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弊社代表和田知浩が、折に触れて気ままに「人生成功」に関するメッセージを投稿しています。


vol.362 今月5日東海地方で放送されたCBC「全力!なにわ実験部〜ナゴヤのギモン、ガチ検証〜」で、なにわ男子メンバーが体当たりチャレンジした眠気覚まし法を振り返り、あなたが実際に使える方法を編み出すヒントを紹介する。
2026.8.9
 
アイドルグループなにわ男子の東海地方初の冠番組がCBCテレビで5日に放送され、翌6日からTVerで2週間の見逃し配信がスタートした。
番組ADから初めて相談を受けたのが4月7日。
CBCの特番「全力!なにわ実験部」という番組で、眠気対策をテーマにその方法と効果測定を実施するために相談したいとのことだった。
同月10日にはディレクターらとリモートミーティングを実施した。
眠気対策の検討を始め、私が簡易脳波測定士養成講座で使用しているパワポ資料や、過去にテレビ番組で眠りと覚醒に関するテーマで協力した際のOA動画の一部も共有した。
ただ、今回の企画では被験者が激しく動くことが予想されるので、実際の脳波測定は断念した。
1ボルトの100万分の1という単位の微弱な電気信号を解析する脳波測定では、筋電(筋肉の活動電位)が強く発生してしまうと正確な脳波が測れないのだ。
そうなると私はお呼びでない・・・。と思っていたのだが、「なにわ男子のメンバーが“先生にバレないよう眠気覚ましにチャレンジ”する様子を別室でモニタリングしながら解説して欲しい」とのオファーをいただき、その後もディレクターとの摺り合わせが続いた。
ロケは4月21日、都内の旧小学校校舎と校庭で繰り広げられた。
なにわ男子7名のうち、この検証コーナーに派遣されたメンバーは高橋恭平・西畑大吾・長尾謙杜の三氏だ。

まずは屋上でコーナーオープニング。この時が本当に初顔合わせだった。

番組が用意した眠気対策法はこの6つ。私が提案した眠気対策も一つ採用されていた。

もちろん、事前の打ち合わせで候補に挙がっていた全ての眠気対策についてその機序を分かりやすく解説できるように準備し、画像や動画、パワポ資料などを保存したノートPCも持参して臨んだ。
メンバーが授業中本当に眠くなるために、オープニング後は実際に運動して食事も取った。
その間、戸田氏と榊原アナと共に職員室で私達も食事を頂きながら会話を楽しんだ。教師役の戸田圭一郎氏は俳優で、色んな番組の再現VTRでも活躍されている。
いよいよ、“とてつもなく退屈な授業”がスタートした。

西畑大吾君がスタジオで言ったように、正に“カオス”の授業風景がこの後展開する。
私は別室で榊原悠介アナと共にモニターを見ながら、その“先生にバレない眠気覚ましチャレンジ”の様子と効果を解説した。
この模様は、放送日の翌日から2週間TVerなどで配信されているので、8月19日(水)辺りまで視聴可能と思う。TVer等へのリンクは番組HP に掲載されている。
バラエティとして楽しんでもらえると思うが、実験内容をより深く探求して本当に使える眠気覚まし法にすべくキーワードを5つ紹介する。
1.作業興奮
四の五の言わずに遣る。そうすれば脳は必然的に覚醒する。どうせなら、授業内容の理解や記憶に資するアイデアを考えて実践する。
2.脳筋相関
脳の状態と筋肉の状態は共に影響し合っている。表情筋や姿勢筋(抗重力筋)の状態が変化すれば、それに条件付けられた脳の状態になる。例えば、緊張したときの表情や驚いたときの姿勢になれば、脳もそれに呼応したモードになるというわけだ。
3.汎化作用
番組では大袈裟な動きで展開したが、条件付けの刺激(眠気を覚ます動作)が小さくなっても反応は変わらず起こるようになる。これを刺激汎化という。
4.一点集中
例えば、一点淡視残像カードが役立つだろう。弊社の「シリーンカード」紹介ページにサンプルと実践方法を掲載している。
5.アファーメーション
番組内でも言葉による自己統御法について言及したが、これを体系化した拙著「宣言 アファーメーション・バイブル 〜言霊の生かし方〜」も参考になるだろう。
もちろん、日頃から質の良い睡眠をとって睡眠負債を溜めないことも重要だ。
6年前に、NTTレゾナント社が運営する「教えて!goo」から睡眠にまつわる取材を受けて回答したことがある。
同サイトに掲載された「脳波研究家に聞いた!本を読んで眠くなるとき、ならないときの違いとは?」も参考になるだろう。
今回の番組を切っ掛けに、あなたがオリジナルの“眠気覚まし法”を編み出し体得したなら、番組に携わった一人としてこれほどの喜びはない。
テレビ番組に携わる年に数回のワクワク体験は、私にとっては非日常でありご褒美である。
SNSでも沢山の反響をいただいた。特に今回は「なにわ男子」推しの若人が圧倒的で、これも非日常の体験となった。
いつものように、今回のOA画像を「テレビ番組協力実績」紹介ページに掲載させていただいた。
感謝!
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
vol.361 TBS「地球まるごと大実験 ネイチャーティーチャー」で、激辛料理を食べたときの痛みを激甘ドリンクと秘密兵器で消すことができるのかを脳波測定で判定した報告。 2026.3.8
 
今月4日、私が脳波測定した番組がTBSで放送されたので振り返る。番組名は「地球まるごと大実験 ネイチャーティーチャー」、テーマは「激辛vs激甘!辛いものNGのチョコプラは世界最強の激辛料理の辛さを最強の甘さで打ち消すことができる!?」である。

番組スタップからA4一枚の企画書と共に相談メールを受け取ったのが1月27日で、ロケは2月2日を予定しているとのこと。1週間足らずだ。
恋と同じく、オファーはいつも“突然に”なのである。
この1週間の間にも頻繁なメールの遣り取りで摺り合わせしつつスケジュールが詰まっていった。
29日にはディレクターらと1時間足らずのリモートミーティングをした。大体のことは分かった。質問に対して私のアイデアも伝えた。そして、31日に模擬実験をすることも決まった。
有楽町の番組制作会社で実施した模擬実験には、ディレクターや演出家、AP、ADら6名ほどが参加された。3時間ちょっとの模擬実験となったが、「事前にシミュレーションをやって良かった」と言ってもらえた。
脳波は1ボルトの百万分の1という微弱な電位だから、ただでさえ表情筋の筋電(ここでは雑電)が厄介だ。
この番組企画は、タレントさんが激辛料理を食べるから過剰なリアクションが予想される。通常のカチューシャ型センサーで額から脳波を導出しようとすると筋電が混ざって正確な脳波は測れないだろう。よって、表情筋の無い正中前頭(国際10-20法でいうFz)から導出するために弊社特製の万能脳波センサー「エンフレック」を用意していた。
エンフレックを用いれば、例えば自動車や電車を運転する時のように被験者が視線をキョロキョロさせても比較的綺麗な脳波が測れる。しかし、シミュレーションの結果、この対策では意味をなさないことが分かった。
よって、ノイズ対策は測定のタイミングと時間で対処することとし、センサーはカチューシャ型を用いることになった。
また、α(アルファ)波をプラス評価、β(ベータ)波をマイナス評価とする標準的な判定方法も難しいと判断され、β波だけを指標とすることとなった。
制作会社を出るとすっかり日も暮れていた。

実験を成功させるために、脳波測定の評価方法と測定環境に私なりの手立てを講じた。
先ほど述べたように今回はβ波の帯域だけで評価することになったが、β波の帯域が平均化されるので差があまり出ないかもしれないという懸念があった。これを改善するために、β波を2つの帯域に分けてβ1とβ2とし、それぞれに評価の重みをつけてから合算する手法だ。
当然、β2の方が激辛ストレスが大きいと評価する。
もう一つの手立は、冷凍室対策だ。
実は、脳波測定を冷凍庫内でも行うということが明かされたのだ。脳波測定器の環境的仕様範囲を遙か越えている。
微弱な脳波を測定する際に環境対策はとても重要で、例えば、暑くて被験者が汗をかくとノイズが入りやすくなる。逆に、寒さが悪さをすることもある。
夜の寒い屋外でのロケでは、夜露が脳波測定器やノートPCに溜まったことがある。表面の露は拭けば良いのだが、内部の電気回路がショートするのではないかとヒヤヒヤした。この体験は以下のブログで当時紹介した。
ブログ「vol.333 極寒極霧の屋外ロケ。TBS『水曜日のダウンタウン』で検証した脳の逆サプレッション機能。2021.12.5」
極寒対策として脳波測定器を入れるアルミバックを用意し、脳波測定器からノートPCまでは20メートルのUSBケーブルで対応することにした。

他にも、激辛を打ち消す音楽の推薦や、その他の方法についても番組スタッフと詰めていった。
初めてメールを貰ってから1週間の内に、リモートミーティングや模擬実験、その他諸々の準備を経てロケ本番に臨んだ。
ロケ当日は、九段下でロケバスに拾ってもらい沿岸のロケ地へと向かった。
脳波測定自体は、大きな弁当箱程度の測定器とノートPCで事足りるのだが、様々な測定シーンに対応するための機材とバックアップ用を加えるとこのぐらいの荷物になる。

このジュラルミンケースが脳波測定士として撮影上も重要な小道具になることを、この時はまだ知る由もなかった。
ロケ地に着いてから、「β波の重みを設定して合算比較する」という例の評価方法について相談した。
まず、ロケ本番中の脳波測定時に私をサポートしてくれるというADに相談した。「ディレクターにこれから相談しようと思うんだけど・・・」と。
ADの反応は、「本番中は今回早いテンポだから採用は難しいだろう」とのニュアンスだった。
懲りずにディレクターに相談した。「却下されるだろうとADに言われたんですが・・・」
ADの予見どおり却下された。
それぞれがそれぞれの立場で改善策を講じ、撮影手順もブラッシュアップしているのだから仕方ない。
脳波測定シーンがどれだけ早いテンポを求められるのか、本番で私も思い知ることとなるのだが、この時はまだこのロケーションでノンビリしていた。

私自身のプロジェクトはもちろんのこと、企業や大学の研究期間やどこかのサークルや個人に呼ばれた脳波測定であろうが、この様に必ずノートを傍らに置いてタイムテーブルとイベントを書き留めていく。

ところが今回のロケでは何一つ書けずに展開した。手順を全て理解しているわけではない私は付いていくのが精一杯だったが、そのバタバタ感が緊張感と楽しさを生むのだから甘んじてそこに身を置いた。
引き回されるセンサーコードに繋がる両端のタレントと機材が怪我や破損をしないようにフォローしていると、ADが私に「(次ぎの測定をするために)戻って!」と、正に天手古舞いだ。
冷凍庫(車)にはセンサーコードを延長して対処することになった。この部分はアナログ信号だからノイズ対策のためには長くしたくはなかったのだが、なんとか測定を続けることができた。

ロケの最後には、我々ネイチャーアドベンジャーズの登場シーンが撮影された。
ディレクターから「ケースを持ってください」と、脳波測定士として実際に私が使う七つ道具が入っているジュラルミンケースが撮影の小道具と化した。これ以上のリアルは無い。
“日本一痛い足ツボ師”の呼び声高い與那嶺氏はこのポーズをリクエストされていた。

結局、「β波帯域内の重み付け合算比較」や「脳波測定器をアルミバックに入れる」というアイデアが生かされることは無かったのだが、プロの仕事とはそういうものだ。
事前準備を完璧にやって、本番は柔軟に取り組んで結果を出す。
言うは易く行うは難しでもある。
達成感を抱いてロケを終了したが、数日経った頃に脳波測定データに関して気掛かりが一つ生じた。
そのことを番組制作スタッフに伝え、善後策に取り組んだ。
制作スタッフの皆さんにフォローいただき、こうして無事放送された。
予定調和だけでは得られない、楽しいバラエティ番組だったと思う。
現在、TBSの番組HPで見逃し配信されているが、無料で視聴できる期間はそろそろ終了するようだ。
いつものように、OA画像13枚を弊社ウェブサイト「テレビ番組協力実績」紹介ページに掲載した。
感謝!
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
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