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「セルシネのブログ『人生成功 四方山辻説法。』

セルシネ・エイム研究所 HP 03-3999-9906

弊社代表和田知浩が、折に触れて気ままに「人生成功」に関するメッセージを投稿しています。


2007年のバックナンバー

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セルシネの速話聴取法ポータルサイト「Bit Vation」(ビットべーション)
SSDS-BAC 詳 細
速話音声を聴き取る訓練で、あなたの頭脳を瞬間チャージ! 様々なコンテンツをご用意しています。

vol.94 『稽古照今。』 2007.12.5 12.7 改訂。


不安や恐れに囚われて苦しいとき、良い方法がある。それは「今此処」の在り方を実現することである。すると、不安や恐れがスーッと消え去っていくのを実感できる。

昨日、クライアントに「今此処」の実践方法をアドバイスしていたとき、彼がつぶやいた。「和田さん、これって“稽古照今”ですね」と。
合気道 「稽古照今」

話しを聞くと、彼は合気道の道場に通っているのだそうだ。そこには“稽古照今”の文字が掲げられているとのこと。

能力開発の教材やセミナーに参加して学んだことも、稽古照今を心掛けよう。この状態こそが「今此処」を生きるということだ。

今此処の在り方を実感したい方は、パーソナルサポートをご利用頂きたい。あなたの現状にあったカリキュラムでサポートすることをお約束する。
http://www.selsyne.com/aim/totalsession/personalsupport/index.htm


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.93 『平成20年切符・・・。』 2007.12.3


師走3日目、東京も寒い。しかし、昨夜の日韓戦は熱かった、手に汗握った、疲れた、そして大きな感動をもらった。ありがとう。

北京五輪アジア予選を兼ねたアジア野球選手権。言うまでもなく、昨日の対韓国戦が一番のヤマ場。4時間を超える熱戦中テレビの前に釘付けだった。

何人かの選手が、しびれる場面でアファーメーションしていた。どんな言葉を発していたのか興味津々・・・。

このまま気持ちを引き締めて、今日の台湾戦快勝で北京への切符を奪取して欲しい。

平成20年を充実したステージにするために、私にもやらなければならない予定がある・・・。必ずやり遂げる! そして、新しい扉を開けて入る。

さて、あなたは平成20年切符を入手されただろうか? 来年一年間を見渡して、オリジナルのセルフ・アファーメーションを作ってみてはいかがだろう。
平成20年行き切符

体験セッションでもセルフ・アファーメーション作りをサポートしている。

さー、平成19年のラストスパートだ。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.92 『映像の力って凄い!』 2007.10.18


やっぱり映像の力って凄いなーと感じる。今月朔日に開設した「映像配信局」の評判が良い。

会社勤めしていた10年前に、セミナーの模様を生でインターネット配信したいと担当部署に相談したら、5年待って欲しいと言われた。

それが今は個人レベルでこんなに簡単に配信できる。新たな投資は一切必要無い。もちろんまだまだ制約があるが、この制約って、物作りする上ではガイドラインにもなる。あまりにも自由だと、逆に一歩が踏み出せなくなったりするものなのだ。

ネットサーフィンしていても、ユーチューブを利用した映像を頻繁に見かけるようになった。

今月に入って、弊社にご連絡頂く問い合わせの質が明らかに変わってきているのを感じる。もっとも、量的にはまだまだ僅かだが・・・。

アファーメーション本を出版する頃までには、受け皿としてしっかりとしたコンテンツを用意しておきたい。セルシネならではの映像を作っていくので、乞うご期待。

先週末から、新たに3つの映像をアップした。

「セミナー風景」は、3分弱のダイジェスト版だ。少々粗い編集になったが、私のセミナーの雰囲気はお伝えできていると思う。いずれは、アスリートの技能向上セミナーや心の内面を探求するもの、あるいは、コルパー養成プロジェクトの様子などを紹介したいと思っている。

以下の2本は、今回のために撮り下ろしたものだ。

「脳波計『FM-515A』の紹介」は、脳波測定が簡単に行えて、バイオフィードバックトレーニングができることが分かってもらえると思う。

「ご挨拶」は、セルシネのウェブサイトのトップページに掲載するために製作した。
和田知浩からのご挨拶。


映像はまとめてユーチューブの弊社「映像配信局」でご覧頂くこともできる。
http://jp.youtube.com/selsyne

ただ、アファーメーション本の執筆が今月に入って1行も進まなかった。162ページのところで止まったままだ。

映像コンテンツは、最低限のラインナップを揃えたので、今日からは執筆活動に戻ろうと思う。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.91 『映像配信局を開設。』 2007.10.10


「ユーチューブ」サービスが面白く、また、大きな可能性を感じたので、9月30日に携帯で撮影した映像を「初めてのユーチューブ」と題してアップロードした。

翌10月1日には、さっそくセルシネのウェブサイトに「映像配信局」を設置した。そして、3つの映像を順次追加した。

映像配信局


6日にアップロードした「リラクルーの紹介」は、既にメーカーから供給されていたプロモーションビデオだ。余分なところをカットし、「セルシネ・エイム研究所」のロゴを入れた。

8日にアップロードした「セルシネ・エイム研究所の紹介」は、セルシネのHPから画像と文章をピックアップし、パワーポイントでスライドショーを作成してビデオ撮りしたものだ。

9日にアップロードした「パルラックス2の紹介」は、弊社のセッションをご利用頂いたクライアントの脳波解析を再生しながら、解説を加えた。わずか7分ちょっとのビデオ撮りだが、テーク10ぐらいやってしまい、その後の編集とアップロードで一日掛かりとなった。

夢が広がり、そして、少しだけ踏み出してみた一週間だった。


「リラクルーの紹介」
http://jp.youtube.com/watch?v=pNFaRSkTXyk
「セルシネ・エイム研究所の紹介」
http://jp.youtube.com/watch?v=erSeX4OipFo
「パルラックス2の紹介」
http://jp.youtube.com/watch?v=OSv0AyKy4Qk


セルシネ・エイム研究所 和田知浩


vol.90 『「私には夢がある・・・」って湧いてきた。』 2007.10.5


デスクワークをしているときに、ふとこの言葉が心の底から湧いてきた。「私には夢がある・・・」と。

この言葉が自然に出るとき、私の人生サイクルは創造的な局面に入ったことを示している。

私は、昭和39年の辰年生まれだ。一回り後の辰年の女性に聞いたところによると、昭和39年の辰年は、竜は竜でも「眠り竜」なのだそうだ。昭和51年の辰年は「上り竜」だと。

あるセミナー会社の社長に、「私の生まれた年は“眠り竜”なんだって」と卑下して言うと、「かっこいいですねー、三国志に出てくる“臥竜”じゃないですか・・・」と、意外な返答。

気を良くした私は、それ以来、自宅マンションの執務室を「臥竜庵(ガリョウアン)」と勝手に呼んでいる。

眠り竜の私だが、人生で何度か、たまに起き上がって事を成すことがある。そんなときに自然と出る言葉が、「私には夢がある」だ。心の中心に明確なビジョンが芽生える光のようなものを感じる。

眠り竜の夢


アメリカの公民権運動の中で、1963年にキング牧師が演説中に何度も発した「I Have a Dream」は、歯切れ良く、確信に満ち、人々を感化した。

一方、1981年に世界発売されたエーちゃんのアルバム「YAZAWA」の4曲目に収録されている「LOVE THAT WAS LOST」は、“I had a dream・・・”で始まる。「私には夢があった・・・」と、切なく、そして達観したような歌詞とメロディーが続く。

人生サイクルは、この繰り返しじゃないかな。

待つとき、行動するとき、振り返るとき。

そして、人生をワンサイクルで見たとき、最期のときにどんな風に人生を振り返られるか、楽しみにしたい。

眠り竜にも、たまには立ち上がる時期がある。そろそろそんな時期に入ってきたようだ。

運勢やバイオリズム、その他諸々の調子を見極めながら指揮を執る。そして、シナジーを作り出す。そのための道具がセルフ・アファーメーションだ。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.89 『初めてのYou Tube。』 2007.9.30


近頃、何かと話題のユーチューブ。グーグルで検索すると、映像にリンクした画像があって、ついついクリックしたくなる。

一昨日、初めてユーチューブを徹底的に使ってみた。関連したタイトルが次々にリストアップされてくる映像のネットサーフィンは、本当に面白かった。

視聴者はもちろんのこと、コンテンツホルダー側も無料で投稿・保存できるんだから凄い。1タイトルの最長時間は10分だが、タイトル本数に制限が無いので、セミナーなども切り分ければよい。むしろ、そういった編集の方が、視聴する側としても使いやすいかもしれない。

とりあえず、携帯でデスク周りを撮影してみた。
初めてのユーチューブ

再生の後に自動的に表示するリンクのコンテンツは、セルシネ以外のものも含まれます。(←動画をセルシネのサイトに移動したため、現在は他者のコンテンツリンクは表示されません。2020.4.13)
セルシネの映像コンテンツをまとめて見たい場合は、「映像配信局」にお越しください。



セルシネ・エイム研究所 和田知浩


vol.88 『トップは語り続ける。』 2007.9.26


成長し続ける組織に共通する特徴、それはトップが語り続けていることだ。

組織の使命や行動指針を掲げても、トップが語らなければ魂は宿らない。トップが語るのを止めたら、組織は瞬く間に衰退していく。

「考える社員」もいいが、トップが語らなければ、それは「烏合の衆」とさして変わらない。総理大臣のいない閣僚会議が、閣僚懇談会になったように。

トップは語り続ける


明確なビジョンを語れない総理大臣は、総理大臣とは言えない。

明確なビジョンを語れない首長は、首長とは言えない。

明確なビジョンを語れない社長は、社長とは言えない。

明確なビジョンを語れない部長は、部長とは言えない。

明確なビジョンを語れない課長は、課長とは言えない。

明確なビジョンを語れない監督は、監督とは言えない。

明確なビジョンを語れない校長は、校長とは言えない。

明確なビジョンを語れない教師は、教師とは言えない。

明確なビジョンを語れない棟梁は、棟梁とは言えない。

明確なビジョンを語れない家長は、家長とは言えない。

明確なビジョンを語れないトップの下で、その組織が存続することはあり得ない。


ところで、あなたのビジョンは何だろうか? 

明確なビジョンを語れない人が、自身の潜在意識を統制することはできない。自身の人生を作り上げることはできない。

潜在意識に語り続けよう、あなたのビジョンを・・・。

その方法こそが、セルフ・アファーメーションだ。

現在、セルフ・アファーメーションの本を執筆中。乞うご期待!


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.87 『そっちかい・・・。OK!紹介しよう。』 2007.9.23


一昨日のブログを読んでくれた人から、立て続けに同じ質問がきた。

「和田さんは、どんな音楽を掛けながら仕事をしてるんですか?」と。

そっちに食い付きましたか・・・。いえいえ、反応を頂けるのは何であれ嬉しいものです。

矢沢永吉とトニー・オコナー、2枚のCD

今は2枚のCDをプレーヤーの横に置いて、どちらかをBGMで流している。

一枚は、今月5日に発売された永ちゃんのシングル「夏の終り」だ。カップリング曲の「この道の向こうに」共々、浜辺の思い出と風景を歌ったものだ。

永ちゃんの曲は、どうしても感情移入しちゃって仕事にならなくなるんだが、この2曲はBGMとしてもOKだ。

「夏の終わり」はキャロル時代に発表され、1995年にもセルフカバーしている。その再セルフカバーだ。この曲を聴くと、片思いだった女性を何とか連れ出して琴ヶ浜を歩いた、二十歳の頃を思い出す。

琴ヶ浜は、今年世界遺産に登録された「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一帯にあり、歩くと“キュッ、キュッ”と音がする「鳴り砂」で有名な砂浜だ。白い浜辺、瑠璃色の海、抜けるような青空、そして彼女。一眼レフのファインダー越しに見たその風景は本当にきれいだった。

「この道の向こうに」もいい。この曲は、2001年の『FM FESTIVAL'01キャンペーンソング』に起用されたものだが、未発表だったため今回初めて聴いた。特に、サビの部分の詞に感じるものがあった。

「道に迷ったわけじゃない 廻り道の途中さ・・・ふたり」

加藤ひさし氏の作詞だ。恋人同士のことを歌っているんだろうけど、それよりも私は、7年前に独立してからこれまでに歩んできた道のりを思い出した。

2000年に突如退職を決意し、右も左も分からないままに仕事をしてきた。サラリーマン時代の「目標の年商500億円企業にふさわしい仕事を今する」という行動指針を失い、浮き草のようになっていた。

それが今、新たに明確な目標を見出し、充実した日々が送れている。「道に迷ったわけじゃない 廻り道の途中さ・・・」、本当にそんな気分だ。永ちゃん、2001年にこんな曲を歌ってくれていたんだね。


さて、もう一枚のCDは、トニー・オコナーの「マリナー」だ。トニー・オコナーは、オーストラリアのアーティストで、自然の森や鳥の鳴き声を録音し、弦楽器やピアノを中心とするメロディにブレンドするという作り方をしている。

以前はセルシネでも10枚のトニー・オコナーCDを販売していたが、並行輸入業者がその取り扱いを止めたため、今は「ウルル」を体感音響リラクセーション・マシーン「FM-112A」に付けているのみだ。ただ「ウルル」には、私にとっては耳障りな音が一部入っているのが残念だ。

トニー・オコナーの曲は、喜多郎の曲のようなダイナミックさはないが、BGMには向いている。初めて流したときは、網戸にした窓のベランダに数羽の雀が来てチュンチュン、チュンチュンと歓喜に溢れたように鳴いて凄かった。きっと、何かが伝わっていたんだろう。

それ以来、執筆やセッション、就寝中にエンドレスで流すようになった。執筆中に流すと冷静に集中できるし、セッション中に流すとクライアントもリラックスできるようだし、就寝中に流しておくと目覚めが全然違う。

現在も他社が輸入販売しているようなので、インターネットで調べてみては?


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.86 『全力の向こうに宝が生まれる。』 2007.9.21


窓を開けて清々しい青空の下、お気に入りのBGMをエンドレスで流しながら、今、アファーメーション本の1項目を書き上げた。これで、計162ページまで進んできた。

なんて幸せなことだろう。渾身の集中力と創造力で書き上げる文章は、いかなるものとも代え難い貴重な財産となる。将来、どこに、どんな状態でいたとしても、読み返すことによって一瞬のうちに最高の自分を思い出させてくれる。

ビデオ「成功する自己操縦法」も、eラーニング「コルパーに成る」もそうであるように、この本も私自身が一番の恩恵享受者になるのだろう。

音楽家や画家などの芸術家が創作するもの、匠が生み出すもの、建造物、様々な商品、医師・弁護士・教師による成果、とにかく全ての人の作品は、その創作者にとって最高のメンタルセット・トリガーになる。すなわち、最高の自分の在り方を思い出させてくれる切っ掛けになる。

ただし、条件が一つだけある。それは、「当時の自分が全力で成し遂げたものである」ということである。半端な気持ちや努力で形にしたものには、そのような力が宿ることはない。

諦める前にもう一度頑張ってみる、考えてみる。そのようにして突破した成果に価値が生まれる。それが、増幅されながら他者にまで波及していけばもっと素敵なことだろう。

頑張るのは性に合わない? でも、自身を律して最高の状態にいることの方が本当の意味で楽だし、ワクワクだし、充実しているし、勇気や優しさを持つこともできる。

タッチタイピング
話は変わるが、最近どうもタイプミスが多い。読み返して、アレッと思うことがある。

昨年タッチタイピングをマスターしてから、この傾向が顕著となった。モニターをずっと見ているんだから間違うことは無いはずなのに。

その絡繰りが今日分かった。タッチタイピングのときは、何となくボーッとモニターを見ているだけだ。文字変換の決定をしたときも注意力が高まっていない。変換決定時の指の動きがパターン化してしまっている。

キーボードを見ながらタイプしていたときは、文字変換と決定時にモニターを見る際にちゃんと確認していた。タッチタイピングでは、それほどの注意力をもってモニターを見ていないのだ。

これって、人生マネジメントにも共通するものがあると思った。さー、この閃きをどう料理するか。価値あるトリガーとするために。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.85 『拉致事件で思うこと。』 2007.9.19


昨日のNHKクローズアップ現代のタイトルは「“母を返せ”拉致家族の闘い」だった。何でこの事件が早く解決できないんだろう。特殊部隊を出動させろ! と、本気で言いたくなる。

横田めぐみさんは、東京オリンピックが開催された昭和39年の生まれだそうだ。私と同い年だ。だから、生い立ちが紹介される度に、当時の自分の年齢と重ね合わせて感情移入してしまう。親御さんのお気持ちも私には計り知れないほどの悔しさだろう。

もう交渉の段階は過ぎた。力ずくででも奪還しなければ何のための国家だ。「お役所仕事」という言葉は昔からあったが、年金問題を見るにつけ、自国民を欺く詐欺集団だったとは、本当にシャレにもならない。

話しが逸れた。拉致事件の問題に戻そう。

ところで、あなたが日本国民であることを一番強く感じたのはいつだろう。スポーツで日本選手を応援しているときだろうか? 外国を訪れたときだろうか? 戦争を体験した人なら、戦時中が一番なのだろうか?

私が一番深く日本国民であることを実感したのは、20年ほど前に次の文章を読んだときだ。何かじんわりと、守られている感覚と、感謝、誇り、一員、貢献しようなどといった感覚に包まれた。

「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」
パスポート

水面下で懸命に尽力されている方もいると思う。そう思いたい。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という国にしようよ。

さて、この拉致事件の報道の中で気になっている言葉がある。「“対話”と“圧力”で・・・」だ。交渉相手にも筒抜けの場所で、何でこんな言葉が吐けるんだろう。本当に解決しようと思ってるの?

本気で、自分が、現場で、解決しようと思っている人が、こんな言葉を言えるはずがない。

損得勘定のスタンスで外交交渉が展開されている地球って、私は嫌だ。根本でお互いを認め尊重しあえている地球の方がいい。

心理学に詳しい人は沢山いるけど、その中でも徳を帯びた人は普段から、なおさら交渉の場なんかで、交渉の技術論を口にしたりはしない。口にしないどころか、考えもしない。そんなことよりも、目的の達成だけに集中している。

人徳者も好奇心旺盛で勉強熱心だから知識も豊富だ。でも、交渉の場ではそういう知識は脇に置いている。目的を果たすためだけに傾注している。そして、意識しないところで、すなわち無意識のうちにそういった知識は利用されるのだ。

誤解を恐れずに言ってしまうが、知識を生かすための反復練習なんていうのも不要だ。そんなパターンを作っておく必要なんてない。

ましてその知識を口にするなんて、信じられない。交渉技術を口にした瞬間から、もうそれは使えない。無意識にでも使ったらアウト。当然のことだ。

仕事柄、心理学や交渉技術に詳しい知人は沢山いるが、人徳を兼ね備えた人が、その知識を積極的に口にしているのを見たことがない。繰り返すが、それは当然のことだ。

安倍さん頑張ったと思う。参院選惨敗からは、不自然なカメラ目線もやめて、肩の力も抜けたようだった。君子豹変!かとも思った。しかし、まだまだ足りないものも多かった。

本気で目的達成を決意したなら、その時一番必要なものは何か。そんなことにも触れながら、今、セルフ・アファーメーションの本を書き進めている。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.84 『顔はむくんで、目はトローン。』 2007.9.5


週末からの我が家のお客さんが昨日帰ったので、羽田空港まで送っていった。

羽田空港にて
週末からの不摂生と昼間っからの生ビで、顔はむくんで目はトローンだ。

山本浩二さんと目があって、思わずお辞儀をしてしまった。初めての相手に頭を下げられてビックリだったかな。いや、よくあることか?

島根の野球少年だった私には、山本浩二さんは憧れの存在だ。

野球と言えば、今年の全国高校野球選手権で優勝した佐賀北の百崎敏克監督が、優勝後の取材に対して、「一つひとつの練習を本番のつもりで取り組んで、甲子園本番では練習通りにやった」という趣旨のことを何度も発言されているのにお気づきだろうか?

これを、平常不動心という。詳しくは、eラーニング「コルパーに成る」で解説している。
http://www.selsyne.com/aim/calper/1okitegaki/4byoujyoufudousin/index.htm

まさに、百崎監督のおっしゃる通りだ。

この根本を間違っている人が割と多い。本番直前にリラックスしようとすることばかりに意識を向けているようでは、戦う前から負けている。集中力を高めていく方向を間違えてはいけない。

ここ十年ほどだろうか、「観ている人に感動を・・・」なんていう言葉を発する選手が増えてきたのは。これはちょっと違うんじゃないかなーと思う。

あくまでも、直接の動機付けは自分自身のためであるべきだ(と思う)。それが結果的に周りに波及したならめでたしだ。

実はこれ、人生成功でも同じことが言える。現在執筆中の「アファーメーション」に関する書籍で詳しく解説しているので、出版を楽しみにお待ち頂ければ幸甚である。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.83 『セルフ・アファーメーションは人生の舵取り。』 2007.8.23


昨年から製作に取り掛かっていた「セスマットNo.7」が、この4月に完成した。セスマット「SeSMaT(Selsyne Self-Managing Technology)」 のNo.7は、セルフ・アファーメーションという技法を活用した自己管理技術だ。

アファーメーション(affirmation)とは、「肯定」「断言」「確認」あるいは、「必ず実行するとはっきり約束すること(確約)」などの意味がある。つまり、セルフ・アファーメーションと言った場合は、目標達成するための「自己宣言」「自己確認」ということだ。

とてもシンプルな技法だが、的を射た実践ができれば人生に大きな違いを生み出すことが可能だ。

私達の人生は、「(人を含めた)環境からもたらされる情報をどのように評価するか」、そして「環境の中でどのような言動表現を発するか」によって展開される。情報評価と言動表現の傾向には個性があり、大部分は無自覚のうちに機能している。この無自覚の働きを、もう一人の自分から客観的に観察してみると、いつもの自分から「心の独り言」が聞こえてくる。

この情報評価や言動表現を牽引している「心の独り言」こそが、自分の人生を創造しているのだ。

もしかすると、無防備な程の幼く純粋なあなたの心に、不適切な「心の独り言」が書き込まれた出来事が過去にあったかもしれない。もしも、今よりももっと理想的な自分に成りたいのであれば、これまでの古い「心の独り言」に、新しい理想の「心の独り言」を上書きしていくといい。

その実践方法こそが、セルフ・アファーメーションという手法なのだ。弊社のパーソナルサポートをご利用頂くクライアント諸氏に、このセルフ・アファーメーションを実践してもらっているが、確かな手応えを感じている。

現在、このセルフ・アファーメーションのコンテンツを掲載し、それぞれの解説を付した書籍の執筆を進めており、154ページまで書き進めてきた。メルマガやブログに書く文章と違うところは、200ページちょっとに流れる一貫した信念というか、思いだと思う。

ビデオ「成功する自己操縦法」を見たという人から、たまにアファーメーションに関する質問を頂く。まだまだ説明が不十分だったようだ。実は、このような質問によって、体系的技法は磨かれていくのだ。

本気で実践している人は、そのやり方が完璧でない限り疑問がわいてくるものだ。そういった疑問を投げ掛けられることによって、伝え方に工夫が生まれたり、さらには私自身も気づいていなかった道理が見えてくることもある。

今執筆しているセルフ・アファーメーションの本は、クライアントとのそういったキャッチボールによって構築してきている理論体系をバックボーンとしている。まだ、出版社も何も決まっていないが、クールなタイトルは既に決めている。

メルマガやブログと違って、ワンフレーズを書くのに数週間もかかってしまうこともあるが、私の処女作として自信を持って世に問える本にしたいと意気込んでいる。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.82 『広陵ナインを見て思い出したこと。』 2007.8.22


第89回全国高校野球選手権大会の決勝は、佐賀北が5対4で広陵を下して優勝した。8回の逆転満塁ホームランは劇的だったと言えばそうだが、何かちょっと割り切れないものがあったなー。

それにしても、久保投手の相手に点をやらない投球は初戦から見応えがあった。今日の決勝戦でこそ、2回から登板して今大会初の2失点を記したものの、ピンチに立ってからのホームを踏ませない投球は見事だった。

島根出身の私としては、広島の広陵を応援していたが、野村投手の好投に安心しきってしまって、途中は佐賀北の方を応援していた。広陵ナインとベンチも負けた気がしないんじゃないかな。ただただ、あっという間の出来事だった。

勝敗を分けたのは、広陵の油断と佐賀北の執念だった。また、ストライクとボールのどちらとも言える野村投手の抜群の制球力が、今回は暗と出てしまった恰好だ。野村投手が直前のバッターボックスで続けて見せてしまった迷いのスイングが、ホームベース辺りに魔物を呼び込んでしまったかな。

最近はメンタルトレーニングの現場で高校球児を見かけるが、本当にうらやましいと思う。私の中高時代には、メンタルトレーニングなんて殆どセロだった。

今大会の広陵を見ていて、高2時代のちょっとしたショックを思い出した。練習試合の遠征で広陵の胸を借りたときの出来事だ。我がチーム(江津工)の攻撃1アウト一塁のとき、バントのサインが出た。しかし、バントは小飛球となり、広陵のピッチャーが楽々捕れるタイミングだった。

ところが、ピッチャーはわざと捕らずにゲッツーを狙ってきた。と、ここまでは分かるのだが、ピッチャーが次に取った行動に驚かされた。

ボールを拾い上げたピッチャーが、一塁に送球したのだ。そして、一塁から二塁でダブルプレー。

それまでの我がチームの常識は、まず二塁に投げて、それから一塁に転送してゲッツーを狙うというものだ。しかし、これだと打者走者を一塁でアウトにするのは間一髪で、ゲッツーを取れない場合もある。でも、二塁を後回しなんていう発想は、我がチームには存在しなかった。

ケースバイケースの俊敏な状況判断が必要だが、特別高度な技能を要するわけではない。我がチームは、この一件でプレーの選択肢を増やすことができたのだ。

井を出て外の世界を感じるのは大いに役立つし大切なこと。広陵ナインを見ていて、そんなことを思い出した。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.81 『景気が良いのか悪いのか?』 2007.8.15


自宅マンション周辺でリストラが進行している。横、そして、道路を挟んだ向かい側と斜向かい、隣接する3カ所がこの夏更地になった。2カ所は生命保険会社の社員寮、もう1カ所は小さな材木屋さんだった。

マンション建設予定地

3カ所ともマンションが建つそうだ。デベロッパーによる住民説明会も何回か行われており、今週末にも2件の説明会が別々に予定されている。

合わせて約150世帯が入居してくることになる。これまでの社員寮は殆ど廃屋と化していたので、綺麗なファミリータイプのマンションが建って活気が出るのが楽しみだ。

説明会でのデベロッパーと住民との遣り取りも様々な面で勉強になる。建築基準法などの法律、両者のネゴシエーション・スキルや態度などだ。

再来年にはどんな環境が出来上がっているのだろう。その時には自分自身も夢を叶えていたいなー、と思いを馳せながら、一歩一歩進んでいる。

世間は暑い暑いと言っているけど、窓を開けるとそよ風が流れ込んで気持ちいい。前回も言ったが、東京の空気が本当にきれいになったと思う。

お陰でエアコンを使うことは殆どない。使いたくなるのは、朝風呂から上がって身支度をしているときぐらいだ。帰宅したときの水風呂は最高! エアコンなんて必要ない。

今エアコンを付けている人、窓を開けると気持ちいいよー。

無理することはないけど、意識をちょこっと変えるだけで、次世代の子供達にきれいな地球を渡していけるのに・・・。と思う。

景気が良いのか悪いのか・・・。そんなことに関係ない、まずは人としての根本を見つめていきたい。

幸福感が進化すると、その視点と在り方にも違いが生まれてくるようだ。

マスコミも、暑い暑いだけじゃなくて、京都議定書の削減目標を達成するための有用な情報も流して欲しい。それに賛同するスポンサーを探すべし。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.80 『20年以上ぶりの通知票で思い出したこと。』 2007.8.9


夏のカラッとした天気でとても気持ちが良い。窓を開けていると心地良いそよ風が通り抜けて、ゆったりとしたBGMをかけながら、良い気分で執筆もはかどった。

本当に東京の空気がきれいになったなー、と感じる。大陸からの影響なのか、光化学スモッグ注意報が発令されたときは窓を開けることができないが、今日はそんなこともなく、一仕事終えた今はまったりとしている。・・・都政の取り組みに感謝!

昨日、20年以上ぶりに自分の小・中・高・専時代の通知票を見た。家族が久しぶりに昔のアルバムを引っ張り出した時に、行方不明だった通知票が出てきたのだ。

久しぶりに読んでみると、各時代の担任の先生が、私を認め、成長を喜び、時には叱咤激励して下さっている。見守られていたことに、感謝の気持ちが湧いてきた。

それにしても、私の性格や能力を的確に評価されている。恐ろしいくらいだ。自分では気づかないことも、間近で観察している経験豊富な先生には一目瞭然なのだろう。

ただ、この評価というのは、他人任せのものだけではない。自己評価も大いに効果があるのだ。

昔、会社勤めしていた頃、こんなことがあった。当時私が預かっていた部署には、直属の上司がいないために、部下の評価表とともに、私自身の評価表も総務部から回されてきたのだ。和田君のは、自分で評価してねー、と。

エー、と思った。自己評価は難しい。良い仕事ができなかった(あるいはやらなかった)言い訳もできないし、自分のことはよく分からない。よく知っているだけに、よく分からない。

ただ、自己評価を進めていく中で、様々な気づきと責任感のようなものが湧いてきた。会社員として自律する上で、大いにプラスとなった。

その体験から、以降は、部下にも評価表をコピーして渡して、自己評価させるようにした。自己評価と言っても、上司からの視点で自分を評価するのだ。

他者の視点に立って自分を評価してみるのは、成長する上で大きな効果がある。セミナーやパーソナルサポートでも、自己評価の作業は目に見えて効果を及ぼすのが分かる。

「誰かの視点で自分を評価」、あなたもやってみたら思わぬ気づきがあるかもしれませんよ。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.79 『掲示板に新スレ登場、しかし反応は・・・。』 2007.8.6


すっかり世間は、夏休み/盆休みモードのようですね。仕事関連のHPは、めっきり訪問者が減っています。お取引頂いている業者さんも今週末から夏期休暇に入る会社が多いようです。休みモードもいいもんですよね。

さて、先日お知らせした掲示板ですが、自己紹介スレの他に、「私のアファーメーション。」と「私の瞑想法。」を追加しました。

是非、あなたの実践方法を教えてください。ご質問等にもお答えしたいと思っています。

このままに、反応ゼロの不安を抱えつつ・・・
現在は閉鎖しています。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.78 『分かっちゃいるけど・・・ 設置してみた。』 2007.8.4


セルシネのHPを開設した頃、掲示板を設けたけど何の反応も無かった。今も基本的には何も変わっていないので盛況となる訳がない。

分かっちゃいるけど・・・。でも、気持ちが「設置したい」と暴れ出してしまった。理性が「どうせまたすぐに閉設するんだから・・・」と言っても聞き入れない。

当初はセルシネHPのトップページにリンクを設けたが、理性との折り合いを付けるために、「blog」ページに小さく「掲示板(試験設置中)」とした。

いずれ、公開セミナーを再開したり、書籍を出版する頃には、晴れてトップページで告知したいと思う。それまでは、小さくβ版として・・・。

よろしかったら使ってみてください。
現在は閉鎖しています。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.77 『いつもと違うカウントアップに、嬉し驚き。』 2007.8.1


昨日一息ついたところで、このブログを投稿しているココログの管理画面を開いてビックリした。いつもとは桁違いの訪問者数がカウントされていたのだ。

アクセス解析画面を見ると、先月投稿した「『ワーストワン』も『オンリーワン』。」の記事に集中していて、リンク元はhttp://www.nifty.com/となっていた。

何でこんなメジャーサイトからなんだろう、そう思いながら開いてみた。が、一通り見てもリンクがどこにあるのか分からない。

もう一度つぶさに探してみた。なんと、トップの「旬の話題ブログ」
コーナーに紹介されていた。タイトルが「一番下でも唯一の存在 大事なのはその在り方」となっていたので、最初は気づかなかった。

メルマガでノウハウを垂れ流しするのに疑問を感じ、今は休止状態。水面下で執筆している原稿は、それなりの形にまとめて発表したいと思っている。

しかし、元来書くことが好きで、それを読んでもらいたいという気持ちが強い私は、2004年の暮れから気楽な内容を執筆してブログに投稿していた。

そんな中での昨日の出来事、嬉しかったなー。「旬の話題ブログ」コーナーは、今年の4月から始まったサービスのようだ。「旬の話題ブログ」に選ばれるポイントもあるようなので、あなたも研究、執筆してみては・・・。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩


vol.76 『二大政党制実現への序章?』 2007.7.30


昨日即日開票された参議院選挙。日本国民は、民主党の圧勝という答えを出した。

各政党が発した「日本国のアファーメーション」を、潜在意識に相当する国民が反応した結果だ。

民主党、「勝って兜の緒を締めよ」。
自民党、「負けて兜の緒を締めよ」。

これからの政局、そして政変をしっかりと見届けたい。

「負けて兜の緒を締めよ」なんていう格言は無いが、これから新局面の戦いが始まるのは確かなことだ。

この局面を作ったのは、国民の真っ当な判断だと思う。

私達一人ひとりの成功や自己実現は、国という土壌に少なからず影響を受けている。それなのに、投票率58.64%とは相変わらず低すぎると思う。

ところで、アファーメーションの勘所は掴めただろうか? 今度、コルパー養成塾の塾生にも感想を求めたいと思う。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.75 『モチベーション・スポット。』 2007.7.26


昨日、所用で兜町の銀行に行った。高田馬場で地下鉄東西線に乗り換えて茅場町へ。12番出口を上がると、そこは「永代通り」だった。

うおーっ! と、懐かしい気持ちが溢れてきて、しばらく通りを見つめていた。

6年前、ここをチャリンコで走ってたんだよなー。木場の道路工事現場で交通誘導のアルバイトをするために、下は警備の制服ズボン、上は防寒着。そんな姿で、こんなオフィス街を突っ走ってた。

自宅から現場まで十数キロの道程の一部が、思いがけず突然目の前に現れたのだ。

懐かしさ、苦しさ、愛おしさ、そんな感情がほんのりと入り乱れていた。

6年前の1年間、食いつなぐために必死で頑張っていた自分が愛おしいと思える。そして今に感謝。

あなたにとってのモチベーション・スポットは?

逆境の中で頑張っている場所、そこはきっとあなたのモチベーション・スポットになる。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.74 『スッキリ・・・、なるほどスッキリ。』 2007.7.22


前回投稿した自宅マンション撮影の件で、2度スッキリした。

掲載写真を差し替えてスッキリしていたところに、マイミクシィ(このブログは、ミクシィにも投稿しています)から、「あおり」撮影の知識を頂戴した。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%8A%E3%82%8A_%28%E5%86%
99%E7%9C%9F%29


マイミクに教えて頂いたニコンのサイトによれば、既に1962年には「あおり付きレンズ」の特許を出願していたようだ。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/history/nikkor/n17j_1.htm

今回の件で、西洋の諺“Necessity is the mother of invention.”(必要は発明の母)を思い出した。

今の社会は、先人の様々な好奇心や努力の結果によって成り立っている。このことに思いを馳せて、感謝して、更に一歩進める自身でありたい。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.73 『ずーっと気になっていたこと。』 2007.7.20


私は、別にオフィスを構えることなく、自宅マンションの一室で執務している。パーソナルサポートも、この部屋かマンション集会室を使っている。

そのため、ウェブサイトの弊社案内ページには、自宅マンションの写真を長年掲載していたが、これがずーっと気になっていた。

マンションの全外観が収まる撮影ポジションが無く、近くから広角レンズで無理に撮すと、建物が歪んでしまって使えなかった。

よって、マンションを購入したときにデベロッパーから貰った写真ハガキをスキャンして利用していた。さすがに良い写真だが、一つ難点があった。外灯を点けた夜の写真なのだ。この雰囲気は適さないなー、と思っていた。

そんな中、やっとベストポジションを見つけた。よそ様の敷地にちょっと失礼して、5,6枚の写真を撮った。そして、電線等の邪魔物を消すなどの加工を施して、サイトにアップした。

ずーっと気になっていたことが解決して、心がスッキリした。
(現在は写真を削除しています。2007.11.12)


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.72 『統合ばやり?』 2007.7.19


一ヶ月程前にPCメーカーのサポートセンターに電話したら、「和田さんが以前使っておられたPCの顧客情報がありますから、統合しておきます」と案内してくれて、無料サポートの残数が一気に10件増えた。

そして先日、新宿のカメラ量販店で買い物をしたら、「以前のポイントカード情報がありましたから一つに統合しておきます」と。私は完全に忘れていたので、「エー、そうですか?」と言うと、店員は「はい、あるようです。統合しておきますね」と。その日の買い物では、私の運転免許証を提示していたので、店員は自信たっぷりだ。残念ながらポイントは失効しているとのことだったが・・・。

恐らくは、連日の年金問題報道が影響しているのだろう。顧客情報を絶えずクリーニングしていく姿勢は大切だと思う。

統合(インテグレーション)と言えば、昨今、障害者の人達を隔離したりせずに通常の生活を送ることを積極的にサポートする活動が行われている。デンマークのバンク・ミケルセンが提唱した理念で、ノーマライゼーション(常態化)という考え方だ。

いつも電話セッションを利用してくれている女性が、先日、遠路はるばる新幹線を利用して来社してくれた。歩くのが不自由で、高田馬場からはタクシーに乗り換えて辿り着いたそうだ。

この女性は、幼少期に発症した脳血管障害が原因で、今も脳と身体の不自由さを抱えておられるが、社会で自立するために懸命の努力を続けている。ずいぶん前に、SSI社からジョセフマーフィーの教材も購入されたそうだが、付属していた機器の取り扱いが今一つ掴めていないようだ。

SSI社のユーザーを受け入れるのも、私にとっては一つの顧客統合だ。当時、色々な人が教材を購入してくれたことで、私は給料を得ることができ、今に続いている。もしも今、SSI社のユーザーサポートに偏りがあるのなら、当時のユーザーサポート責任者として、私なりに行動したいと思う。

この業界では、ネガティブな性格や障害をもった人のことを『マイナス領域の人』と呼び、ポジティブで例えばバリバリ仕事をやっている人のことを『プラス領域の人』と呼ぶことがある。そして、「自分は『プラス領域の人』を相手にビジネスする・・・」なんて言う人がいる。

この発言の意味と意図は分からないでもないが、実は大きな思い違いをしている。

一見バリバリやっているように見える『プラス領域の人』も、その内には、ネガティブな要素を潜在させている。そして、例えばビジネスが最高潮に達したときに、そのネガティブが露呈してしまうことがある。

逆に『マイナス領域の人』が、思わぬ純真さを垣間見せて、サポートしている側を気づかせてくれることもある。

「自分は『プラス領域の人』を相手にビジネスする・・・」と言う人は、クライアントがネガティブな側面を露呈すると、そこでサポートを放り出してしまう。対応する術と心が無いからだ。そして結局は、そのビジネス自体が立ち行かなくなってしまう。

「人の成長は、プラス領域とマイナス領域を統合していくことである」と言うこともできる。

どちらかに極端に偏っている人は、広い意味での統合失調症(以前「精神分裂病」と呼ばれていたもの)と言えるかもしれない。だとすると、統合していくサポートが必要だ。

統合ばやりの今日この頃、まずはしっかりと自身を統合していこう。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.71 『日本国のアファーメーション。』 2007.7.13


昨日、参院選が公示され、各党党首が熱弁を振るう様子がテレビで紹介された。

ふと思った。これって、日本国のアファーメーションだな。日本の顕在意識が、潜在意識に向かって一所懸命に訴えている。

選挙演説

どんな訴え方が潜在意識である国民に届くのだろう。結果として、国民はどのような投票行動を見せるのだろう。

熱弁というアファーメーションも大切だけど、日頃の言動もしっかりと国民は見ている。たぶん。

潜在意識の立場で立候補者の話しを聞くと、アファーメーションの勘所が掴めるかもしれない。どんな表現をすれば潜在意識は受け止めてくれるのかってね。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.70 『「ワーストワン」も「オンリーワン」。』 2007.7.12


今朝、NHKの「生活ほっとモーニング」で、島根県・出雲大社の特集をやっていた。インターネットアンケートで、正確な場所が分からない県のトップが島根だったとのこと。そのため、島根を知ってもらおう大作戦を有志達が展開しているそうだ。

日本地図の中の島根県

島根は全国一の老人県でもある。なんだかワーストワンが沢山並ぶ県だけど、故郷としては最高なのだ。あまり騒がないでそっとしておいて欲しい、というのが本音。でもこれは、都会に出ている者の勝手な言い分かな。

「ビジネスジャンプ」(集英社)に連載中の「島根の弁護士」がドラマ化されて、今週の土曜日にフジテレビで放映される。弁護士数でも、島根は全国ワーストワンなのだそうだ。

6月には、「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産に登録された。祖父母の家に遊びに行くときに、いつも通っていた見慣れた場所だ。

「それも一つの個性じゃないですか」。カウンセリングでこう言って、「人ごとだと思って!」と怒られた仲間もいるが、あながち間違いとも言えない。

群衆の中では誰もがオンリーワン。だから、視点を変えれば一番になるし、最下位にもなる。大切なのは順位よりも、あなたがあなたでいること。授かった身体と与えられた環境で、その在り方を輝かせていることが素敵だと思う。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.69 『アリがゾウを動かす。』 2007.7.7


一つ質問だ。アリがゾウを動かすとしたら、どんな方法があるだろうか。

じっくりとイメージを広げて想像してみて欲しい。

小さなアリが、大きなゾウに影響を及ぼすとしたら・・・
思わずゾウが反応してしまうことは・・・



アリとゾウ


この質問に対して、様々なアイデアが出てきたなら、あなたも独立して成功できる。あなたの目的を達成できる。

できる、できるのだ。あなたの信念を貫くことができるのだ。

象に活を入れることもできれば、諭すこともできる。協力することもできれば、反射的にそうさせることもできる。

独立したら、こんな局面の連続だ。ここにこそ独立の醍醐味がある。
最近つくづくそう思う。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.68 『15才先の的と足跡。』 2007.7.6


2週に渡るエーちゃんからのプレゼント、最高だった。ありがとうエーちゃん。

演じる自分が一番気持ち良くて、それを観た人達がそれぞれに心を躍らせ感謝する。最高のビジネスだと思う。

18才の時にエーちゃんに魅せられた時も、そして、43才になる今も、エーちゃんは15才先を生きている。
矢沢永吉タオル

人それぞれだと思うけど、私にとってこの15才先まで伸びる足跡、そして的は、人生に重要な指標と価値・判断基準を示してくれてきた。

あなたが認める英雄は、あなたの何年先を生きているだろう。もしかしたら、あなたの後を生きているだろうか?

同じ世で、15才先を生きている英雄を見いだせたのは、私にとって本当にラッキーだったし、人生を豊かにしてくれた。

言葉は、無自覚のうちに人生を形成していく力を持っている。エーちゃんファンに矢沢語録があるように、あなたの英雄が発した言葉は、あなたの人生に大きな影響を及ぼしていることだろう。

ファン同士で集い会話する時は、語録を織り交ぜるだけで深い話しを展開できる。そして、ここで飛び交っている言葉が、人生のターニングポイントにおいても自身の思考を作る。

どんな言葉を遣い、その言葉にどんな意味を持たせているのか、この違いが、結局は人生の違いとなって現れる。

現在開発中のSeSMaT No.7は、誤解を恐れずに言うならば、人生成功をサポートする語録集のようなものだ。今の日本、そして、これからの世の中に微力ながらも貢献できるよう頑張りたい。そして、この人生に残す、一つの足跡としたい。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.67 『きとりかさんのブログ紹介。』 2007.6.25


先月、2週間に渡って弊社の脳波解析システムのレンタルサービスをご利用頂いた“きとりか”さんのブログ「ラクに夢を叶えよう! 潜在意識を活用し、スピリチュアルと自己実現を楽しもう」が面白い。
きとりかさんのブログ

レンタル期間中に、友人を自宅に招いて「プリンセスの脳波測定合宿!」を開いたとのこと。期間中に170件もの脳波測定データを収集したそうだ。

これが縁で、時々きとりかさんのブログを拝見しているが、なかなか面白い。170件のデータを色々な視点で解析して、そのレポートを書いてくれている。

そのほかのテーマも、きとりかさんの優しさが溢れた内容で、戦闘モードになりがちな私の心を中和してくれる。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.66 『体聴感音響リラクセーションシステムを体験。』 2007.6.24


昨日、横浜にあるメーカーを訪問し、体聴感音響チェアシステムの新開発機種「センソニック」を体験してきた。FM-112Aのチェア版だ。昔、ボディソニックという製品があったが、体感音響と聴感音響の両面で、それを進化させたものだ。

写真は、そのセンソニックとリラクルーのリラクセーション誘導を受けながら、FM-717パルラックス2で脳波を計測している模様だ。
センソニックとリラクルーのリラクセーション誘導を受けながら脳波を測定。
体聴感音響によってリラクセーション誘導するシステムは、このセンソニックの発売を機に新たな市場を開拓するかもしれない、と開発者の説明を聞きながら思った。

今開発中のSeSMaT(セスマット)を、このセンソニックを通して聴くとどんな相乗効果が生まれるのか、考えただけでわくわくした。

このチェアをセルシネで取り扱うかは未定だが、色々なコラボができるかもしれない。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.65 『青山学院にてメンタルトレーニングの研究会。』 2007.6.23


昨日、渋谷の青山学院大学で催された「メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会」(http://www.mental-tr.com/mental/)に初めて参加した。研究チームの学生達が、高校や大学の体育会系の部活動をメンタル強化の面から指導している研究会だ。

参加者50名程のほとんどが、高校で野球やサッカー、テニス部に属している生徒達だった。甲子園の常連校や、既にJリーグに内定しているエリート達だ。

メンタルトレーニングの面からもサポートしてもらえる選手達は幸せだと思う。私が野球をやっていた頃は、メンタルトレーニングの指導を受けたことが一度もない。あの時にこの方法を知っていたらなー、と思うことが沢山ある。

一番楽しかったのは、学生達とのディスカッション。素直で吸収力旺盛だった。守秘義務のため、なかなかネット上では詳しく紹介できないが、スポーツにおけるメンタルトレーニングの現場でどういったことが行われているか、興味のある方は参加されたらいいと思う。一般の人は500円で、誰でも自由に参加できる。

守秘義務というのは重要で、私のトレーナー仲間は、マラソンのオリンピック選手だった女子ランナーのことを、他のセミナーでちょっと例に出しただけで首になったことがある。アメリカなら、すぐに訴訟沙汰だ。

もう一つ面白いのがあった。大会前に見せる「モチベーションビデオ」というものだ。トレーナーが徹夜で作って、試合の前日までに選手達に見せるそうだ。(矢沢のエーちゃんと自身のビデオセミナー以上にモチベーションが上がるものを私は知らないが)これもなかなかいい試みだと思った。感動して号泣する女子選手もいるそうだ。

SeSMaTの開発に集中するために、今は臥竜庵に籠もりっぱなしの私だが、対外的な活動を再開する時にはスポーツの分野も面白いなー、と思った。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.64 『言質を守る。』 2007.6.7


先日、「和田さーん、口と頭は大丈夫ですかー?」と、二人の男女が久しぶりに訪ねて来てくれた。すっかり忘れていた私は、何を言っているんだろう? と思ったが、すぐに思い当たった。前回、ブログに投稿したのを読んでくれていたようだ。

「阿呆〜、あんた達とは、悩みのレベルが違うんだよー」と、減らず口をたたきながらドアを開けた。二人ともとてもいい笑顔で入ってきた。私が独立して7年にもなるというのに、サラリーマン時代に縁のあった同僚やクライアント、そして業者さんがこうして遊びに来てくれる。

ただ、今回の話しはちょっと深刻だった。私も長くお世話になっていた会社の経営がおもわしくないようだ。二人が一番心配しているのが、ユーザーサポートに関することだった。今までにも何度かこの二人にはアドバイスしてきたが、社内のフォロー体制が危機的状況にあるというのだ。

もう少しの間様子を静観しようと思うが、必要な時期が来れば、この会社のユーザーサポートをセルシネで引き受けることも考えたいと思う。例えば、この二人の紹介であれば、パーソナルサポートやフォローセミナーに特待で受け付けるなどだ。

脳波(アルファ波)や速話聴取(速聴)がイメージだけで語られるのは本当に残念なことであって、また、そんなものは何のサポートにもならない。今しばらくは、この会社のフォロー体制の再構築を見守りたいと思う。

そして、当時の私の言葉に私自身が責任を持って、ユーザーサポートを考えたいと思う。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.63 『なんじゃー、口と頭が回らない。』 2007.5.30


昨日、長野県看護大学を訪問した。朝7時に家を出て、帰宅したのは夜の11時半の日帰り出張だ。

西武線で新宿まで出て、8時ちょうどのスーパーあずさ5号で諏訪湖ほとりの岡谷まで行き、そこからワンマンカーの飯田線に乗り換えて大田切まで、片道4時間の出張だった。

今回私を呼んでくださったのは、同大学の母性看護学教授の清水嘉子先生だ。先生は、「育児幸福感を高めるための援助プログラムの開発」を研究テーマに、3年ほど前から同研究の指揮を執っておられる。文部科学省の科学研究費補助金を受ける期待のプロジェクトだ。
http://www.selsyne.com/aim/products/rental/index.htm#rentaluser

午後1時から6時までのセッションとなったが、脳波計「FM-717」と脳波解析ソフト「パルラックス2」のレクチャーを先生や研究者、ボランティアの方達に始めた途端に異変が起こった。

なんじゃこりゃー! 口が回らん。頭が回らん。そう、自分の口と頭が回らないのだ。冷や汗、脂汗がどっと出た。

考えてみれば、こうしてレクチャーするのは半年ぶりぐらいだろうか。ここ数ヶ月は、SeSMaT(セスマット)ナンバー7の開発のためにこもりっぱなしだ。頭は使っているつもりでも、コミュニケーション能力は別物で、完全にさび付いていた。

私としたことが・・・。さんざんな出来だった。でも、さすがは同研究に携わっている人達だ。優しいまなざしを向けてくれる人に助けられて、どうにか最低限の役割を果たすことができた。

レクチャーをひとまず終え、専門の先生と解析方法について意見交換している間、傍らでは、赤ちゃんを抱いたお母さん達が車座になって、ヨガのような誘導を受けていた。なんか、懐かしい光景だなーと感じた。

さー、体験前と後での脳波の変化がどのように出るか楽しみだ。

片づけもそこそこに、6時57分の列車に飛び乗って帰ってきた。スーパーあずさではぐっすり眠って、あっという間に新宿に着いた。

それにしても、本格的な活動を再開するときには、事前の慣らしが重要であることを思い知らされた一日だった。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.62 『何かちょっぴり嬉しい。』 2007.4.2


日付が変わってしまったけど、新年度を迎えた昨日、何かちょっぴり嬉しいことがあった。

いつものようにお供え物を替えようと神棚に向かうと、「若葉が出てるよー」とお袋の声。目をやると、榊の天辺にピュンピュンと若葉色の小さな葉っぱが何枚か見えた。降ろしてよく見ると、小さな葉芽もいくつかあった。
葉芽を芽吹いた榊 何か嬉しかった。新年度を迎えた日に縁起がいい。

制作に取り組んでいるSeSMaTナンバー7が世に出るのは来年の予定。今は下に根を伸ばしているとき。

先はまだまだ長いけど、水面下の時期をしっかり頑張っていると、必ず芽が出る。そんなことを改めて想起させてくれた。

何かとっても愛おしい気分を味わえた一日だった。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩


vol.61 『初めてテレビ生放送に出演。』 2007.3.7


昨日、テレビの生放送に初めて出演した。私がかかわったコーナーはわずか15分ほどだったが、一日立ちっぱなしでセミナーしたときよりも疲れた。帰路につくときにはもうフラフラという感じ。本番では一言も発してないのに、声までもかすれていた。

日テレから電話を頂いたのが放送4日前の金曜日。来週火曜日の「午後は○○ おもいッきりテレビ」で、ゲストの脳波を計って欲しいと。

通常の収録であれば、スタッフと充分に打ち合わせし、脳波の特性や現場での正確な測定の難しさを必ずご説明する。あまりにも私が堅苦しいことを言うため、「まあバラエティですから・・・」と言われることもある。そんなときは、撮影の協力を丁重にお断りしている。

昨日の午前11時、そんな私が呆然としていた。約束の10時の45分前には日テレタワーのロビーに入り時間調整。9時50分、受付にて参上を告げ、10時にスタジオに入った。皆「おはようございます」と、気持ちの良い挨拶を交わしている。スタジオ内はテレビで観る印象よりも狭く感じる。車でも家でもそうだが、機能・使い勝手等を追求すると、その形はコンパクトになるのだ。脳波測定するときにタレントが横に寝る暗室も用意してある。事前に送った脳波チェッキングシステムもある。と、ここまでは良かった。

しかし、事前に電話で話していたスタッフが現れない。打ち合わせが延びているとのこと。また、局が用意してくれたPCにUSBドライバがうまくインストールできない。時刻は10時半。次第にスタッフが増え、ルーチンワークが坦々と進んでいく。

11時、みのさんと佳代子さんが登場し、リハーサルがスタート。毎日のことだから皆慣れたもんだ。フリップ、そして食材を載せたワゴンを出すタイミングが確認されていく。思わず私も佳代子さんに見とれていた。が、脳波測定のリハーサルは無かった。

きっと簡単に考えているんだろうな。センサーを装着してスタートボタンを押せば良いと。確かに普段ならそうだが、スタジオのような電磁波が飛び交っている中で、10マイクロボルト(マイクロ[μ]は、100万分の1という単位)程度の脳波を正確に検出するのは並大抵のことじゃない。まして、生放送のぶっつけ本番ではやり直しができない。

うまく測定できなくても、番組的には「あれー、ちょっとうまくいきませんでしたね。」と流れていくだけだけど、私の方はそうはいかない。これで食ってるんだから。番組出演は、ハイリスク/ハイリターンだ。リハーサルに見とれていたが、また緊張感がぶり返してきた。

30人ほどの観客おばさんがスタジオに入り、ADによる前説が始まり、本番スタートが刻々と迫ってくる。PCは、念のために持参していた自前のPCに変えてもらった。PCがスタジオのモニターにも接続されて、脳波の波形が映し出された。しかし、雑電波を多く含んでいて、全然意味のない波形になっている。

こんなときテレビ番組では、事前に録っておいた波形を流したり、あるいは雑電波の混入そのままに波形を流したりする。でもそんなのは嫌だし意味がないと思う。正確な脳波を検出するために、懸命に調整した。

程なく、ゲストの藤田弓子さん、今陽子さん、間寛平さん、中村扇雀さんの4人がスタジオ入り。スペシャルコメンテーターは、浜松医科大学名誉教授の高田明和先生だ。高田先生ともこの日が初めてだが、11時半頃に測定器の特性等について打ち合わせを済ませている。

測定器の調整も何とか完了し、不安要素は、実際に被験者となるゲストの額とセンサーとの馴染みだけである。ドーランが厚いと脳波は検出できない。だからセンサー装着前にウェットティッシュでゴシゴシ擦って、全て落とす。被験者は寛平さんと聞いるが、もし、女性ゲストをみのさんが誘導したらどうしよう。そんなことを考えながら、心の中で、装着から測定までのリハーサルを何度も繰り返していた。

そして、12時ジャストに(当然だけど)本番がスタートした。番組が順調に進み16分、いよいよ脳波測定の時がきた。みのさんが被験者に寛平さんを指名し、暗室の方に連れてくる。そして私も逆サイドから登場。スタッフとの打ち合わせでは、そこでセンサーを寛平さんに装着することになっていた。しかし、みのさんが寛平さんをそのまま暗室のベッドに誘導。「ワッ! どうしよう」 振り返ってスタッフの方をみると、「いいですから着けて」と、口パクと大きな身振りで要求。

「分かりましたー」と再び方向転換して、寛平さんに突進(の気分)。最後の不安要素であったセンサーと額の接点をクリアーするために、寛平さんのおでこをウェットティッシュでゴシゴシ。左の耳朶もゴシゴシ。そして、カチューシャ型のセンサーを寛平さんに装着。ゲストの今陽子さんが「おもしろーい、孫悟空みたい」と。女性から「おもしろーい」「凄ーい」なんて言われると、それだけでどこまでも走れてしまう気分だ。男は単純である・・・。測定準備が完了しスタートボタンをクリック、グラフが動き始めた。しかし、脳波を検出しない・・・。

5秒経過、10秒経過。まだ、脳波を検出しない。司会者、ゲスト、高田先生が場をつないでいる。15、16、出た、やったー。脳波を検出し始めてグラフを描き始めた。一気に緊張が解けて脱力した。これで私の役割は果たせた。後は、番組の展開を楽しませてもらった。

感心させられたのが寛平さんの性格?だ。すぐにアルファ波が優勢になりリラックスしている。紹介が遅れたが、この日の特集は「夜グッスリ朝スッキリ春先に効果的な快眠法」だ。数分もすると、入眠時に優勢となるシータ波が出ていた。5分ほど経過したときにみのさんに起こされたが、その後またすぐにシータ波が優勢になった。テレビの収録でこんなに簡単にシータ波が出る人を初めて見た。まして生放送だ。

12時24分、測定が終了した。寛平さんからセンサーを外し、私の仕事は全て終了した。スタジオの片隅で、番組が進行する声を聞きながら撤収作業をした。本番前にお会いできなかったスタッフも来てくれ、測定がうまくいったことを喜び合った。そして、13時には日テレを後にした。

一つ気になったのは、「脳波の測定がゼロを示している箇所が目覚めているときである」という感じで番組が進行されたことだ。グラフがゼロを示しているのは、被験者が動いたりしているために発生するノイズででたらめな波形となってしまうのを防ぐためだ。微妙な表現の違いだが、根本の認識が正しくないと、誤解が増幅されて広まってしまう。そんな怖さを感じたのも事実である。

それにしても、良い経験をさせてもらった。冷静な頭で考えたら、リスクが大き過ぎるため、通常ならこの仕事はお受けしなかっただろう。でも、何かを突破するときというのは、通常ではない何かが働くものだ。覚悟を決めて取り組むことの重要性を感じた。

初めての生放送現場のために様子が分からない私を、ディレクターや放送技術者がしっかりとサポートして下さった。限界を突破できたとき、感謝の気持ちが自然に湧いてくる。帰路の車中では、心地良い脱力感と感謝の気持ち、そして達成感で一杯だった。

今朝には、本番で使った測定装置が日テレから戻ってきた。中には、日テレ特製のボールペンとシャーペン、タオル、買い物袋が記念品として納められていた。お袋は、買い物袋が一番気に入ったようだ。タオルも良い生地だなんて言っている。

当日放送された様子は、こちらに掲載しています。
http://www.selsyne.com/aim/products/fm-515a/#tv


セルシネ・エイム研究所 和田知浩

vol.60 『独立7年目に思うこと。』 2007.1.7


明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
沢山の人達に支えられて、独立7年目を迎えることができました。本当にありがとうございます。


さて、パーソナルサポートを受けるために私を訪ねてくれるクライアントの中には、「脱サラして独立したい」という人が多い。そんな人に私が必ず言うアドバイスが、「誠実+アルファ」だ。この言葉は以前にもこのブログで紹介したことがあるが、近ごろ益々この言葉、そして実践の価値を実感している。

なぜなら、私が以前勤めていた会社を通じて来て下さる新規のお客様が、毎月一定の人数いるからだ。退職して6年が経つというのに。

なぜだろう。独立間もない頃に、ネットで私を見つけたと連絡を下さる人はいた。でも、6年経った今でも申し込みが来るのは? 答えを言おう。理由は、勤めていた会社が私のことを宣伝してくれているからだ。今となっては何の貢献もしていないこの私を、お客様の誘導という形で今も助けてくれている。

なぜこんなことが起こっているのか。その答えこそが「誠実+アルファ」の効果なのだ。もちろん、前職の会社が親切心で私にお客様を紹介してくれている訳ではない。「芸は身を助く」ではないが、「誠実+アルファの貢献は、独立後の自身を助く」である。もう少し詳しく解説しよう。

実は、私がその会社に在籍していた当時に作り上げた有形無形の置き土産を、今もその会社が使ってくれているからだ。このことが間接的に、私へのプロモートになっているのだ。

例えば、在籍当時に私が開発した販促セミナー、プレゼン用PCソフト、能力開発ビデオ、ユーザー支援レター。更には、独立後に開発した速話聴取法、メルマガ、パーソナルサポート、セミナー等を活用してくれているのだ。

具体的には、この会社の川口徹取締役営業本部長が私のメルマガ「『成功する人』と『失敗する人』の決定的な違い」をもじって以下のようなセミナーを開催してくれたり
http://www.ssiblog.com/seminar/archives/03introduction/index.html
(現在は削除されているようです。当時の様子はこちらに掲載しています。なお、川口さんは現在同社の代表取締役だそうです。2007.8.1)

高松里江編集長がビデオ「成功する自己操縦法」を参考にして様々な出版を手掛けてくれたり
http://www.selsyne.com/aim/products/video/index.htm#videofaq
当時の部下達は言うに及ばず、マネジャークラスとなった後輩達が、セミナーレクチャーやセールストークで活用してくれているのだ。

昨年末に配信した「全メルマガ共通号外」
http://www.selsyne.com/aim/mailmagazine/backnumber-list/extra/2006nenmatu.htm
で触れたように、私は「著作権」に関してシビアだ。しかし、原作者の手を離れた使われ方でも、その量がある臨界点を超えると、恩恵が目に見えて原作者に返って来るのだ。

還元の割合を顧客情報から推察すると、おおよそ千三つの法則が成り立っているようだ。この会社の年商が70億円程であるから、その1000分の3が2千100万円。商品価格帯が、弊社はこの会社のだいたい10分の1だから、2千100万円の1割りで210万円。毎年この位の金額が前職会社の間接的プロモートのお陰で弊社の売上げに結びついている。

「誠実+アルファの貢献は、独立後の自身を助く」の具体的金額が、この数字だ。この数字はとても大きい。この会社が莫大な資金を投入して開拓している市場のお裾分けが、弊社に還元されて来るのだ。

それでは、なぜ市場のお金の流れが弊社にも巡って来るのだろうか。その理由は、お客様の一部に、「源泉に直接触れたい」という欲求を持つ人がいるからだ。こういう人達は、様々なルートを使って源泉を見つけ出す。そして、こういう人達は、価格が少々高くても気にしない。まして、10分の1の価格帯だから、「安いですねー」と言われる。苦労して見つけてくれているから、一層そう感じるのだろう。この流れの中に、いわゆる「こてこての営業」と呼ばれる労力は一切介在しない。

「あなたが独立したとき、このような流れは生じるだろうか?」。脱サラを考えている人は、是非自問してみて欲しい。もちろん、こんな流れとは全く関係なく、ゼロから頑張るというのも一つの在り方だ。しかし、生半可な意気込みでは、夢を実現するための努力は水泡に帰することになる。

あなたが独立を決意する切っ掛けは、あまり重要ではない。独立の切っ掛けは人それぞれだろう。独立後に功を奏するのは、現職での日常の働きぶりだ。今、本当に「誠実+アルファ」で在り続けているだろうか。能力は皆、似たり寄ったりだ。大切なのは、日常の心構えと実践である。

私自身、独立後にこんな効果が生じるなんていう打算があった訳ではない。ただひたすらに「誠実+アルファ」の取り組みを心掛けていただけだ。好きだからこそ、結果的に出来ていただけのことだ。ここで言う「好き」とは、単なるわくわく感ではない。わくわくを伴った使命感のことだ。

独立して成功する人は、誰でも「誠実+アルファ」をサラリーマン時代から実践している。少々小振りで、且つ自分のことを自画自賛するようで恐縮だが、具体例として私の当時を振り返ってみよう。

例えば、サラリーマン当時の業務の一つに「ユーザーフォロー」があった。フォロー部隊を社内に作ってもらって、全国をフォローセミナーで回った。しかし悲しいかな、10年の時が経過する頃になるとマンネリとなり、誠実な思いが色あせて来たことがあった。そんな時、私は先物取引で150万円の金を買った。なぜ150万円なのかというと、当時、自身がフォローアップしていた商品(能力開発プログラム)の最高価格が150万円だったからだ。

お客様というのは、特にこの種の商品は、買った後も幾ばくかの不安を抱えているものだ。「説得されて買ったけど、この決断は間違っていなかったのか?」と。そういうお客様に直接セミナーでお会いして、「間違いなかった」と心の底から納得して欲しい。

先物取引で買った商品の値が動くと一喜一憂する。その時の担当営業マンの意図と言動にも敏感になる。サラリーマンにとって150万円は大金だ。先物取引のルールを知らない人は、「値が下がっても、そのまま放っておけばいずれ値が戻るんじゃない」と思うかもしれないが、実際にはそんなに甘くはない。ある額まで値が下がると追証(オイショウ)というものを求められる。追証の金額は元金の半分程だったと記憶している。ここで追証を払わなければ、元金を失うことになる。

このときの心の動揺は、能力開発プログラムを買った人の不安と後悔によく似ている。このように、ユーザーが当初抱く不安を私自身もリアルに感じながら、お客様に満足してもらえるように「誠実+アルファ」のフォローを心掛けた。

別の話をしよう。能力開発プログラムが「物」である以上、ロットで製品を作るので在庫が出来る。今でこそ柔軟な商品生産が可能だが、当時は大量に作って在庫を抱えながら販売していくという形だった。そうすると、少し時代遅れの内容になったりしてくる。セミナーはナマモノだから、最先端のノウハウを提供できる。ここに格差が生じてくる。フォローセミナーに参加したユーザーは、能力開発プログラムが陳腐化した「物」としか見られなくなってくる。セミナーでレクチャーする側も、目新しいノウハウを披瀝したいという欲求がある。

こういう不幸が生じないように、細心の注意とアイデアを傾注した。あくまでも、ユーザーが自宅に持っているプログラムを生かすための視点でアドバイスした。この「誠実+アルファ」の努力がユーザーに浸透していき、商品と私に信頼を寄せて頂いた。

この取り組みによる副産物もあった。一部陳腐化した商品をバージョンアップするときに、効果的な改善が出来た。商品の完全フォローから逃げてしまって、「それはそれとして・・・」なんて言ってやっていたら、こんなパワーは出なかっただろう。 

更に別の話をしよう。速聴機(「速聴」は、SSI社の登録商標)の開発をコーディネートしたときも、この商品化を実現するために、深夜、土日も関係なく飛び回った。お陰で、当時の予想を大きく上回る速聴ブーム、ひいては「脳トレ」ブームにまで繋がった。セミナーの開催もそうだが、深夜、土日に動いたからといって、残業手当云々という発想がわかない。好きだからやっている、ただそれだけのことだ。

更に更に別の話をしよう。他部署で切手シートをちょろまかして換金していた社員が出たと聞くと、すぐに自分が受け持っていた部署内で「切手の使い方ルール」を示し実践した。「切手の管理なんて細かすぎる」と言うスタッフも出た。しかし、80円切手1シートが8000円だ。会社なんて、数千円から数万円の給与差で役割を割り振っているのだから、この金額は大きい。ルールや法律は、その時々に適したものに変えていかなければならない。この辺をなおざりにしてしまうと、組織は崩壊を始める。

会社勤めしていた頃に私が堅持していたアファーメーションは、「私は責任をもって決断し実行します」だ。会社の経営者に対して、部下に対して、お客様に対して、業者に対して、関わる全ての人に対して、私自身が「誠実+アルファ」であることを宣言したアファーメーションだ。これを例えば、通勤時に少し速めに歩きながら、そのテンポに合わせて心の中でつぶやくのだ。自己宣言の詳しいやり方は、いずれSeSMaTとして公開する。

最近は、この会社の社員やマネジャー達が「セルシネ詣で」と称して、たわい無い話しをしに顔を見せてくれるようになった。卒業した生徒が来たときの先生の気持ちってこうなんだろうなー、と思う。

今振り返ると、「誠実+アルファ」の原動力は「わくわくの使命感」ということだったようだ。使命感のある仕事が出来ている者は幸せだ。スポーツ選手も芸術家も、政治家、お役人、教師、サラリーマン、技能/技術者、主婦、僧侶、どんな形でもありだ。


好きなことが見つからないという人は、「コルパーの四根本」
http://www.selsyne.com/aim/calper/1okitegaki/6konpon/index.htm
を実践すると良い。必ず、「わくわくの使命感」という明確な人生目的が浮き彫りとなる。


「誠実+アルファ」の結果、図らずも置き土産となった信頼とノウハウが、今の私に環流している。

「誠実」で在り続けることは、あなたの人格を向上させる。「+アルファ」で在り続けることは、あなたの能力を確実に開発していく。

本当に独立で成功したいなら、今の仕事でこの瞬間から「誠実+アルファ」を実践することだ。


セルシネ・エイム研究所 和田知浩


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