錯乱、情動障害、自殺衝動などの症状で入院している患者は“異常”な6Hzが観察されることがあるが、ヒーラーとして活躍されているAさんも実は紙一重のところがある。自身の特異能力をもてあましているかのようなのだ。

特異な6Hzを持つ人達のために、その自己統制技術の開発が強く望まれている。ファインブレイン研究会に様々な能力者達が集ってきているので、何らかのアイデアが閃くことを期待している。

さて、先月このブログに投稿した『「まるQ」をチェック!』で「若い女性達の間で仏像が流行っている」という番組が放送されると紹介したが、当日は「豚インフルエンザ」のニュースで飛んでしまった。

この内容が明日オンエアされると番組制作スタッフから連絡をいただいた。日テレの情報番組「ズームイン!!SUPER」の「まるQ」、7時40分頃からのコーナーだ。今回は、実際に脳波を測定するシーンはないと思うが、癒し効果のヒントがあると思う。是非!


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.156 『もう隠せない。嘘つきは脳波に表れる?』 2009.5.10


昨日、日テレの「世界一受けたい授業」で、茂木健一郎氏が「もうウソはつけない!アナタの脳には指紋がある」というタイトルで授業をしていた。

番組HPには、次のようなコメントがある。
http://www.ntv.co.jp/sekaju/class/090509/02.html

「現在、科学者たちがどんな嘘でも見破る機械を作っています。」「脳指紋という特殊な脳波を検出して、嘘をついていることがバレてしまうという機械が開発されています。」「人は、一度見たものをまた見ると『ああこれ見たことがある』と分かります。脳の中にそういう痕跡があるからです。この痕跡を脳指紋と呼んでいるのです。」

微妙〜と思う表現があるように思うが、興味はそそられるのではないだろうか。

まず良かった点は、授業の最初に茂木さんが「スタジオで正確な脳波を測るのは大変難しいです」というようなことをちゃんと前置きされたことだ。

授業の内容は、被験者となった生徒に4枚の写真(3枚は初めて見る写真、1枚は被験者が見慣れている物の写真)を見せ、見慣れている物が写った写真をオペレーターが当てるというものだった。

ちなみに、被験者はどの写真を見せられても「いいえ」と答えるように指示されていた。これが重要である。

結果は、2回(被験者を変えて)やって2回とも正解だった。少なくとも放送上は。

方法は、P300と呼ばれる波形を指標としていた。P300とは、誘発性脳波と呼ばれるカテゴリーに属する事象関連電位のことだ。つまり、ある刺激が起こった300ミリ秒後に発生する陽性(positive)成分の波形という意味だ。

通常は常在脳波(アルファ波やベータ波、シータ波など)に埋もれて判定しにくいので、加算平均法によって事象関連電位を抽出する。

大ざっぱに言うと、脳内では次のようなことが起こっている。

事象が起こった100ミリ秒後に脳が表象を形成し、その100ミリ秒後に判定し、そのまた100ミリ秒後に表現する、という感じだ。

よって、番組で紹介されたゲームでは、被験者の脳内で次のようなことが展開される。

初めて見る写真のとき・・・
ステップ1.写真提示から100ミリ秒後に表象を形成。
ステップ2.写真提示から200ミリ秒後に「初めて見る写真」と判定。
ステップ3.別段の変化がない。
ステップ4.「いいえ」と発する。

見慣れた物が写っている写真のとき・・・
ステップ1.写真提示から100ミリ秒後に表象を形成。
ステップ2.写真提示から200ミリ秒後に「見慣れた物が写っている写真」と判定。
ステップ3.写真提示から300ミリ秒後に、嘘をつく動機が高まる。
ステップ4.「いいえ」と発する。

そんな訳で、P300があるかないかで被験者の心的事象が推察できるのだ。逆に言えば、分かることはそれだけということ。よって、被験者がこのゲームに臨む動機あるいは自己統制によっては、後者のケースでもP300が表れないことも十分にあり得る。


測定部位は、前頭正中部(Fz)だった。ここは、精神修養者がその能力を発揮しているときにシータ波を出す部位である。いわゆるFmシータ波(frontal midline θ rhythm)だ。

この部位は、額(前部前頭葉)に比べて瞬きや眼球運動によるアーチファクト(雑電波)の影響を受けにくいので、被験者が目を開けていても綺麗な脳波が取れているようだった。

近頃のテレビ番組は、脳波を扱う姿勢が大変良くなっていると感じる。一頃のやらせ番組がひどすぎたとも言えるが・・・。

私なんか、恫喝とも言えるほどの強要で迫られたこともあった。「でも、できるって言われましたよねー」と。事前の電話での打合せで言った言わないの話だ。民放キー局の番組制作会社のスタッフからだった。

話しの行き違いは素直に詫びて、やらせの強要はきっぱりと断った。たぶん、そのスタッフもプレッシャーが掛かっていて必死だったんだと思う。

話しが脱線した・・・。

測定方法のニーズは多様だから、それに応えられる幅を少しずつでも広げていきたいと思っている。ファインブレイン研究会の取り組みに乞うご期待!
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/eeg/index.htm


一つ言い忘れた。

残念ながら弊社で販売している脳波測定器では、P300などの事象関連電位を検出することはできない。あくまでも、常在脳波を検出するためのシステムであることをご承知置き頂きたい。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.155 

この記事は削除しました。



vol.154 『アップマープ教材の贅沢な読み合わせ。』 2009.4.28


小川正人師範のアップマープ・テキスト推敲終了を受けて、昨日、都内某所にてナレーション録りのリハーサルを兼ねて読み合わせをした。

三階から富士山が見えた。
リハーサル室がある3階フロアーに上がると、窓から富士山が見えた。

窓ガラスに貼ってある避難誘導シールが、まるで「見て見て、富士山はここですよ!」と指し示しているかのようでほほえましかった。富士山を見るとホッとする。

このときが9時ちょっと過ぎ、それから16時過ぎまで、昼休み30分程を挟んでリハーサルをした。

ナレーターに読み起こしてもらうことで、まるで、原稿に魂が宿されていくように感じた。

みんな凄い集中力で、メイン解説の部分のみではあるが、フェーズ8まで読み合わせることができた。プロのナレーターにリードして頂く、とても贅沢な作業だった。

小川師範は、整骨院での施術(患者さんへの施術を全て一人でこなしておられる)や躾道館練馬支部長としての活動、そして、子供から大人までを対象とした様々なサークルで武道を指導しておられる。

そのあいまの細切れ時間を利用して、原稿をここまで仕上げられた。いつも言うが、このストイックなまでの生き様には本当に頭が下がる。

普通は、何とか頑張って自己コントロールしながら習慣を改めたりする。減量にチャレンジしたり、禁酒や禁煙などの類だ。

メンタルトレーニングを駆使するにしても、習慣や生活態度を改めるのは一筋縄ではいかない。

ところが小川師範の場合は、自己統制にゆとりがある。ストイックな生き様の中にも遊びがある。

孔子曰く、「七十而從心所欲、不踰矩」(七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず)

「七十才になったとき、思うままにふるまっても、それでも道をはずれないようになった」という意味だ。

一休曰く、「有漏路より無漏路へ帰る。一休、雨ふらばふれ、風吹かば吹け」

漏(ろ)とは煩悩のことだ。すなわち、煩悩を取り去って悟ってみれば、煩悩の路(みち)と悟りの路はほんの僅かな隔たりである。だから、悟りと煩悩の中間で一休(ひとやす)みしている。というような意味だ。

小川師範の生き様を見ていると、孔子や一休の言葉を体現しておられるように感じる。ストイックに生きようと思えばいくらでもできる。でもやり過ぎると、例えば周りの人達に息苦しさを与えてしまうかもしれないから・・・、と。

ストイックな生き様の中に、「遊びと余裕」が巧みに同居しているのだ。

絶望や挫折、傷つき、怒り、逃避、裏切りなどで生きる苦しさを感じている人も。より良い人生を望む人にも。アップマープは心身の鍛練に絶好のメソッドになるだろう。
読み合わせ中の小川と和田。

読み合わせのときに録音した音声をBGMに、今この原稿を書いている。ナレーターの表現力も相まって、心が自然と前向きになる。

この音声を、アップマープのウェブサイトでお聞き頂けるようにした。あくまでも、リハーサル中の音声だが、アップマープの雰囲気を味わって頂けると思う。
http://www.upmrap.com/make/index.htm


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.153 『「まるQ」をチェック!』 2009.4.27


昨日放送されたテレ朝の新番組「大人のソナタ」で脳波測定シーンが登場した。

「脳波は目を閉じて・・・、頭を動かさず・・・」と、正確な脳波を測定するためのナレーションを丁寧に入れてくれていた。ピアノ弾きの天才少年?を紹介するシーンでのことだ。

ただ注意深く画面を見ていると、指標はベータ波だった。そして、電極配置から推測するとおそらく双極誘導法だったと思う。

単に脳波観察と言っても、計測手法が違えば、出力されるデータの意味は全然違ってくるから気をつけなければいけない。

話しは変わるが、弊社から脳波解析システムを導入して頂いた長野県看護大学母性看護学講座の清水嘉子教授から、同システムを利用した研究論文が届いた。文部科学省の科学研究費補助金受給のご研究だ。

タイトルは「母親の育児幸福感を高めるプログラムの実施と評価」で、日本看護科学学会の会誌(29巻1号 平成21年3月)に掲載された。

これを機に、同システムを用いた研究論文を紹介するコーナーを弊社ウェブサイトに新設した。他の論文もいくつか掲載しておいたので、参考になればと思う。
http://www.selsyne.com/aim/products/fm-515a/index.htm#ronbun


先週、脳波測定に関する相談が、テレビ番組制作の女性スタッフからあった。

最近若い女性の間で「仏像」がブームなのだそうだ。ぼーっと眺めたり、仏像を実際に作ったり。

これが女性達の癒しになっていると。

科学的な視点で、その癒しを検証したいとのことだった。

面白いと思った。実際、ぼーっと見たり一心不乱の作業に癒し効果があることは確かだ。

現場撮影が昨日行われるかもしれなかったので予定を開けておいたが、残念ながら脳波測定シーンの撮影は中止となった。

でもこの企画は面白いと思う。

日テレの情報番組「ズームイン!!SUPER」で7時40分頃からの「まるQ」コーナーで、放送予定は明日(28日)だ。

テレビ番組制作スタッフと脳波測定に関する話しをすることがたまにあるけど、「ありのままの正確な情報を伝えたい」という真摯な様子の人が多くなってきている。脳波を扱う上での自主規制も厳しくなっているのだそうだ。

明日は新宿にて、あるミュージシャンの脳波を測る予定だ。どんな脳波が測れるか・・・、特徴的な脳波が得られたら紹介したいと思っている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.152 『『MR. BRAIN』』 2009.4.21


某鉄道会社からご用命を頂き、昨日、脳波解析システムを引っ提げて東京駅へと出向いた。

運転士さん達のスキル&メンタル向上プログラムの効果測定に脳波を用いたいとのことだった。

しかし結論を言うと、このプロジェクトでの利用は見送られた。残念! ビッグプロジェクトに貢献したかったなー。

「開眼作業時の正確な脳波測定は無理」というのが、見送られた理由だ。

「開眼作業時の正確な脳波検出」のニーズはとても高いので、各メーカーはその開発に取り組んでいるが、満足できる製品はまだ無い。どうしてもノイズが乗ってしまう。

たまに、開眼状態で脳波を測っているシーンがテレビで放映されることがあるが、あれは殆どの場合インチキをしている。開眼時の生体ノイズを抑えるコツを被験者が体得していれば不可能でなないのだが・・・。

テレビと言えば、TBSの土8ドラマ枠で、『MR. BRAIN』が5月23日からスタートする。

木村拓哉氏扮する警察庁科学警察研究所に所属する脳科学者が、世の中の常識を覆していくのだそうだ。

脚本は蒔田光治氏、脚本協力は森下佳子女史、演出は福澤克雄氏、そして脳科学監修は日本大学大学院総合科学研究科医学部教授の泰羅雅登氏だ。

このドラマで「Neural Impulse Actuator」(脳波マウス)が小道具として使われるかもしれないという未確認情報が入った。昨年話題になった、脳波でPCのポインターなどを動かす入力デバイスだ。

脳波マウスを紹介するYouTube動画が以下のURLからリンクされている。
http://www.ocztechnology.com/products/ocz_peripherals/nia-neural_impulse_actuator

ドラマに登場するのかしないのか、登場するならどんな使われ方をするのか。その辺は定かではないが、脳波に関する誤解を助長しないものであって欲しいと切に思う。

否、それは違うな。エンターテインメントで開拓してもらって、私達がその砂利道を舗装していけばいいのか。


前号で紹介した「ファインブレイン研究会準備室」。メーカーから正式に協賛の了承を頂いたので、「準備室」が取れて、晴れて「ファインブレイン研究会」となった。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/index.htm

達人達の脳波を隈無く測定するために、アルファータFM-919用の脳波センサーを手作りした。額からだけでなく、毛髪のある部位からの脳波も測りたいので、日本光電(臨床用脳波計のメーカー)にペーストも発注した。

「脳波研究・・・本物は脳波に表れる!」乞うご期待。


執筆を中断している「アファーメーション本」の紹介ページを以下のURLに掲載した。中断していて偉そうなことは言えないけど、やっぱり言います、乞うご期待。
http://www.selsyne.com/aim/products/book/affirmation.htm


そして、アップマープ。
http://www.upmrap.com/

一昨日、小川正人師範から最終原稿が届けられた。来週月曜日にナレーション録りを行う予定だ。いつも言うが、小川師範のストイックな生き様には本当に頭が下がる。アップマーププログラムは、小川師範をモデリングする絶好の教材になるだろう。


色んなことが色んな形で芽生え始めている今日この頃。この一瞬一瞬を味わって生きていきたい。感謝しつつ・・・。

『MR. BRAIN』の称号は、しばらくキムタクに預けるか。なんちってー。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.151 『ファインブレイン研究会の準備室発足。』 2009.4.14


楽しみだ・・・。これから、各分野の達人(エキスパート、マスター)達の脳波を収集する旅に出る。

私が興味を持った達人達に連絡をとって、お一人お一人の脳波をじっくり観察させていただきたいと思っている。

達人達の中にも、脳波測定に興味を示して積極的に協力してくれる人もいるし、逆に嫌悪感や拒否反応を示す人もいるだろう。

いずれにしても、アポイントメントをとるときに、プロジェクトの趣旨を説明しやすい名前が欲しいと思っていた。

先日、トイレに入っていたときに閃いた。名付けて“ファインブレイン”だ。

このプロジェクトに興味を示してくれていた人が一緒に会社を作ろうと提案してくれていたので「株式会社ファインブレイン」だ。

残念ながら会社設立はペンディングとなったので、まずは「ファインブレイン研究会」の名称で活動を開始しようと思う。

メーカーの担当者もこのプロジェクトへの協力を約束してくれている。しかし正式決定はまだなので、とりあえず「ファインブレイン研究会準備室」をセルシネ・エイム研究所の中に置く形でスタートしたいと思う。

達人達のファイン(みごと、すばらしい、精密、微細)なブレイン(脳)を、脳波測定という手法で解明していきたい。

私の探求心に火をつけたのは、キネシヨガ/脳ヨガの創始者である瑜伽さんとの出会いだ。

「アルファータFM-717」と「パルラックス2」で解析してみて、何かがありそうだと感じた。

簡易脳波測定器と臨床用脳波計とでは、やはり精度や機能面で差がある。その辺をしっかり理解しながら、測定結果を検討する必要がある。測定器が示す数値やグラフを単純に読むのではなく、測定器の仕様や特性、あるいは癖までも踏まえながら読み解くことが大切なのだ。

もちろん、バイオフィードバックトレーニングの道具として用いるなら、そんなに難しく考える必要はない。目的の脳波が出るように、リラックスして頑張ればいい。しかし、脳波研究が目的ならば、そう単純な話しではない。

瑜伽さんの脳波を測ったとき、もっと詳しく脳波を見てみたいと思った。メーカーにお願いして、試作段階だった高性能簡易脳波測定器「アルファータFM-919」と脳波解析PCソフト「パルラックスF」を活用することにした。

それが、瑜伽さんとメーカー、そしてセルシネの3者による共同プロジェクト「脳ヨガ脳波研究」の始まりだった。

2ヶ月間に及ぶ測定で、脳ヨガにおける脳波の知見を一通り得ることができた。この成果は、今後様々なメディアを通して発信していくことになっている。

瑜伽さんの真摯な探求心には、本当に頭の下がる思いだった。

この「脳ヨガ脳波研究」からの発展プロジェクトが、今回ご紹介した「ファインブレイン研究会」だ。これからどんな達人のどんな脳波が計測できるのか、見知らぬ宝を想像しながらワクワク感がこみ上げてくる。


また、「FM-919」と「パルラックスF」の新システムで脳波を測って欲しいというご要望もいただいている。

ご希望にお応えするために、脳波測定のお申込受付窓口を以下のURLに設けたので、ご希望の方は参照されたい。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/eeg/index.htm


「FM-919」は、検出した脳波をFFT演算して、3Hzから30Hzまでを0.5Hz刻み、フルスケール50μVで出力する。

その信号を受け取った「パルラックスF」は、リアルタイムに1秒毎の脳波をモニターに表示する。また、10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、60秒の中から任意の時間の平均脳波をリアルタイムに表示させることもできる。測定時間は、1分から100分までを1分刻みで設定できる。

脳波の測定部位は、左前頭葉前額部(Fp1)と呼ばれる箇所だ。脳波の増幅は、単極誘導法によって行う。これらの仕様は、達人達の脳波を測定研究する上で最もコストパフォーマンスに優れた手法だ。もちろん、普通の人?がバイオフィードバックトレーニングする場合にも適切な部位だ。

いろんな所に出かけて、いろんな達人達の脳波を収集していきたい。面白い脳波が取れたら、随時紹介していく。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.150 『ウェブサイト「脳波研究・・・本物は脳波に表れる!」オープン。』 2009.4.10


ここ数ヶ月の間に機運が高まり、このブログでも紹介してきている「脳波研究」について、色々な縁が生まれてきている。

瑜伽さんが「脳ヨガ」の取材を受けたときに私を紹介してくれたそうで、某雑誌の編集者さんから電話をいただいた。脳波のデータを送って欲しいとのことだった。

あの「臨界点を超えたアルファ波?」のグラフが雑誌に掲載されるそうだ。一翼を担えた喜びと感謝の気持ちが溢れてくる。発売されたら紹介するのでお楽しみに。

一昨日は、愛知県安城市から車を飛ばしてご来訪下さった男性がいた。

氏の話しに引き込まれて、17時過ぎから22時過ぎまでの5時間があっという間だった。メーカーに確認したいことがあり電話に立ったとき、ふと時計を見ると21時を指していて驚いた。

なさっていることを聞いても、多岐にわたり、そして奥深いようで、にわかには把握できない。経営されている会社のHPを事前に訪問していたが、予習は何の役にも立たなかった。

HPは近々リニューアルするとのことなので、オープンしたらこのブログでも紹介したい。

また、脳波を含めた共同プロジェクトの提案もいただいたので、形になってきたらこちらも改めて紹介したいと思っている。

瑜伽さんとのご縁で「脳ヨガ脳波研究」を2月からスタートしたが、達人達の脳波を収集するプロジェクトを今月正式に立ち上げた。まずは、能力開発や脳波研究の指標となるデータベースを構築していきたいと思っている。

プロジェクトの様子やデータの一部は弊社ウェブサイトの「脳波研究・・・本物は脳波に表れる!」で公開していく。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.149 『またしても遅ればせながら・・・、「デジヴォ2」発売。』 2009.4.5


前号の「特異脳波の収集探検」に続いて、今日も遅ればせながらのご報告だ。

昨年の6月に予告した速話聴取マシーン「デジヴォ2」の発売。

「デジヴォ2」自体は既にメーカーから昨年夏に発売されているが、セルシネから正式に発売するのを見送っていた。具体的な理由があったわけではなく、何か気分が乗らなかったからだ。

それが、先月27日にメーカーの営業マンと話しをしていて、私の頭の中でにわかにスイッチが入った。

それから一週間、「デジヴォ2」対応の速話聴取マニュアル音声ソフトの開発とウェブサイト等の広告物を一気に仕上げた。

「遅ればせながら」というとあまり褒められた話しではないが、これは、3月21日に投稿した“待つ”に通じるものがある。すなわち、機が熟すのを待って実行するということだ。

やるべきなのに気分が乗らない・・・。何か胸騒ぎがする・・・。そんなときは止めておいた方がいい。

そういえば、アファーメーション本の執筆もパタリと止まっている。これもたぶん、「待ちのとき」だからだ。アファーメーション本のことは毎日意識している。でも、そのファイルは開きもしない。先日、ちょっと手直しした程度だ。

機運がとても大切だと思う。

永続的な成功者を見ていると、皆、この機運を大切にし、そして自身の直観を信じている。

過剰な売り上げ、過剰なスピード、過剰な欲望が無理を生む。むろん、慢性的な怠惰は話しにもならないが。いずれにしても、機運から外れた行為は破綻する。

機運に心が共鳴すると、楽しいし、エネルギッシュだし、能力が高まるし、アイデアも湧くし、そして何より気持ちいい。充実とはこのことだ。

心を機運に合わせる方法・・・。トータルセッションでサポートしている。是非!


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.148 『遅ればせながら、特異脳波の収集探検へ。』 2009.3.28


今日は、ある女性ヒーラーの脳波を紹介する。私自身も含めて、いわゆる普通の人からは絶対に検出されない脳波だ。

今年に入ってから、私の脳波定説(思い込み)が音を立てて崩れ始めている。

もう20年以上も様々な形で脳波を測ってきた。数万円のおもちゃのような脳波計から、数十万円、あるいは数百万円の臨床用脳波計まで。20代の頃には500万円を超える投資をして、脳波計を応用した能力開発マシーン「バビス−1」を開発したこともある。

しかし、顧客や被験者の多くは当然普通の人だ。だから、普通の人の脳波が脳波だと思い込んでいる。病院の先生が、病気を見つけるために脳波を観察していると、脳波に対する認識が偏ってしまいがちなのと似ている。

ところが、既にこのブログでも紹介している瑜伽さんといい、今回の女性といい、世の中には凄い人達がいるものだ。

ちなみに、瑜伽さんとの「脳ヨガ脳波研究」の模様を、ビデオの定点据置撮影で以下のURLにアップしている。
http://www.selsyne.com/aim/finebrain/video/nouyoga.htm

瑜伽さんは、身体の軸に沿って全てのチャクラを開いたときに、ミッドアルファ波(10Hz)が驚異的に出ていた。それは「臨界点を超えたアルファ波?」で紹介したとおりだ。

今日紹介する女性ヒーラーの脳波は、シータ波の中の6Hzが異常に高いボルテージを示している。10秒平均で40μVを超えている。
強いシータ波とその倍音を検出した脳波。

更には、このグラフでは見えにくいが、6Hzの倍音である12Hz、18Hz、24Hzが検出されている。そして、それ以外の帯域はゼロである(正確には、測定器の脳波検出限界である数μボルト以下ということ)。脳波の基音とその倍音だけが綺麗に出ている。

耳に聞こえる音というのは、倍音の存在とその減衰率によって音色が決まる。この人の脳波も、まるで綺麗な音色を奏でているかのように見える。

もう一つビックリしたことがあった。脳波のボルテージは、ピコピコと上下のリズムをとるのが普通である。ところが、測定器の時定数を変えたのではないかと心配してしまうほど、ピタッと動かない状態が続いた。

この女性は、師匠からヒーラーとしての免許皆伝を認められたそうだ。

その師匠のHPをのぞいてみると、次のようなことが書かれている。

「波動を視覚化して、運勢、性格、仕事、健康、恋愛、家族、守護霊などを鑑定します」

普通にこんな文章を見せられたら、「馬鹿馬鹿しい・・・」と思う。

しかし、上のような脳波を目の当たりにすると、「もしかしたら、普通の人には感じないものが見えるのかなー」と、歩み寄ってしまう自分がいる。

そもそも私は、「オーラだとか守護霊だとか言う前に、その人の顔を見ろ、顔を。顔には、その人の思考の経歴も遺伝情報もハッキリと刻まれている。そして、今の在り方も顔に表れている・・・」と思うたちだ。

でも、こうも立て続けに凄い脳波を見せられると・・・。

遅ればせながら、能力者の脳波を収集する探検に出ようと思う。もちろん、批判力をしっかりと堅持して。

このプロジェクトの展開は、HPとブログで随時紹介していこうと思っている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.147 『祝・侍ジャパン。WBC連覇!』 2009.3.24


強化試合から含めてこの1ヶ月間、本当に楽しませてもらった。ありがとう、侍ジャパン。

覇気が感じられなかった北京五輪の鬱憤を見事晴らしてくれた。

それにしても、「できる人」が苦悩する姿を見るのはいいねー。結果の出ないイチローがどんな態度を、そして言葉を吐くのかずーっと見物していた。セルフ・アファーメーションの視点からも非常に興味深かった。

変性意識、いわゆるゾーンに入るシチュエーション・レベルは人それぞれだけど、イチローはあの場面で入ったんだね。

私の中で一番格好く映ったのは原辰徳監督だった。そういえば、自分と同じ誕生月日の有名人を知ったのは原さんだった。6年先輩の7月22日生まれだ。

ゲームが終わったとたんに注文が慌ただしく舞い込んできた。きっと皆、「自分もやるぞー」と勇気をもらったんだと思う。

ありがとう侍ジャパン。韓国も素晴らしいチームだった。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.146 『一年間の再会劇に感謝、そしてこれからも・・・。』 2009.3.21


「株式会社エス・エス・アイのユーザー様専用無料サポート」の窓口を設置して一年が経った。設置して本当に良かった。高価な教材を購入してくれたユーザーを裏切りたくなかった、そして何より自分自身のために始めたことだ。

SSI社に対する不満を抱いている人は少なからずいる。それは、プログラムを購入する前と後の様々なギャップを感じるからだろう。例えば、セールストークとアフターサービスのギャップ。価格と教材内容のギャップ。夢と現実のギャップ、等々。

私が同社の顧客サポートを担当していたとき、他部署のスタッフがこんな提案をしてくれたことがある。

「和田さん、苦情・要望を受け付ける専用の窓口を設けたらどうですか? 誠実に対応していくことによって、そこにはきっと宝がありますよ」

正確な言葉は忘れたが、こんな感じの提案だった。

私の力不足でこの提案を実現することはできなかったが、同社を離れて8年目に、セルシネの責任において実践したのが上の窓口だ。

理屈では何となく分かっていたことだが、覚悟を決めて実践してみて本当に良かった。ここで得た様々な宝を、今後のセルシネの活動で形にしていきたい。

高価な教材を購入したものの思うようにいかないという人の理由は様々だが、一つの応援文章をプレゼントしたいと思う。

この文章は、私がSSI社に在籍していたとき、セミナー案内小冊子の「パワーズの独り言」コーナーに寄稿したものである。当時この文章を読んだユーザーから、電話や葉書、そしてセミナー会場でも「勇気づけられました」「気持ちが楽になりました」などと沢山の声を頂いた。文章に登場するシェフご本人からも、「今はまた元気にやっています」と晴れやかな声のお電話を頂戴した。


「プログラムを始めた頃は、明確な目標があって充実していたんだけど・・・」「目標は達成できたのに、最近なぜかやる気が湧かないんです」 数年前、あるホテルのシェフから一念発起して、洋菓子店のオーナーシェフとして見事独立された会員からの相談でした。そして、次のように言葉は続きました。
「やっぱり目標を持たないと駄目なんですかねー」「‘売り上げを伸ばす’とか‘もう一軒店を出す’とか」
「そうです。目標を持つことが大切なんです。全てはそこから始まるんです・・・」
と言うのは簡単でした。明確な目標を持って、それを達成した経験がある方なら尚更でしょう。あの充実した日々をもう一度・・・ですね。でも、本当にそれでうまくいくのでしょうか。そんなに都合良く自分を奮い立たせてくれる目標が出てくるものでしょうか。実際、この会員からはそのようなエネルギーは感じられず、逆に悶々とした雰囲気が伝わって来ました。
このような時、何を目標とし意識をどこに向ければ良いのかは、プログラムフォローアップ/スタートアップコースでお話しています。ちょっと今日は、別の視点から見てみたいと思います。
それは、“待つ”ということです。機(チャンス)を待つ勇気を持って欲しいのです。“行動することの重要性”について、耳にたこができるぐらい聞かされている皆さんには、意外だと思われるかもしれません。でも、真の自己実現、目標達成をしたいのなら、機が熟すのを待ってGET(獲得)する心の余裕と勇気を持って欲しいのです。目標が見当たらず、先が見えない時は不安です。しかし、無闇に目標設定や行動を起こすのはやめましょう。KSPにもあります「最も暗くなった時に、星が輝くのです」と。腰を据えて目を凝らして観て下さい。焦りは禁物です。受け取る成果を小さくしてしまいます。暗闇の向こうに、本当の目標が輝き始めるのを待って下さい。熊が、冬眠するのを怖がってちょこちょこ外に出ていたら、次の春を迎えるのは難しいでしょう。人生において、このじっとしている時期はとても重要です。樹木の年輪だって、竹の節だってそうです。圧縮した時期や箇所が無かったら・・・。
SSIのプログラムやセミナーは、目標設定からその達成までの間に使うこと以上に、まだ明確な目標が無い時期にこそ活かして欲しいのです。“待ち”の時にです。
 SSIサクセスパワーズ 和田 知浩


「KSP」というのは、モチベーションの喚起を目的としたプログラムのことだ。


いろんなステージにいるクライアントをサポートできる存在でありたいと思っている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.145 『失敗を単なる失敗と感じさせない強さ。』 2009.3.17


松坂大輔の投球は素晴らしかった。

昨日行われた、第2回WBC第2ラウンドの対キューバ戦だ。

出版サポートをしている原稿チェックの作業を中断して、午前4時40分からのテレビ中継に釘付けとなった。

ピンチの火種をあっさり消し去った緩急自在のピッチング。イチローと城島が続けてファールフライを落球したときの奪三振。メンタルもフィジカルもインテレクチュアルも、全てにおいて満点だった。

チーム力も素晴らしかった。再三の牽制死にも意図を感じた。もちろん死のうとする意図ではなくて、剛速球投手を揺さぶる戦略と戦術をだ。

青木の巧打と果敢な走塁も光った。

ゲームに対する広い意味での事前準備が、どちらに転ぶか分からない流れを日本チームに引き寄せた。


・失敗を恐れない強さ。
・仲間の失敗を挽回する強さ。
・失敗にも意図を感じさせるほどの強さ。


それにしてもアジア勢が強いねー。

明日の韓国戦はどんなゲームを見せてくれるんだろう。

いやいや、評論家振ってる場合じゃない。いいものを見せてもらいながら、いい仕事をしていきたい。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.144 『臨界点を超えたアルファ波?』 2009.3.7


“脳ヨガ”とはよく言ったものだ。

瑜伽さんとの脳波研究が順調に進んでいる。

先月瑜伽さんとの縁を得て、そこからプレ研究まで進展した経緯は既にご紹介しているとおりである。

その後、26日に本研究をスタートした。そして昨日、その結果を基に意見交換すると共に、改めて脳波測定をしてみた。

様々な知見が得られてきているが、本号ではその中から一つ紹介したいと思う。

この研究では、フューテックエレクトロニクス社が開発を進めている次期モデルの脳波測定器「FM-919」とPC解析ソフト「パルラックスF」の試作器を活用している。

脳ヨガは様々なポーズをとるので、脳波センサーがずれてしまいがちである。極力安定した脳波を検出するために、センサーを適度に固定する。
瑜伽さんに脳波センサーを装着。

とはいうものの、被験者が動く測定環境では、正確な脳波を検出するのがとても難しい。雑電波の混入によるデタラメなグラフを基に云々するという愚を犯してはならない。
脳ヨガ中の瑜伽さんの脳波を測定。

瑜伽さんから提案された6つのカテゴリーを3回ずつ測定しながら、カテゴリー別の脳波の特徴とその再現性を確認した。

今日報告するのは、「姿勢」というカテゴリーの脳ヨガ脳波である。ポーズはこんな状態で行う。
「姿勢」のポーズ。

10秒間隔で下から順番に瑜伽さんがチャクラを開いていく。

驚異的な脳波が検出されるのは、開いた全てのチャクラを一本の軸で結び、下方は地球の中心まで、上方は空高く宇宙まで延ばすイメージに入っているときだ。

この10秒間は想像を絶する脳波パターンで、思わずメーカーの若菜さんと驚きの視線を交わした。

表下段の左から3つ目のグラフがそれだ。
全てのチャクラを開いたときの脳波。

赤線部分が10Hz、すなわちミッドアルファ波だ。この帯域のアルファ波が10秒平均で40μVに迫る。単位時間(1秒)で見ると、本システムの仕様であるフルスケールの50μVを振り切ってしまうこともある。

もちろんそれは雑電波によるものではなく、10Hz付近の脳波のみがきれいに立ち上がる。

他にも、上の表で目を引くのが下段左のグラフのシータ波である。このとき瑜伽さんは額のチャクラを開いている。そのときに感じる光がとても眩しいそうで、閉じた瞼の奥で目の玉がキョロキョロしている。

残念ながら、このシータ波帯域の延びは雑電波の影響である。FM-919に設けてある雑電波検出ランプがひっきりなしに点滅する。

ただし・・・。ただし、ただし。ときおり純正のシータ波が垣間見れる。瑜伽さん自身も、このとき特異な意識状態にあり、雑電波の影響だけではないと思うと感想を述べている。

いずれにしても、シータ波の帯域は前回報告に引き続き「更なる検討」が必要である。

注目帯域をアルファ波に戻そう。繰り返すが、アルファ波のこのボルテージは驚異的である。

各脳波の特徴は以下の弊社サイトに記載しているので参照されたい。
http://www.selsyne.com/aim/products/fm-515a/#nouhanohyou


アルファ波というのは、その人の集中力を測る上でとても役立つ脳波である。

昔私が会社勤めしていたとき、新入社員研修の一環として脳波を測っていた。自社がどんな商品を売っているのかを知ってもらうために、営業事務や総務などの新人もだ。

図らずも、社内の被験者だからその後の仕事ぶりを結果的に追跡調査できる。仕事を早く覚え、ミスも少なく効率的に仕事をする社員は、やはりアルファ波が良く出た人達だった。

それでも、アルファ波のボルテージは20μV程度が限度だ。平均で30μVを優に超える瑜伽さんの脳波は凄い。

このボルテージの獲得は、単なるバイオフィードバックトレーニングや自律訓練法では難しい。

この脳波パターンが瑜伽さんを初めとした選ばれた人特有のものなのか、それとも体系づけられた訓練、例えば「脳ヨガ」によって誰でも得られるものなのか? 研究を進めていきたい。

ところで、大いなる何かとの一体感を得ているときにこれ程のアルファ波が出るというのは、環境への直接的な何らかの作用があるのだろうか。

瑜伽さんによると、特異な人達が集っていると、部屋のあちこちで「パチッ、パチッ」という音がしたり、電化製品が狂ったりすることが良くあるのだそうだ。

単なる静電気類のいたずらなのではないのかもしれない。臨界点を超えたボルテージのアルファ波が、何らかの作用を及ぼしているのだろうか?

これからも様々な人の脳波を収集し、セスマット(Selsyne Self-Managing Technology)の礎となる頭脳工学を確立していきたいと思っている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.143 『プロフェッショナル 仕事の流儀・・・抽選結果。』 2009.2.28


3月31日の放送は「脳活用法スペシャル」で、今回のテーマは「育てる」だそうだ。子供や部下、あるいは自分自身をいかに育てるかを解説するらしい。

その収録の観覧に100名を抽選で招待すると知って、さっそく応募していた。

申込フォームには、「育てる」について茂木健一郎氏に質問してみたいことを記入する設問があった。

私は、「教える者の能力以上に教わる者を育てる、その方法を訊きたい」と書いた。

もちろん私なりの考えは持っている。この質問に茂木氏がどのように答えるか・・・、一つの挑戦状だ。

「自身の能力以上に人を育てた人は?」と訊かれて、あなたなら誰の顔が頭に浮かぶだろうか。その人の人柄は、能力は、行動は、言葉は・・・。


そして先週、NHKから抽選結果が届いた。よーっし行くぞー、の意気込みで・・・。というのは嘘で、スタジオでの収録中に直接質問するようにと言われたらどうしようと、ドキドキしながら以下の文章を読み進めた。


和田知浩様
謹啓
向春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
この度は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」公開収録の観覧にご応募いただきまして、誠にありがとうございます。
お陰様で私どもの予想を大きく上回り、全国から大変多くのご応募を賜りました。
皆様のご熱意に触れ、スタッフ一同身の引き締まる思いを新たにいたしました。
さて、当日の観覧席には限りがございまして、誠に恐縮でございますが今回はご要望にお応えすることができませんでした。
今回の『脳活用スペシャル(仮題)』は3月31日(火)に放送を予定しております。
これからもますますパワーアップして番組をお届けしたいと思っています。
今後とも「プロフェッショナル 仕事の流儀」をよろしくお願い申し上げます。
謹白
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」
スタッフ一同


実際には、抽選結果を勿体振るかのように、3個ずつも改行しながら、たっぷりの余白の中に書かれていた。

あー良かった。オンエアを気楽に楽しみ待とう。


番組HP


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.142 『瑜伽さんの凄いとこ。それは・・・』 2009.2.21


離したくなかった瑜伽さんとの共同研究が始まった。離したくなかった理由は、3号前の「話したくて離したくなかった人。」に書いた通りだ。

瑜伽さんは、キネシオロジーとヨーガを統合したキネシヨガの創始者で、「『脳ヨガ』で克つ!」の著者でもある。

先々週に弊社の「体験セッション」をご利用頂き、瑜伽さんの脳波を測定した。それが、話したくて離したくなくなった出会いだ。・・・一週間後、喫茶店で再び会った。

私へのプロジェクトに対する質問は厳しかった。要は「誠実にやり通す」ということ。私も望むところだ。

それから一週間後の昨日、セルシネにお越し頂いて、プロジェクトがスタートした。
脳ヨガ中の瑜伽さん。
瑜伽さんの脳波の凄いところは、その特徴的パターンと随意性にある。

例えば、アルファ波のボルテージが普通の人の2倍程度出現する。このことからも、瑜伽さんの聡明さがうかがえる。でもまあ、そのくらいのパターンを出す人はたまにいる。

もっと凄いのは、優勢脳波を随意的に切り替えることができているという点だ。もちろん瑜伽さんは、脳波を変えようとしているのではない。脳ヨガのステップを踏んで、意識をコントロールしている。

これができる人は希である。例えば、アルファ波が強く出る人に対して、「ベータ波を強くして下さい」とか「シータ波を強くして下さい」と言っても、まずできない。

ベータ波を出すなら雑念を湧かせればいいと思ってやってみても、なかなかそうはいかない。

なぜなら、本人の脳波は自動的(不随意)にパターンがセットされているからだ。パターンは、何らかの集中トレーニングや育った環境、あるいは偶発的な切っ掛けなどによって形成される。そこ止まりだから、それをさらに変化させることができない。

ところが瑜伽さんの場合は、自身の様々な身体部位と対話することによって、その部位に適した脳波にチューニングする能力を開発している。幾パターンもの脳波を随意的にセットできるというわけだ。

ヨーガの達人は、皆このような能力を得ているであろうことは間違いない。
脳ヨガ中の脳波を分析する瑜伽さんと和田知浩。
昨日は、本研究を前にしたプレ研究だったが、姿勢、呼吸、空間把握などを切り替えているときの脳波を測定した。このデータと経験を元に、本研究の進め方を検討する。

もう一つ嬉しいのは、この研究にメーカー(フューテックエレクトロニクス社)が協力してくれることになったことだ。

前回瑜伽さんの脳波を測ったときに手応えを感じたので、これを詳しく分析してみたいと思った。そのためには、メーカーが現在開発を進めている次期バージョンの機能がどうしても必要なのだ。

インターフェースの開発段階に来ているが、発売はまだまだ先になる。

「そこを何とか・・・」とお願いし、昨日は次期バージョンの試作器をご持参頂き測定した。

瑜伽さんと若菜さん。

脳ヨガの瑜伽さん、メーカーの若菜さん。お二人に感謝感謝です。

こういう研究は希望的観測に陥りがちだが、客観性と批判力を携えながら進めていきたい。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.141 『アップマープ・ファクトリーに新メンバー。』 2009.2.15


昨日、今年初めてのアップマープ教材制作会議を野方の清涼堂で行った。

小川正人師範の人脈で様々な協力者が集っているが、昨日は、プロジェクトを展開する上でとても重要な役割を担ってくれることになるであろう人物を紹介された。

重要な役割とは、アップマープを学ぶ者を側面からサポートする機能である。

彼の名は、湯場富幸さんという。湯場さんは精神保健福祉士の資格を持ち、その人柄も合わせて、このポストに打って付けである。

精神保健福祉士とは、精神的に病んでいる人を心理面で支えるのはもちろんのこと、社会的、経済的な問題解決をも支援できるノウハウを身につけた者に与えられる国家資格である。

湯場さんの抜擢からみても、小川正人師範のアップマープ・プロジェクトに対する姿勢というか本気度が分かると思う。

写真右が湯場さん。顔合わせの挨拶と会議が終わった後、写真を撮りましょうとパチリ。ビジョンを語り合っているという設定の“やらせ写真”・・・である。
湯場富幸さんと和田知浩。
その後、二人とも新宿に用があったので、西武新宿線で移動した。お互いの買い物を済ませてから、ちょっとゴージャスなカフェで語り合った。

「・・・生徒がアップマープを止めるような判断をすることもあると思いますが・・・」と、湯場さん。

もちろんそれでいい。そのスタンスこそが打って付けだ。いつでも全方位的(全ての方法と可能性を閉ざさず)にアドバイスできる機能があることにこそ価値があるのだ。

私もクライアントの社長に言うときがある。「社員研修をしたら、社員が会社を辞めるかもしれませんよ」と。

良くも悪くも、経営者と従業員は似たもの同士だから一つの会社に集っている。和気あいあいだったり、変な緊張感があったり・・・。

それが、社員研修を始めたばっかりに経営者と社員の間に温度差が生まれて、社員がスーッと辞めていく。

私は、この自然の摂理とも言える流れを留めたくないから、社長には前もって断っておくのだ。

社員が辞めるのは困るという社長は、社員研修をキャンセルするか、覚悟を決めて自らも社員と競争するかのように取り組む。競争があってこそ、初めて共創が生まれるとも言える。

皮肉な話しだが、社員に辞めてもらうために社員研修を導入する会社さえある。社員と共に成長せず、社員だけを成長させて辞めさせる・・・。経営者に限らず、人はこれ程までに変わる(成長する)ことに臆病なのだ。社員研修にもいろいろな目的が隠されている。

会社に限らず、人同士の交流は自然の摂理に適った形がいい。今一番適した人と交流し、終われば自然と離れていく。

アップマープに集う生徒に対して、アップマープの枠を超えた選択肢も提案する。この機能はとても大切だと思っている。

だから、「・・・生徒がアップマープを止めるような判断をすることもあると思いますが・・・」との湯場さんの言葉に、我が意を得たりと大賛成したのだ。

この写真はやらせではなく、静かな熱意で語る湯場さんを捉えたスナップショットである。
静かな熱意で語る湯場さん。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.140 『源流本流との交わり。』 2009.2.11


昨日、北区赤羽の感動生活倶楽部で行われた「アルファ脳波測定セミナー」を受講してきた。

目的は、新登場する脳波フィードバックマシーン「アルファテック4」の仕様及び性能を確認するため、そしてもう一つは、このマシーンの開発者である志賀一雅氏にお会いするためである。

各テーブルに1セットずつ、出来立てほやほやのアルファテック4が並べられていた。

脳波センサーからワイヤレスで本体にデータを飛ばせること、目を開けた状態でも測定できることなどが魅力的だ。もちろん、脳波フィードバックマシーンの命は、測定精度だ。
脳波フィードバックマシーン「アルファテック4」

さらなるチューニングとバグ取りを完了され、正式ロットの製品が発売されるのを今から心待ちにしている。

志賀先生は有名な方なので、同氏の著書を読んだりセミナーに参加したことのある人も多いだろう。

もちろん私も、1980年代半ばから良く存じ上げていたが、実際に対面でお話しさせて頂いたのは今回が初めてだった。

それまでの接し方は、3年前にこのブログに投稿した「人生に重要な影響をくれたお二人に会いに行こう。」の通りだ。

志賀先生のアルファ波に関するご著書は当時から拝読していたが、志賀先生のライバル会社とも言える会社に私は就職したために、素性を明かして面会するのをはばかっていた。今にして思えば、ちっちゃくてもったいない話だ。

日本の「脳波フィードバックトレーニング」の分野において、マシーンの開発からメンタルトレーニングの指導まで、ご自身の手で積み重ねてこられた実績は大きい。
志賀一雅先生と和田知浩

もしも、志賀先生が作ってこられた業績の一つでも、そのバトンを私が引き継ぐことができたなら素敵だなーと思った。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.139 『話したくて離したくなかった人。』 2009.2.7


体験セッションが終わった後、歩いて10分ほどのバス停まで送った。

クライアントをマンションのエントランスまで降りて見送ることはあっても、バス停まで一緒に歩いたことはこれまでに一度も無かったこと。

クライアントに癒してもらったと言えば良いだろうか? 予定のセッション時間を大幅に過ぎても、もっともっと話していたいという感じだった。

もう一つの理由は、脳波研究の被験者として絶対に離したくなかったということだ。歩きながら、まとまらない言葉でいろいろ質問した。

これほどまで脳波をコントロールできる人がいるとは・・・。いや、脳波をコントロールするというよりも、意識をコントロールしていて、その働きが結果的に脳波として現れていたと言うべきか。

まず始めにチャクラを順番に開いていく。次に、宇宙意識と繋がるというか、大我になるというか、何かと交信し始める。

そのステップが脳波にハッキリと現れるのだ。「失礼な言い方をしますが・・・、本物ですね」と言った私に、瑜伽(ゆか)さんはゆっくりとうなずいた。

これがまず1回目に測定した15分間の脳波だ。脳波測定は初めてだそうだが、ベータ波はしっかりと沈静している。そして、緑のミッドアルファ波で満たされている。
緑のミッドアルファ波で満たされている。

このグラフでは分からないが、時折目を引く特徴的な脳波も出ていた。素晴らしい。

しかし、残念なのが白い部分だ。これはアーチファクトと言って、脳波以外の雑電波が発生しているときに表示する。正確な脳波を計測できないので、誤認を避けるために表示をキャンセルするのだ。

アーチファクトを表示しているときに瑜伽さんを見ると、瞼がものすごい勢いで動いている。これではとても脳波は測れない。

訊くと、このときに交信しているのだそうだ。私も瑜伽さんも、このときの脳波を見てみたいと思った。

「交信しているときも瞼を動かさないように頑張ってみます!」と瑜伽さん。

話しが前後するが、瑜伽さんが順番にチャクラを開いているときは、こんなグラフになる。ミッドアルファ波がポン、ポンと出ている箇所がそれだ。
順番にチャクラを開いているときの脳波。

話しを戻そう。

瑜伽さんが交信しているときの脳波はこんな風に計測された。その脳波は明らかにシータ波が優勢だった。しかも、フルスケールの50μVを振り切っている。
宇宙意識と交信しているときの脳波。

この測定結果をセルフチェックすると「深い睡眠・まどろみ傾向」となる。
覚醒シータ波が出現している。

もちろん瑜伽さんは眠ってなかった。でも普通の人がこんなシータ波優勢になっているときは間違いなく入眠しているか、顔絵のような状態だ。

意識がハッキリしているのに脳波はシータ波、これが「覚醒シータ波」と呼ばれる状態だ。座禅を何十年も続けている禅僧やヨーガの達人に見られる脳波の特徴である。

瑜伽さんは、吉祥寺や六本木の教室でヨーガやキネシオロジーを指導している。昨年は、書籍「『脳ヨガ』で克つ! 」(頭を柔らかくして、「直観」成功者になろう)も出版されている。

瑜伽さんは間違いなく本物だ。

これまでにも自称能力者を沢山見てきたけど、脳波は正直だから・・・。

何かが見えるとか聞こえるとか言っても、それは本人の錯覚であったり思い込みだったりすることが結構ある。現実逃避の本能がそうさせることもある。脳はそんな働きをする。

不幸にもそんな指導者に師事してしまうと悲惨な結果となる。批判力を失った結びつきは堕落の一途をたどる。

瑜伽さんと話していて、人生の心構えというか、物事の捉え方にとても共感した。そんな瑜伽さんが設立された株式会社アルボルのHP。
http://kinesiology-yoga.com/


上に紹介した脳波の結果で、一つ断っておくことがある。交信時の脳波測定では、アーチファクト機能に細工をしている。だから、雑電波が混入していることは否めない。

より正確な状態を知るためには、もう少し分析を重ねる必要がある。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.138 『情報収集にも口直し。』 2009.1.29


この時代、インターネットから毎日沢山の情報を収集している人が多い。

情報マネジメントの重要性については、このブログにも何度か投稿している。

収集すべき情報は、正しいこと? 好きなこと? 肯定的なこと? 役立つこと? 気になること? ・・・あなたはどんな情報を集めてる?

私も毎日チェックするHPやブログがある。同業者や趣味に関するものだ。

それらの情報は、決して肯定的なものばかりではない。苦笑してしまうものや癇に障るもの、悲しくなるものもある。

情報マネジメントとは、口当たりのいいものだけに触れるということではない、もちろんだ。一次的には口当たりの良くない情報が、後々役立つというケースも沢山ある。

だから、否定的な情報にも目を通す。

自身をマネジメントすべきはそのすぐ後だ。

私にはお気に入りのブログがある。2年ほど前に見つけたそのブログは、ほぼ毎日投稿してくれる。その内容と文脈がとても心地いい。これまで一度も外してない。

このブロガーのお陰で、情報収集後の口直しに事欠かない。いい感じでリアルに戻ることが出来る。

ぶれずに毎日書き続けられるというのは凄いことだと思う。ご本人にも読者にも・・・、これも一つのアファーメーションだ。


久しぶりにアファーメーション本の原稿を引っ張り出して加筆した。何と一年ちょっとぶりだ。そろそろまた執筆の機運が出てきたのかな? 


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.137 『ダブル・ティーチングのさじ加減。』 2009.1.27


コルパーという名称には、“人を喚起する人”という意味を込めている。

セミナーという場面でも、何気ない日常でも、コルパーは周りの人達に良い影響を及ぼしている。

胃の腑に落とすように、「明快な理論」と「深い体験」を提供する。

セルシネでは、これを“ダブル・ティーチング”と呼んでいる。

それまでに「理論学習」ばかりしてきた人に、ちょっとした“体験”を提供することで、スコーンと“出来る人”に成長することがある。

逆に、丁稚奉公のように「体験学習」によって出来ていた人に、ちょっとした“理論”を教えることで、見る見る“分かる人”に成長することもある。

ティーチャーを養成する場面でも、次のようなことがある。

「理論学習」ばかりしてきた人は、後に“体験”することの素晴らしさを実感して「体験教育」偏重傾向となる。もちろん逆のケースもある。

人は、自分が感動したことを伝えたいと思うものだから、当然のことである。

そこまでも至らず、体験することの素晴らしさを知らずに「理論教育」ばかりしていたり、逆に、理論を知らずに「体験教育」ばかりしているようではいけない。いわんや、どちらも知らずに教壇に立つのは論外である。

コルパーは、理論的にも体験的にも伝えられる人である。ダブル・ティーチングのさじ加減が絶妙である。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.136 『地元への目覚め。』 2009.1.24


嬉しいハコモノが地元にオープンした。

我が家から歩いて1,2分の所だ。

今週水曜日に行われた施設見学会に行ってきた。

昨年から、私は地元の人達と交流することに目覚め始めている。

理由の一つは、小川正人師範と知り合ったことにある。小川師範は整骨院を営みつつ、武道や気功などの教室も運営しておられる。そして、タイトなスケジュールの合間を縫って、アップマープの開発を着々と進めておられる。そのストイックなまでの生き様には心底敬服する。

話が逸れた・・・。

整骨院や教室に通ってくる地元の人達との交流が、本当にいい感じなのだ。

もう一つの理由は、自宅マンションの理事になったことだ。11年前の第1期にも理事を仰せ付かったが、当時は出張と重なることが多く、理事会には殆ど出席することができなかった。今回は毎回出席し、書記として精一杯頑張っている。学校の勉強もこんな風に集中して受けていれば、少しはいい点が取れたのかなーと思う。書記を努める中で、生涯学習のカリキュラムに生かせる気づきを沢山もらっている。

また話が逸れた・・・。

以前の私は、地元を軽視していた。というか眼中になかった。ここは、東京で仕事をするための塒(ねぐら)だ、という感じ。地元は島根だ! と。

意識は都心に、一流どころの企業や組織に向いていた。

でも、昨年から地元の人達と関わるようになって、一人ひとりが素晴らしい個性の持ち主であることに気づいた。練馬に住んで20年以上が過ぎ去ってやっとのこと。

そんな中、今週「練馬区立中村南スポーツ交流センター」がオープンした。グッドタイミングだ。

元気になりますよー、というアートだろうか?
元気になりますよー、というアートだろうか?

武道もエアロビもばっちりできる。
武道もエアロビもばっちりできる。

可動式のステージと観客席がある多目的ホール。
可動式のステージと観客席がある多目的ホール。

子供も楽しく安全に遊べるプレイルーム。
子供も楽しく安全に遊べるプレイルーム。

最新のマシーンが揃ったトレーニングルーム。
最新のマシーンが揃ったトレーニングルーム。

水中ウオーキングもできる温水プール。
水中ウオーキングもできる温水プール。

そして、何と言っても私には一番嬉しい会議室。
そして、何と言っても私には一番嬉しい会議室。

練馬区立中村南スポーツ交流センター2階ロビー。

平日だったので、見学者の殆どはお年寄りだった(?失礼)が、皆さん「使える使える・・・」と嬉しそうにイメージを膨らませていた。

ハコモノ行政と揶揄することもあるけど、この交流センターは素直に嬉しい。

国会では、特別会計の埋蔵金から“定額給付金”を・・・、なんて賑わっているけど・・・。

お金が固まれば固まっただけのパワーが生まれるから、せっかくのパワーを生かして何かに化かして欲しい。

お金をそのまま返すなんて、アイデアが無いという愚の骨頂。配分比率がどのようになるのか知らないので、勉強不足のまま批判するのはこの辺で止めておこう。


今年はアップマープ元年となる。小川師範と共に、また様々な協力者と共に、地元から元気を波及できたら・・・。考えただけでワクワクしてくる。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.135 『2009年 セミナー事始め。』 2009.1.19


先週末、今年初めてのセミナー講師を務めてきた。

私が会社勤めしていた頃の同僚で、今は独自のカウンセラー養成講座を主宰している女性から、「意識」と「脳波」のレクチャーを頼まれたのだ。

こうやって声を掛けてもらうのは本当に嬉しい。感謝です。

7人の受講生も全員女性で、既にカウンセラーとして活躍されている方々。新しいスキルを学ぶために受講されているのだそうだ。

この講座の2時間半プラス10分を担当させてもらった。

さすがに皆さん洞察が深く、楽しいディスカッションの時間を持つことができた。
和田知浩 「成功する意識と脳波のセルフマネジメント」問題提起 編でのレクチャー風景。

さっそく、この模様を弊社「映像配信局」に掲載した。
http://www.selsyne.com/aim/totalsession/seminar/index.htm#20090117

今回は、音声を10分弱に編集し、それに写真を付けるという方法をとってみた。こういうのも面白い。・・・でしょ?


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.134 『この時期、環境からの贈り物。』 2009.1.3


「環境」、改めて辞書(goo辞書)を引くと「取り囲んでいる周りの世界。人間や生物の周囲にあって、意識や行動の面でそれらと何らかの相互作用を及ぼし合うもの。また、その外界の状態。自然環境の他に社会的、文化的な環境もある。」とある。

この年末年始の時期はいい。環境から沢山の贈り物がある。一番特徴的な贈り物は、意識への効用だろう。自然と人生を見つめ直し、新たなモチベーションが湧いてくる。

昨年大晦日のメルマガにも書いたが、私の2008年は「脱皮と種蒔き」となった。セルシネ・エイム研究所の殻を破ったビジネスに足を踏み入れ、それは結果的に研究所の新展開を形にする種蒔きだった。

2009年の今年は、それらを発芽させる活動を積極的に打ち出していく。プロダクツの販売方法に新たな手法を採用し、また、ここ数年間休んでいた公開セミナーも再開する。

2009年元旦の富士山−自宅ベランダより。

年末年始の東京の空は澄み渡っている。元日の朝、朝焼けの空が西側の富士山までも染めていった。刻々と変化するその様子をベランダから見つめながら、今年の決意に思いを馳せた。

この時期は、環境からの贈り物が沢山ある。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩


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