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弊社代表和田知浩が、折に触れて気ままに「人生成功」に関するメッセージを投稿しています。
vol.335 「“簡易脳波測定士”になる徹底的に基礎講座」が始動する。まずはリモート開催の入門セミナーから。2022.9.25
一口に“脳波測定”と言ってもその目的は様々だ。
癲癇(てんかん)や不眠症の診断あるいは脳死判定で利用される医療行為もあれば、人の脳を機械やコンピューターと繋ぐブレイン・マシン・インターフェース(BMI)もある。
医療資格を持たない者が医療診断をしてはならないことは当然だが、BMIに携わる場合も高い技術と見識が求められる。
私が脳波測定をするようになった切っ掛けはバイオ・フィードバック訓練で、かれこれ35年になる。その呼び方は脳波フィードバックやサイコ・フィードバック、近頃はニューロフィードバックともいう。
フィードは注ぐ、バックは返す、すなわち五感では分からない脳波を機械に注いで、人に分かる音や表示にして返してくる。
俗に、アルファ波の状態が良いと言われるが、その状態になろうとしても成れない。今どんな脳波が出ているのか分からないからだ。
しかし、バイオフィードバック訓練をすることによって、自身の今の脳波が分かるから、徐々にそれをコントロールできるようになるのである。
ただし、「言うは易く行うは難し」である。私自身、バイオフィードバック訓練者としては未熟であると自己評価せざるを得ない。
愚直に取り組んできた脳波測定だが、石の上にも三年、その十倍を越える年月で蓄積したノウハウを認めて頂き、今では大学や企業、マスコミ等から脳波の測定/解析でオファーを受けるようになった。
大雑把に言えば、五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)への試料の作用が脳コンディションをどう変えるのか、その前後の脳波測定及び解析評価である。
快眠グッズや睡眠の評価を目的にする脳波測定の依頼も増えていて、医師の傍らで脳波測定器をオペレーティングすることもある。
もちろんバイオフィードバックを目的とした脳波測定も続けている。ただし、より成果を出すために、サポーティング・バイオフィードバック法という造語で取り組んでいる。
自律訓練法や催眠誘導、ヨーガ、エネルギーワークなどの確立したあるいは確立しつつあるメソッドの習得をバイオフィードバック法を補助輪のように沿える自己統御訓練である。
サポーティング・バイオフィードバック法を確立するために、様々な達人の門を叩いてきた。また、気律脳波の達人「ザ・マスター」の検定試験も立ち上げ、チャレンジャーの脳波測定をしてきた。
ここで改めて申し上げるが、医療的脳波測定は国家資格を有する医師や医療検査技師でなければならない。
ただしそれは、医師や技師に対して簡易脳波測定士が劣るということではない。簡易脳波測定士は、分を知って究める科学者であるべきだ。
“簡易脳波測定士”という名称を初めて聞く読者も多いだろう。これは、簡易脳波測定器のメーカー(フューテックエレクトロニクス株式会社)担当者と私が本プロジェクトを立ち上げるにあたって考えたものだ。
プロジェクトとは、簡易脳波測定士を養成する「“簡易脳波測定士”になる徹底的に基礎講座」のことで、昨年末にパイロット企画として「ドクターズセラピストのための簡易脳波測定器を用いた評価方法と実際の脳波測定例」をリモート開催して以来、ウェブページを少しずつ更新してきた。
この一年間ある組織の理事長職を突然に仰せ付かったために傾注できなかったが、やっと再開できる。
そのウェブページが「簡易脳波測定士への道」である。
私は、「脳波測定/脳コン解析サービス」を立ち上げてこの分野を開拓してきたが、その開拓力がまだまだ不足している。
基準を満たした質、そして大量の脳波測定データが欲しい。
そのために、同志になってくれる簡易脳波測定士を脳波測定器メーカーと共に養成することにした。
暗黙知のままのノウハウも、できるだけ形式知に顕在化させながら授業に生かしていきたいと思っている。
まずは、「“簡易脳波測定士”になる徹底的に基礎講座」の入門セミナーをリモート(Zoom)で10月1日(土)20時〜22時に開催し、その後も、第3水曜日と第1土曜日の同じ時間帯に継続開催する予定だ。
この2時間のセミナーは、1年前のパイロット開催の前から、脳波測定/脳コン解析サービスのオプションレクチャーとして顧客に提供してきたもので、脳波のいろはを分かり易く且つ楽しく学習できるようにまとめている。
入門セミナー修了者には、脳波測定コースと脳波解析コース、そしてビジネスコースを用意する。また、修了者の更なる研鑽の場所として交流研修会も開催する予定である。
本当なら大勢に集まって頂いて講座を開催したいのだが、現実には叶わないだろう。当面は、生で準オンデマンドという形も用意したいと思っている。すなわち、お一人の都合にも合わせて入門セミナーを開催し、3つの本コースも少人数になるだろう。
そうやって開催実績と成果を積み上げつつ、プロモーションに長けた人や組織とのご縁を待ちたいと思っている。
脳波測定/脳コン解析サービスもそうやって地道に続けて来て花が咲いた。これを始めたときのように、今もワクワクしている。きっと素敵なご縁があると信じている。
時代のニーズに応える簡易脳波測定士のプロになるべく、その道を歩み始める同志に巡り会えることが楽しみだ。
セルシネ・エイム研究所 和田知浩
vol.334 マッドサイエンティストの称号が嬉しかった、MBSの番組「日曜日の初耳学」で丸山桂里奈さんの入眠脳波を測定して。2022.9.1
先月28日にMBS(TBS系列)の番組「日曜日の初耳学」で私が脳波測定したシーンが放送されたので振り返る。
今回のテーマは「寝つきが劇的に良くなる『入眠グッズ』の紹介」で、その効果を検証するために元なでしこジャパン丸山桂里奈さんの入眠脳波を測定した。
桂里奈さんが横たわるベッドサイドへ行き脳波センサーを装着していると、桂里奈さんが語り掛けてきた。ここでいつも迷う。応じるとディレクターが「先生は話さないでください」と言ってくる番組もあるからだ。
でも今回は箍(たが)が外れた。本当に桂里奈さんの脳波に興味津々でワクワクしていたからだ。アスリートは尋常で無い集中力脳波を見せることがある。
急に私の様子が変わったものだから桂里奈さんが「先生急にこわーい」と。自身が寝ているベッドの傍らで男が覆い被さるように豹変したら確かに怖いだろう。まがりなりにも男と女であった。
このVTRを見ていたスタジオの人達から私に対する異名が飛び交った。
林先生からは「脳波フェチ」とも。
例えば一晩中脳波観察をしているときも、変化する脳波を私は刻々と実況解説する。特徴的な脳波にワクワクするし、正確に脳波が測定できていることに安堵もする。それらを皆と共有したいからだ。
しかし、確かに一晩中脳波モニターを見ながら実況解説するのは狂気の沙汰かもしれない。
同番組からはこれまでにも睡眠脳波測定のオファーを何度かいただき、同じように実況解説している。それがスタジオでどの程度流されているのかは知らないが、たぶんそんな布石もあったのだろう。
私がマッドになるときは、エーちゃんの楽曲「PURE GOLD」を“マッドラー”と歌っているときぐらいだ。しかし、“マッドサイエンティスト”か・・・、なんか嬉しい。さっそく周囲からも呼ばれてからかわれている。
久しぶりに「PURE GOLD」を聞きながらこの原稿を書いている。
今回検証した快眠グッズは「アイスバッテリー」である。
これを握って就寝する。
睡眠は軽い冬眠とも言える。温かかった体温が下がる過程でスーッと入眠する。
今回の脳波測定に用いたモデルはフューテックエレクトロニクス株式会社製のBrainPro「FM-939」、解析ソフトは同モデルのオプション「Analyzer+」である。
フューテックエレクトロニクス株式会社とのご縁は30年を越えたが、昨年同社の製品企画顧問を拝命した。これから益々ユーザーに喜んでもらえる脳波測定器の実現と普及に尽力していきたい。
今回のロケでも宝物を見つけた。この脳波は、桂里奈さんがアイスバッテリーを握って眠ったときの脳波だ。入眠一歩手前のうとうと状態にすぐなったのだが、私には気になることがあった。なぜだろう、なぜだろうと実況を繰り返した。
その答えが桂里奈さんのロケ現場でのコメントで分かった。私が何に注目したのか、あなたはこの脳波をみて分かるだろうか?
快眠グッズ「アイスバッテリー」の効果がハッキリと脳波に表れてそれを実況解説できたことに感謝している。
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